会議録 (2003年6月 第8日目 2003年6月24日 )

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発言者:中山千代和水と緑の部長

真間川水系の水質浄化と河川工事のあり方についてお答えいたします。
 まず、真間川は大潮のときは水なし川となってしまう。今後、一定の水量を確保する必要があると考えるがということでございます。現在、真間川水系の河川につきましては、全体が感潮河川となっております。この感潮河川とは、感じる潮の河川と書きますが、最下流に位置する真間川排水機場から真間川全体8.5q、大柏川は中流部に至る本北方橋付近、また国分川においても同様に中流域までの区間が潮の干満を受ける感潮区間となっておりまして、干潮時には川の水位がかなり低くなる状況となっているところであります。また、真間川の水位が低下することにより、平常時には、もう一方の放流口であります江戸川の根本樋門からは江戸川の良好な水質の水が逆に真間川へ流入してくることも、この感潮河川としての恩恵の1つであると考えているところであります。そこで、ご質問の国分川調節池24haの一部を利用して国分川、春木川の浄化施設を設置できないかという点につきましては、この国分川調節池は真間川流域総合治水対策事業の一環として、国分川、春木川の洪水を調節することを目的に、計画面積約24ha、調節容量30万3,000tの河川施設として、千葉県が平成6年度より事業を進めております。現在の進捗状況につきましては、用地取得が平成14年度末で約80%となっております。用地の取得のまとまった箇所から掘削を順次進めてきております。
 なお、春木川の浄化対策としましては、県が国分川の水を取水しまして、浄化して春木川へ流しております。その浄化の位置としましては、国分川との分岐点の最上流に千葉県が設置した水質浄化施設がありまして、平成11年度から平成12年度までの2カ年にわたり整備した施設で、日量3,000tの浄化能力がありまして、浄化目標BOD40r/旭を20r/旭以下とする計画で整備しております。また、この国分川調節池は約24haという貴重な河川空間を平常時には有効的に活用を図るため、平成13年度に国分川調節池整備計画検討委員会及び国分川調節池を考える会を発足して、この上部利用における計画づくりを進めてまいりました。国分川調節池を考える会では、これまで人と生き物の輝く池を次の世代に手渡そうというコンセプトを初め、整備基本方針、ゾーニングなどについての案の取りまとめを行いました。お尋ねの浄化施設を設置できないかということにつきましては、本来の目的であります調節池としての機能上、洪水時には河川の水をかぶり、泥などに埋まってしまう可能性のある施設であるため、管理上かなり難しいということ、また、構造物を調節池の中につくるということは、調節池の形状や容量変更にもつながり、全体計画の見直しが必要でありまして、上部利用計画や今後の用地取得への影響が出ると考えられます。また、国分川調節池の調節容量は30万3,000tを有するよう計画されております。その貯留管理をしていった場合においては、調節池の上部利用についてもかなり制限されることが予想されることや、真間川流域全体の治水面において、管理上可能か検討する必要がございます。いずれにしましても、現在のところ、千葉県では調節池内の浄化施設を設けることは考えていないということで、現行の計画で整備を進める方針と聞いております。また、市川市においても、国分川調節池整備計画検討委員会及び国分川調節池を考える会において、これまで整備についても検討されてきた経緯などを踏まえ、現行の計画として進め、早期完成を願うところでございます。
 次に、春木川、派川大柏川、大柏川の浄化対策についてでございますが、これまで河川管理者である千葉県は、河川の水を取り込み直接浄化する施設として、お尋ねの派川大柏川を初め春木川、現在建設中の大柏川への3カ所へ設置をしておりまして、川の浄化対策に取り組んでまいりました。派川大柏川の浄化施設は、平成10年度より平成11年度までの2カ年事業として、事業費2億1,800万円で派川大柏川水質浄化施設をまず最上流部に設けました。この施設は、日量2,400tの浄化能力がありまして、浄化目標BODの値が34r/旭を15r/旭以下とする計画の浄化施設として整備しております。そして、大柏川には上流部の柏井4丁目において大柏川水質浄化施設がありまして、事業費は15億6,000万円で、この浄化施設は、日量3万6,000tの浄化能力、浄化目標BOD値35r/旭を10r/旭以下とする計画で、平常時の大柏川河川全水量――これは船橋、鎌ヶ谷から来る全水量を浄化する施設として現在建設中でありまして、平成15年度中には完成すると聞くところでございます。
 このように、河川についての浄化は河川管理者の千葉県において行っているところでございますが、私どもとしましても、地域から発生する浸水対策として、河川の流入経路となる水路へ設置することとなりまして、これまで流入水路の設置した浄化施設は、春木川沿川へ3基の施設を設置してきました。この3基の各浄化施設は、平成3年度より平成5年度までの間に毎年1基ずつ設置しまして、総事業費は約4億2,400万円、国からの補助と千葉県からの補助を受けて設置してまいりました。この浄化能力としましては、これら施設の処理目標はBOD値100r/旭を20r/旭以下とする計画の浄化施設として設置しました。まず、1号機は曽谷8丁目7番地先の市道道路下へ設置、これは日量300tの浄化能力があります。また、2号機は曽谷公民館駐車場地下を利用しまして設置したもので、日量350tの浄化能力があります。そして、3号機は曽谷6丁目9番地先の百合台小学校裏の市道道路下へ設置したもので、日量850tの浄化能力があります。これら設置された浄化施設につきましては、現在のところ、良好に稼働しているところでございます。
 次に、ご質問の江戸川の水を真間川の浄化水として利用というご質問でございますが、川における利水ということにつきましては、この江戸川は、現在、首都圏の大事な水がめであり、日々1,000万人以上の人々の生活用水となっております。一たん渇水に見舞われると、その被害は甚大なもので、東京都民、千葉県民の日々の暮らしや都市機能すらも失うこととなります。ここ何年間は、幸い、夏場に水不足に見舞われることはありませんでしたが、一たん渇水となりますと、取水制限という措置がとられます。また、この江戸川は上水、工水、農水への利水として水利権が存在し、重要な水資源となっているところでございます。したがいまして、国では、今後、都市化が進み、増大する水需要にこたえ、安定した水を供給する必要があり、河川の水は重要な資源であると考えておりまして、その貴重な水資源を河川浄化として利用することにつきましては、大変難しいところでございます。先ほどご説明いたしましたが、既に現状において、江戸川に隣接する根本樋門より自然流入という形で、干潮時には江戸川の水は感潮河川である真間川へ流入してきている状況でありまして、あえてこの江戸川の水を使って真間川を浄化するということになりますと、国の利水面における貴重な水資源とする考え方、また、真間川下流部へ送るポンプ施設や用地などにかかる施設整備費用は巨額な費用となり、費用対効果を考慮すると、かなり難しいところでございます。
 次に、大きな2点目の春木川及び派川大柏川の改修工事の進捗状況ということでございます。まず、1級河川春木川の改修につきましては、一番下流に位置する春木川排水機場の整備から着手しましたが、この排水機場は、千葉県により平成6年度から約49億円の事業費をかけ、約1万1,000tの地下貯留施設と毎秒5tのポンプ能力を持つ施設として、また、上部の空間はテニスコートとして利用できるよう整備しまして、平成11年度に完成しました。それと同時に、河道改修についても、平成8年度から総合治水対策特定河川事業として着手しまして、現在、平成23年度を完成目標に改修を進めているところでございます。これまで、全延長2,210mのうち、下流部にある春木川排水機場付近の護岸158mは排水機場整備とあわせて完了しておりまして、橋梁部は12橋のうち曽谷橋より下流川の2橋が完成、現在、護岸240mを施工中で、今年度も引き続き護岸190mと橋梁部は2橋を施工する予定で進めております。そして、この護岸整備におきましては、春雨橋より上流部の河川用地が確保できる約700m区間における護岸は、少しでも自然創造型として自然に近づけようと多自然型の護岸整備を目指すところでございます。春木川の用地買収につきましては、曽谷橋付近において、県道高塚新田市川線の拡幅計画との調整が残っておりますが、買収予定面積約6,150平方メートルのうち、買収完了面積は5,150平方メートルとなっておりまして、買収率は平成14年度末で83.9%です。さらには、この1級河川春木川のこの改修時期にあわせまして、左岸側に幅員4mの市道を整備しようと春木川左岸道路整備事業を行っておりますが、そのうち市川市分として買収する1m分の用地買収の買収率は75%となっている状況です。
 次に、派川大柏川の改修につきましては、この川の沿線の一部は住宅地になっているものの、田園的な名残をとどめており、既に消えかけている川沿いの自然を取り戻す期待も担うところでありまして、豊かな自然をはぐくみ提供する場として、川の特質を生かした整備が望まれておりますことから、自然に配慮した整備としていく整備計画になっております。そして、整備の進捗につきましては、平成8年度より千葉県により総合治水対策特定河川事業として用地買収を行っておりまして、平成14年度末において買収予定面積1万5,000平方メートルのうち、買収完了面積が約3,800平方メートルとなっておりまして、買収率は約26%です。また、春木川と同様、派川大柏川につきましても、両側に幅員4mの市道を整備しようと、市川市分としての買収も行っておりまして、買収率は平成15年5月末現在で約24%、約390平方メートルの買収状況となっているところでございます。今後も引き続き用地買収を行う予定で進めておりますが、1級河川派川大柏川の河川改修完了は平成23年度を予定として、平成17年度より下流部から本格的な改修工事に着手する予定で進められております。今後、この川の改修整備につきましても、自然創造型となるよう、また少しでも自然へ近づくよう、緑化護岸や道路の緑化などについても、市の関係部局と調整を図りながら、施行者である千葉県と協議してまいります。
 以上でございます。

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