会議録 (2003年12月 第10日目 2003年12月11日 )

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発言者:小林 巧文化部長

文化振興政策として、写真家、故星野道夫さんの顕彰と支援についてのお尋ねにお答えいたします。
 昨日から文化会館において開催されております「星野道夫の宇宙」写真展は、初日からたくさんの見学者が訪れ、改めて氏が多くの人に愛され、親しまれていることを認識させられたところです。星野道夫さんは1952年に市川市南八幡に生まれ、平田小学校を卒業しました。大学1年のときに、あこがれていたアラスカのエスキモーの小さな村で3カ月間生活したのをきっかけに、大学卒業後、写真家田中光常氏の助手となり、アラスカの自然を撮る写真家を目指すようになりました。撮影対象となる野生動物を学ぶためにアラスカ大学に入学し、アラスカでの生活を始められました。極北の大自然とそこに生きる野生動物にみせられ、数多くの写真集やエッセー集を発行し、写真家、分筆家としての活動を続けていましたが、1996年8月、取材中にヒグマに襲われるという不慮の事故に遭われ、43年の生涯を閉じることになりました。国内におけるさまざまな写真賞を受賞し、日本人として初めて世界的に有名な自然科学情報誌「ナショナル ジオグラフィック」の表紙を飾るなど、世界的にも高い評価を受けたのであります。このように世界に誇れる写真家星野道夫氏の展覧会を星野氏の出身地である市川で実現しようと、市川青年会議所を中心に市民で構成する実行委員会が1年をかけて準備を進め、今、文化会館で開催されることになったものです。星野氏の写真展はこれまで全国各地で行われておりましたが、市民の手づくりによる展覧会の開催は今回の市川市が初めてだと思います。
 そこで、この展覧会をより多くの市民に鑑賞してもらうために、市としても積極的に協力させていただき、実行委員会の設立時から一緒に参加し、情報収集、広報活動等を中心に協力をしてきたところです。星野氏は1991年、市川市動植物園で講演会を開催しています。当時、聴講希望者が多く、抽せんに漏れた人たちが何とか話を聞きたいと動植物園に大勢詰めかけたと聞いております。講演会の後も、日本に帰ってくるたびに動植物園を訪れられ、アラスカの自然も好きだが、市川の身近な自然も好きだと、よく奥様に話されていたようです。この写真展はもとより、星野道夫氏をもっと身近に知っていただきたいと、市民まつり会場を利用してのPRや動植物園での奥様の講演、文化会館では、この写真展をプロデュースした三村氏の講演など多くの関係者による講演会を行い、少年自然の家のプラネタリウムを使っての星野道夫ワールドと、数多くのイベントが行われてきました。また、中央図書館では今月いっぱい、「星野道夫の愛したアラスカ」と題して特別展示を開催しているほか、本庁1階のエントランスホールにおきましても、星野道夫氏を紹介する展示も行っております。そして、先月には「マイタウンいちかわ」の番組で市長と奥様の対談も放送されております。星野道夫写真展実行委員会も、当初から今回の写真展のみならず、いつでも写真が見られ、星野ワールドに触れられる場所をつくっていきたいとの目標を掲げておりました。そして、星野道夫氏のメッセンジャーとしての役割を担う市民団体の基盤がここにできましたことから、今後は常設できる場所の設立に向けて何らかの組織づくりをしていきたいとのご提案もございます。本市といたしましても、写真家としての一面だけで星野道夫氏をとらえるのではなく、生きる者の生命の体系と循環性、普遍性を訴え続けた星野道夫氏をきちんと顕彰し、市川からのメッセージを発信していければと考えております。今後は遺族の方のご意思や、今回、献身的に企画から運営に携わっていただいた市民の方たちの熱い思いを尊重しながら、星野道夫氏の遺志をどのような形で引き継いでいくかについて、庁内の関係課等も含めて意欲的に検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

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