更新日: 2017年2月11日

いちかわ市議会だより平成29年2月11日号

7・8面(12月定例会号)

7面

■議会運営委員会の視察

【日程】
 平成28年11月7日~8日
【視察地】
 鳥羽市、四日市市
【視察項目】
 議会運営、議会改革の取り組み
【主な視察内容】
 視察した2市はいずれも議会改革の先進市であり、規模に応じた手法を各々取捨選択している。鳥羽市では出席者の固定化が進む議会報告会を一定のテーマにつき住民と議員が議論する形へと見直しを行い、四日市市では政策条例案の検討等を行う議員政策研究会の活発な活動が改革の原動力となっている。


■常任委員会の視察

○健康福祉委員会
【日程】
 平成28年10月26日~28 日
【視察地及び視察項目】
・大村市 食育に係る取り組み
・久留米市 認定こども園に係る取り組み
・大分市 待機児童対策
【主な視察内容】
 大村市は、食事バランスガイドや食育かわら版の作成等、多様な事業を展開している。久留米市は、事業者に対し的確な情報提供等を行い、認定こども園の保育認定部分が待機児童の解消にも貢献している。大分市は「すくすく大分っ子プラン」を策定し、保育の定員拡大と質の向上を積極的に図っている。

○環境文教委員会
【日程】
 平成28年10月31日~11月2日
【視察地及び視察項目】
・福井市 体力向上及び学力向上の取り組み
・寝屋川市 英語村(英語力向上プラン)事業
・大津市 温暖化対策に関する普及啓発事業
      環境学習事業
【主な視察内容】
 福井市では体力・学力の向上策として全教員参加の研究協議会の開催や運動部活動の活性化等に取り組んでいる。寝屋川市の「英語村」は学校外で外国人講師と英語だけで交流するもので、教員の授業力向上にも役立っている。大津市では自然環境への関心を高めるための体験型学習を積極的に行っている。

○建設経済委員会
【日程】
 平成28年10月31日~11月2日
【視察地及び視察項目】
・神戸市 都市農業の振興
・岐阜市 地域公共交通網形成計画
・浜松市 新産業創出事業費補助事業
【主な視察内容】
 神戸市は、化学肥料や農薬を使用しない有機農業に取り組み、また、食文化の都の構築を推進している。岐阜市は、市内に起終点を持つバス路線の再編に重点を置いた地域公共交通網の構築を検討している。浜松市は、市内企業の競争力強化を促し、新事業の創出を支援するための補助事業を実施している。


■東京外郭環状道路特別委員会
 供用開始後の環境監視など各委員が質疑

 東京外郭環状道路特別委員会を平成28年10月24日に開催し、国等の事業者を招き、外環道路に関する審査を行いました。
 委員会では、供用開始後の環境監視計画等について説明を受けた後、各委員から、供用開始後の自動車排出ガスによる大気質への影響を測定する固定局の設置計画について、供用開始に向けた市民への情報提供の手法について、また、京成菅野駅周辺のふたかけ上部の利用に関する整備内容等について質疑を行いました。
 これに対し、事業者からは、年間を通して測定する固定局を市内では平田地区と田尻地区の2カ所に設けること、市民への周知については外環千葉県区間の情報誌「みどりの道」をはじめ、様々な方法で情報発信する意向であること、また、市からは、京成菅野駅北側のふたかけ上部では2カ所の広場を計画しており、クロマツを中心とした植栽を計画すると共に、駅側に遊具やベンチ等を設置した広場を、菅野通り側には多目的広場を設置することを予定している等の答弁がなされました。

 
■政務活動費の現金出納帳をインターネットで公開しています

 政務活動費は、地方自治法100条14項に定める「議会の議員の調査研究その他の活動に資するため必要な経費」の一部として、条例に基づき交付されます。
 本市議会では、政務活動費の使途に対して疑義が生じ、大きな問題に発展したことを踏まえ、使途の透明性の向上を図ること等のため、政務活動費の交付に関する条例、同施行規則及び「政務活動費の運用手引き」を改正し、平成28年度から運用しています。
 政務活動費の支出状況については、これまで、過去5 年分の収支報告を市議会ホームページに公開してきましたが、28年度支出分から、これに加え、支出の内容を具体的に記載した「現金出納帳」を公開することとしました。

 
 市議会ホームページで公開する資料と公開時期

 ・収入支出決算書
  年度ごとに、決算終了後の6月15日までに公開
 ・現金出納帳
  上半期(4~9月)支出分
   → 当該年度の11月15日までに公開
  通期(1年間)支出分
   → 決算終了後の6月15日までに公開


○収入支出決算書とは
 市川市議会では、会派又は議員に対し、議員1 人当たり月額8 万円の政務活動費を、4 月と10月に、それぞれ半期( 6 か月)分をまとめて交付しています。交付を受けた会派又は議員は、年度末日をもって決算を行い、所定の様式で収支報告を提出し、残金があればこれを返金します。
 収入支出決算書は、会派又は議員が、1 年間の政務活動費の収支状況を使途の項目ごとに集計・提出するものです。

○現金出納帳とは
 現金出納帳は、会派又は議員が、政務活動費の交付を受けたこと、あるいは、条例等に定める使途基準にのっとって支出した際の現金のやり取りを、日付順に記録した帳簿です。
 現金出納帳には、現金のやり取りがあった年月日、その金額、差引残高のほか、当該収入・支出の内容が記載されています。特に内容欄は、購入した物の品名等(書籍の場合は書籍名まで)を具体的に記載することとしています。

 市議会ホームページには、これらの資料のほか、条例、施行規則や使途基準を示した「運用手引き」を合わせて掲載しています。

8面

■意見書

 12月定例会には、意見書案9件が提出され、議会はこのうち4件を可決し、5件を否決しました。
 可決した意見書は、12月16日に関係行政庁等へ送付しました。(審議結果はこちら

○ホームドアの設置と「内方線付き点状ブロック」の整備促進を求める意見書(要旨)

 平成28年8月、東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、盲導犬を連れていた視覚障がい者の男性がホームから転落し死亡するという大変痛ましい事故があった。
 現在、1日に10万人以上の乗降客数がある全国251駅のうちホームドアが設置されている駅は77駅にとどまっており、駅の安全対策の観点からも列車との接触や転落防止に効果が高いホームドアや転落防止柵の設置は急務である。
 また、ホームドア等が設置されるまでの対策として、視覚障がい者がホームの内側を判別できる「内方線付き点状ブロック」の整備も重要である。現在、1日の利用者数が1万人以上の駅での整備率は63%であるが、ぜひ全駅において整備を進めるべきである。
 よって、本市議会は国及び政府に対し、視覚障がい者を初め駅利用者が安心して駅ホームを利用できるよう、ハード、ソフト両面における総合的な転落事故防止対策の検討を急ぐとともに、駅ホームのさらなる安全性向上に向け、ホームドアの設置に当たっては全ての鉄道駅ホームの危険箇所の実態調査を速やかに行うこと等を強く求める。


■平成29年5月、市議会は仮本庁舎(新第2庁舎5階)に移転します

 平成29年度から現在の本庁舎(八幡1丁目)の建て替え工事が始まります。
 このため、市議会は平成29年6月定例会から、仮本庁舎となる新第2庁舎(南八幡2丁目)で開きます。


■平成29年定例会開会予定日

2月定例会 2月15日(水)
6月定例会 6月16日(金)
9月定例会 9月8日(金)
12月定例会 12月8日(金)

※上記は予定であり、事情により変更される場合があります。


[議案等の審議結果一覧]


■会派別議員名簿

 →こちらをご覧下さい。

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