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平成24年7月8日に行われた市民講座の報告

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更新日: 2018年3月26日

アンケート結果と講演の様子

 平成24年7月8日(日)に開催した市民講座のアンケート結果と様子
 
(会場)市川市市民会館
 
(講師)東京大学 総括プロジェクト機構 「水の知」 総括寄付講座 特任講師
      村上 道夫 氏
    
(来場者数)175名
 
(アンケート回答者数)144名
 
 
 
 
講演の様子1
講演の様子
講演の様子2
講演の様子3

講師に寄せられた質疑応答

講演会当日の質問

-Q1-
放射線による、がん以外の症状はあるのでしょうか。また、そのリスク評価はどう行っていくのでしょうか。
 
-A1-
白血球数の減少というような、ある一定の値以上に高い線量の時に生じる影響(確定的影響)は、現在の線量では起こりません。また、放射性物質による直接的な影響ではありませんが、住居や雇用などの生活環境の変化に伴うストレスによる影響は小さくないかもしれません。このような側面も研究・評価していかなくてはならないと思います。
 
 
-Q2-
将来的に、放射性物質の毎時1Sv(シーベルト)あたりの発がんリスクなどが、今より高くなる可能性もあると思います。その場合、結果として、現在の研究はリスクを過小評価していることになるのではないでしょうか。
 
-A2-
今回の研究のリスク評価は、現在わかっている範囲で算出したものになります。歴史的にも、随時、そのような発がんリスクは知見が積まれるにつれて変更されてきました。放射性物質については、体内での動態で十分に判明していない部分もあり、今後明らかになるにつれて、今回、そのような発がんリスクが高くなる可能性も低くなる可能性もあると思います。
 
 
-Q3-
食品の放射性物質の濃度を、国などの行政が正しく公表していくよう指導すべきではないでしょうか。
 
-A3-
数字をきちんと伝えていくことは大事なことです。国では普段食べている食品からの放射性物質の濃度のデータは公表されています。
 
 
-Q4-
魚を食べないことで他のリスクが増えるという話でしたが、放射能汚染を考えると魚を食べることに抵抗があります。
 
-A4-
食品には放射性物質以外の様々なリスクがあります。また、魚を食べないと、冠動脈性心疾患のリスクが増えるとの報告例もあります。放射性物質のリスクの事だけではなく、様々なリスクを考える必要があります。
 
 
質疑応答の様子
質疑応答の様子

アンケート用紙の質問

 
-Q5-
実効線量と等価線量2種が定められている意味を教えてください。
 
-A5-
「実効線量」は体全体への平均的な被ばく、「等価線量」は体のある部位(たとえば甲状腺など)の被ばくを示す指標と考えてください。放射性ヨウ素は特に甲状腺にたまりやすいという特徴があるため、実効線量ではなく、甲状腺等価線量の値をもとに飲食物の指針値が算定されました。
 
 
-Q6-
今回の講座はすでに発表されたものとのことなので出典を教えてください。
 
-A6-
放射性ヨウ素については、下記の査読付き学術論文に受理されました。
Michio Murakami, Taikan Oki : Estimation of thyroid doses and health risks resulting from the intake of radioactive iodine in foods and drinking water by the citizens of Tokyo after the Fukushima nuclear accident. Chemosphere, 87(11), pp.1355-1360, 2012.
放射性セシウムは国内学会にて発表しました。
村上道夫, 沖大幹 : 飲食物由来の放射性物質による東京都民への曝露量および発がんリスクの推定, 第46回水環境学会年会講演集, 2-D-10-4, p.249.(東京, 2012.3) [口頭発表]
 
 
-Q7-
市川市での被ばく量はどのくらいでしょうか。
 
-A7-
現在、計算を進めているところで、現段階ではっきりとしたことは申し上げられません。食品に入っている放射性物質については、普段から含まれているような自然放射性カリウムと比べると無視できる程度しかはいっていません。全体の曝露量を考えると、それ以外の放射性ラドンなどの内部被ばくや外部被ばくの影響の方が大きいと思います。日本の被ばく量は平均で年間1.5mSv(ミリシーベルト)、世界平均で年間2.4mSvです。市川市での被ばく量は事故前よりも上がったと思いますが、上がった分を考慮してもおおよそ世界平均と同程度になると思われます。
 
 

講演内容

講演内容の要約を掲載いたしました。
詳細はこちらをご覧ください。
 
 
 
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