更新日: 2018年11月1日

手児奈万葉歌オリジナルメロディー

 万葉歌に出てくる手児奈にまつわる高橋虫麻呂の歌「葛飾の真間の井を見れば立ちならし水汲ましけむ手児奈し思ほゆ」 (万葉集巻9 1808番歌)のオリジナルメロディー(主旋律)を募集しました。

応募期間 平成12年7月3日(月)~9月20日(水)
応募総数 71点
選考委員 村上正治(市川市芸術文化団体協議会 会長)他
入賞作品発表 平成13年3月25日(日)に文化会館で行いました。
受賞者
大賞 園田 純子 東京都青梅市
佳作 島筒 英夫 東京都小金井市
牛尾 次郎 静岡県島田市
井上 ともやす 市川市菅野
手児奈万葉歌オリジナルメロディー楽譜
広報いちかわ 2001年4月14日号 夢未来ホットアート1
シンガーソングライター 井上ともやすさん(34歳)

 市川市が募集した「手児奈万葉歌オリジナルメロディー」71点の中で、ひときわ審査委員の注目を集めたのが、井上ともやすさんの曲だった。万葉集のイメージとはほど遠いフォークソング調の曲は、若々しい感性に光っていて、見ごと佳作に選ばれた。
 その作品は、3月25日に文化会館大ホールで開かれた「手児奈フェスティバル」の会場で披露され、聴衆の心をとらえた。また、同日午前中に行なわれた「市川芸術文化集会シンポジウム」でも、ギターを抱えながら、15歳から歌を作り始めた思いや、市川に文化・芸術が強くはばたくことを訴えかけた。
 船橋出身の井上さんは、国府台高校に通っていたころから、プロを目指していたという。市川駅前でのストリートライブや、ライブハウスでの演奏も経験ずみだ。
「東京にすぐ出られるところ」「高校時代になじんだところ」ということで、菅野で暮らすようになって5年経つ。
 今回の「手児奈フェスティバル」をきっかけに、市川でも芸術文化に力を入れていることを知ったので、自分も市川で活動できればと思い始めている。
 プロのクラシックだけでなく、ストリートで活動しているアマチュアなども巻き込んだ芸術フェスティバルのようなものをやりたいなあと、長髪の間から目を細めて夢を語ってくれた。

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