更新日: 2019年4月5日

イッシー・レ・ムリノー市訪問団の来市

 2013年7月8日から11日まで、イッシー・レ・ムリノー市からアンドレ・サンティニ市長をはじめ7名の行政関係者と、市民16名が市川市を訪問しました。

 市川市とイッシー・レ・ムリノー市は、共に東京とパリという首都に隣接している点のほか、ICT(情報通信技術)を積極的に取り入れた点などの共通点があります。2009年に行政間交流をスタートさせ、2012年10月に交流分野を限定した都市間協定として、パートナーシティを締結しました。今回のイッシー・レ・ムリノー市代表団の市川市訪問は、締結後初めて実現したものです。

 連日35度を超える厳しい暑さの中、行政関係者からなる公式団は、東山魁夷記念館や市内で活動する芸術家の工房、ユネスコスクールとスーパーサイエンスハイスクール指定校である学校法人市川学園市川高等学校など、交流分野に関する施設を視察しました。

 また、両市の実務担当者が初めて顔を合わせて実務者会議を行い、盟約書に明記された「ICT施策、花と緑の街施策、文化・芸術の分野における自治体間交流及び青少年並びに市民交流」について、具体的な交流内容を協議しました。

 両市が締結時に交わした盟約書には、ICT施策、花と緑の街施策、文化・芸術の分野における自治体間交流及び青少年並びに市民交流を推進する旨明記されています。開催にあたって、市川市側はこの交流分野に関係する4部7課が連携して、具体的な交流テーマのアイデア出しや発表資料の作成など準備を重ねました。

 会議は、双方の提案発表の後、両市担当者から多くの意見や感想が出されました。特にイッシー・レ・ムリノー市側からは、今回の訪問期間中に視察した内容を踏まえた新しい提案も上がり、現在、両市はいくつかの交流の実施に向けて準備を進めています。

 一方、市民訪問団は市内施設を見学した後、市川市国際交流協会が企画した「日本文化体験」に参加しました。会員たちの協力のもと浴衣を着た市民団は、茶道や書道のほか、折り紙・独楽まわし・剣玉などの昔の遊びに夢中になっていました。

 最後は、両市市民を中心に100名を超える関係者が出席する中、在日フランス大使をお招きして夕食会が開かれました。琴の生演奏や十二単の着付けが披露される中、両市市民が身振り手振りを交えてコミュニケーションをとる様子も見られました。

 今回の視察や実務者会議の結果、両市は、交流の具体的な方向性を見出すことができ、実現に向けて動き出しました。今後は、その成果をご報告できるよう、両市のさらなる関係の強化に努めてまいります。また、市民同士の交流がより活発に行われるよう、引き続きサポートしていきたいと思います。

サンティニ市長ほか、国際関係、観光、教育、ICT、都市開発の担当者6名が来市
市川高等学校の生徒から、「日本」と「市川高校」について英語でプレゼンテーションを受ける様子
両市長挨拶の後、交流分野に関する今後の具体的な交流内容について、両市担当者で協議
日本文化体験を通して市民交流を図る様子
茶道や書道のほか、折り紙・独楽まわし・剣玉などの昔の遊びを体験

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 文化国際部 国際交流課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

電話
047-712-8590
FAX
047-712-8767