更新日: 2019年4月5日
平成26年度 災害時外国人サポーター養成講座
災害時外国人サポーター養成講座を開催しました。
市では、在住外国人の皆様への支援と、姉妹友好都市・パートナーシティとの交流という大きく2つの軸で国際交流事業を行っています。今回の事業は、在住外国人の皆様への支援の中で「災害対策」という非常に重要なテーマを扱い実施しました。
災害時には、日本語が不自由な外国の方々は、情報が入手出来なかったり周りとコミュニケーションを取れなかったりすることがあります。そのため、不安な想いを抱えたまま孤立してしまったり、困っても相談できなかったりと困難な状況に陥ってしまうことがあります。
そのような状況が起きないように、この講座は、主に日本人を中心としたボランティアの方々を対象に、災害時に外国人をサポートするにはどうしたらいいかを学ぶ、また、外国人を対象として、日本での災害対策について学ぶという二つの側面からアプローチしています。
この講座は、千葉県主催で平成23年度より毎年1回開催し、今回で4回目です。開催する場所は毎年異なり、今年は本市で2日間に渡り開催しました。
1日目(1月17日(土))はアイ・リンクルームでボランティア(サポーター)を対象に実施しました。災害時に外国人が直面する課題についてや、本市の災害対策について学びました。また、突然災害が発生したことを想定して、グループワークで対策について話し合いました。
2日目(1月24日(土))は、大洲防災公園内で、ボランティア(サポーター)と外国人のそれぞれを対象に実施しました。また、「仮想避難所」をつくり、災害発生後に避難所に外国人が避難していると想定した訓練を一緒に行い、問題点について話し合いました。
災害の発生を完全に防ぐことは難しいことですが、訓練をすることで災害の被害は減らすことが出来ます。これからも市内に暮らす外国人の方々の立場に立って災害対策を考えてまいります。
■参加人数
1日目 76人(ボランティア(サポーター)52名、見学者・関係者24名)
2日目 118人(ボランティア(サポーター)47名、見学者・関係者34名、在住外国人37名)
2日間延べ人数 194名