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文化財(市指定)−真間万葉顕彰碑

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更新日: 2011年5月13日

真間万葉顕彰碑

真間万葉顕彰碑の写真
真間万葉顕彰碑
 万葉集には、真間の手児奈の伝説を詠んだ山部赤人や高橋虫麻呂の歌をはじめ、真間の地を歌った10首ほどの歌が載せられています。その歌の中に「われも見つ人にも告げむ葛飾の真間の手児名(奈)が奥津城処」(山部赤人)、「勝鹿の真間の井を見れば立ち平し水汲ましけむ手児奈し思ほゆ」(高橋虫麻呂)、「足の音せず行かむ駒もが葛飾の真間の継橋やまず通わむ」(読み人知らず)の3首がありますが、それぞれの歌のゆかりの場所に立てられているのが3つの真間万葉顕彰碑です。赤人の「奥津城処」とは墓所のことで、現在は手児奈霊堂が建ち、虫麻呂の「真間の井」は亀井院にある井戸がそれだと伝えられています。また、読み人知らずの「真間の継橋」とは、かつてこの地域が真間の入江の開口部であったころ、いくつもの洲を渡るのにかけられた橋のことです。

 3つの碑はいずれも小松石で作られた、高さ1mほどの角柱で、万葉集の古歌を顕彰した最古の碑として価値があります。建立者は大工頭ながら学識の高かった鈴木長頼で、気品ある楷書の碑文も長頼の手によります。碑の左右には「住待上人日貞議 鈴長頼立碑勒銘」の文字と、背面に建立時を示す「元禄九丙子仲春」の文字が刻まれています。

附 鈴木長頼蔵骨器及墓誌

 昭和35年、鈴木家の墓地を修復した際に、高さ38cm、口径38cm、底径24cmの瓶が見つかりました。中には火葬された骨があり、蓋に刻まれた墓誌から鈴木長頼のものであることが分かりました。瓶は250年も地中にあったとは思えないほどしっかりとしており、蓋は厚さ2mm、直径40cmの銅板製で緑青に覆われていましたが、表面の長頼の没年を示す「宝永二年・・・」の文字や、裏面の死亡時の状況を記した墓誌ははっきりと読みとれます。蔵骨器は現在亀井院に保管されています。
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