更新日: 2018年7月13日

教育長室からのお知らせ No.36(平成30年7月)

 このたびの西日本の集中豪雨では、川の氾濫、土砂崩れなどにより、甚大な被害が発生しました。被災されたすべての方々に衷心よりお見舞いを申し上げます。
 そして、大雨特別警報が発令され、特に被害の大きかった広島県、岡山県、愛媛県など11府県の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 私たちも今後、支援をさせていただきたいという気持ちでいることをお伝えしたいと思います。

 暑さも本番になってきました。各園・学校では、暑い中での活動への対応もしっかり取り組んでまいりたいと思っております。
 さて、6月は、市川市議会が開催され、市長の所信表明がありました。これからの市政において、大切にされていく次の3つの方針とそれぞれに取り組む主な施策について述べられました。

 1 「人と健康を守る」  2 「くらしと環境を守る」  3 「夢と未来を守る」

 私は、市長が示された3つの方針は、本市の教育においても、あてはまることだと考えています。

 1 「子どもを見守る」  2 「教育環境・学校環境を整え、見守る」  3 「子どもたちの夢をはぐくみ、未来の成長を保証できるよう、見守る」

 市川市の教育においては、子どもたちのために、この3つの『見守る』という取り組みを進めていかなければならないと改めて考えています。

 1つめは、「子どもを見守る」です。
 子どもに向き合い、子どもの思いや考えに寄り添い、子ども一人一人の可能性を伸ばしていくことです。子どもの抱える困難は、複雑化・多様化してきていると言わざるを得ません。子どもが抱える様々な困難を把握し、きめ細かい指導が必要です。
 さらに、いじめの早期発見と早期解決、不登校の子どもの思いに寄り添った対応など、今まで以上に見守っていかなければならないと思っています。

 2つめは、「教育環境・学校環境を整え、見守る」ことです。
 園・学校では、子どもたちの安全・安心な生活のため、廊下・階段等の危険への対応、校舎内での過ごし方のルールの確認などの徹底をしています。
 また、通学路における児童生徒の安全確保を徹底するために、園・学校施設内及び学区や通学路の安全点検等を実施しているところです。危険・異常個所が確認されましたら、迅速に適切な対応を進めます。
 さらに、子どもたちには、自分の身は自分で守れるための安全教育の徹底を行ってまいります。

 3つめは、「子どもたちの夢をはぐくみ、未来の成長を見守る」ことです。
 このことは、「教育長室からのお知らせ」No.33に書かせていただいた4つの『づくり』の取り組みをさらに進めていくことだと考えます。家庭・学校・地域・行政が一体となった「地域とともにある学校(コミュニティ・スクール)」と学校間の連携を図った「連続性のある学びの実現」に取り組んでいきたいと思います。

 子どもたちは、まもなく夏休みを迎えます。保護者・地域の皆様には、子どもたちが健康で安全で充実した夏休みを過ごせるよう、園・学校からのお知らせなどを参考に、ご指導・ご支援のほどよろしくお願いいたします。
 
                                                         教育長  田中 庸惠
 

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