よくある質問

市民講座での質問と回答

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更新日: 2012年5月24日

 

 1. 家の周りの数値が高いのですが子供に外遊びをさせていいのですか(公園の砂場遊び等)?

  家の周りの空間線量が分かっておられるのでしたら、普通の生活をした場合に一年間にどのくらいの外部被ばくを受けるか概算してみると良いでしょう。この線量以下では安全、以上なら危険というような基準となる値はありませんが、ICRPが一般公衆の被ばく限度としている年間1mSvが目安となるでしょう。1mSvを超えるような状況でしたら何らかの対応を考えても良いと思います。

  また、一般的に線量が高いとされる水路の枡、排水溝、雨樋の枡などに必要以上に近寄らないこと、小さなお子さんが遊びで土や砂を口にすることは避けるべきでしょう。

 

2. 2才の子が地面に近いのですが大丈夫ですか?

  小さなお子さんは体が地面に近いので、大人と比べて受ける放射線量は若干高くなることは事実ですが、ご質問1に対する答えと同じです。

 

3. 他の地域より数値が高い場所に住んでいるため除染の方法を教えてください?

  現在放射性物質のほとんど全てはセシウムで、地面の土やコンクリート、アスファルト、樹木の枝葉などに付着しています。セシウムは特に土の粘土質と強く結合する性質があり、土と一緒に動いて水路の枡、排水溝、雨樋の枡などに高濃度に蓄積することが知られています。除染の方法としては、セシウムが蓄積するこれらの場所にある泥を水で良く洗い流すこと、地面の表土の除去や天地換え、落ち葉の除去、樹木の枝葉の剪定などが有効と思われます。

 

4. 除染はしないよりしたほうが良いのでしょうか?

  ご質問3に対する答えと同じです。

 

5. 今、私達にどのような危険があるのでしょうか?

  福島県の人達を含めて福島原発事故による健康影響で考えなければならない疾患は発がんだけですが、100mSvより少ない放射線量で発がんが増えるのかどうか残念ながら分かっていません。放射線による発がんリスクが閾値なしの直線仮説(発がんリスクは放射線量がゼロから線量に比例して増加するという仮説)に立てば、市川市でも福島原発事故による発がんリスクはゼロではありませんが、環境中の他の発がん因子によるリスクと比較した場合そのリスクは小さいと考えられます。

 

6. 小学校の子供がいますがこの子供への影響も教えてください?

  お子さん、特に乳幼児は放射線による発がんの感受性は大人より2−3倍高いと言われています。これは発育中の子供の体には放射線によって癌になる元の細胞(幹細胞)が割合として多く存在するからと考えられています。子供の方が放射線の防護を厳しくする必要がありますが、年間の被ばく限度1mSvで子供を含めた公衆が合理的に防護されるとICRPは考えています。

 

7. 子供と大人の影響の違いについて教えてほしい?

  ご質問6に対する答えと同じです。

 

8. 放射線をできるだけ浴びないような方法、身近な生活の中で気をつけなければいけない行動など具体的にすぐ実行できるような身の守り方も教えてほしい?

  除染に関してはご質問Q3に対する答えと同じです。放射線を可能な限り浴びない方法としては、鉄筋コンクリートの高層建造物の高層階に住み、不必要な外出をしない、食べ物はセシウム不検出であることを確認するなどが効果的ですが、多くの人にとって現実的ではなく、可能な人にとってもQOL(生活の質)を下げてしまう原因になりかねません。

 

9. 報道されている内容で何が本当で何が嘘なのかを知りたい?

  政府や東電からの情報発信が遅かったのは事実ですが、その内容の真偽については判断でません。一部週刊誌やネット情報には明らかに誤った情報や読者をミスリードする記事が多いので、注意すべきです。

 

10.子供が外で遊ぶにあたっていいこと、いけないことを具体的に知りたい?

  ご質問1に対する答えと同じです。

 

11.子供、孫達の未来は今後どのようになるのか教えてほしい?

  ご質問5と6に対する答えと同じです。

 

12.スポーツをしている人は何か気をつけた方がいいか?

  特に注意しなくてはならないことはありません。しかし、放射線の被曝線量を可能な限り少なくしたいと考えておられる方は比較的空間線量が高いことが分かっている公園や運動場の長時間の利用はしない方が良いでしょう。

 

13.台風や雨で除染できないの?

  家の壁やコンクリートの道路などに水を強く噴射することで除染する方 法がありますから、台風や強い雨にはある程度の除染効果はあると思われ ます(結果として吹き溜まりや泥水の溜まり場、例えば排水溝や樋に放射性物質が集中することになりますが)。

  また、一度水を強く噴射しても除去出来ない放射能は同じことを何度やってもなかなか除染できません。

 

14. 庭は大丈夫なの?

  市が実施している公共施設における空間線量の実測値を踏まえるとほとんどの個人の住宅の庭での除染作業は必要ありません。

  しかし、放射線の被曝線量を可能な限り少なくしたいと考えておられる方にとっては、放射性セシウムが高濃度に蓄積することが知られている家の周りの水路の枡、排水溝、雨樋の枡などの清掃、落ち葉の除去、樹木の枝葉の剪定などは有効です。徹底的に除染したいという場合はさらに地面の表土の除去や天地換えが有効です。

 

15 これまでCT、X線等沢山の検査を受けているのでその影響は?

X線CTやPETなど放射線を利用した診断や治療による被ばくは平常時の公衆の被ばく線量限度(年間1mSv)に含めないことになっていま す。これは個人の健康にとって放射線を利用した診断や治療による利益が 放射線被ばくのリスクよりも大きいと考えられるからです。

  しかし、頻繁な放射線診断や治療が放射線被ばくのリスクを高めることは事実ですから、今までの医療放射線による被ばく線量をある程度把握し、今後放射線を利用した診断や治療の際にはお医者さんに良く診断や治療の必要性について説明してもらうべきでしょう。現在、医療による放射線被ばく線量を個人毎に管理するシステムはありませんが、今後そのようなシステムが開発されるはずです。

 

16 ネットでの情報が多すぎて何が正しいのかわからなくなります。信頼度の高いサイトがありましたらご紹介下さい?

  確かにネットにはありとあらゆる情報が氾濫しており、この情報は正しく、あの情報は間違いだといちいち指摘することは不可能です。手前味噌ですが、放射線関連の学会(例えば日本保健物理学会、日本放射線影響学会等)が開設しているホームページに掲載されている情報は科学的知見に基づいた情報を一般の方々に分かりやすく提供しています。

 

17 この放射線の影響(食品や汚染の強い場所に近づかない)などについてどのくらいの間注意を払う必要があるのでしょうか?

  外部被ばくに関しては市が年間1mSvの限度を設定し、対応していますので外部被ばく線量は今年多くても1mSv、2年経つと線量はほぼ半分に低下します。また、内部被ばくとして問題となる食品の汚染は流通段階で汚染検査が継続して実施されているので大きな被ばく線量にはなりません。このような状況を鑑みると市川市で通常の生活をしていても今回の原発事故による放射線被ばくが大きな健康上のリスクになるとは考えられません。

  しかし、個人によって健康リスクに対する考え方は多様で、放射線の被曝線量を可能な限り少なくしたいと考えておられる方にとっては注意すべき点はいくつかあります。外部被ばくを減らすためには比較的空間線量が高いことが分かっている場所に近づかないことや除染をすること(空間線量は2年経つと自然に半減しますが、それ以降減少する速度は極めて緩慢になります)、食品については可能な限り生産地の異なる多様な食材を使用すること、より徹底する場合は高汚染地域の食材を利用しないというような対策が相当の長期間(数年から十年単位)に亘って必要となります。

 

18 食品によって放射性物質を吸着、排出を促すものがあれば知りたい?

  放射性物質を吸着、排出を促進する物質の候補として食品中のいくつかの成分が研究されていますが、実用化されているもの、或いは近いうちに実用化されそうなものはありません。放射性セシウムの場合、大体100日で半分が自然に体外に排出されますから、得体の知れないものを摂取して放射能を排出することを考えるよりも放射性物質で汚染したものを摂取しない努力の方が大事です。

 

19 過去のミネラルウォーターを飲んでも大丈夫でしょうか?

  ミネラルウォーターは地下水を原料としているはずですから、今回の原発事故の影響はまず受けていないと考えて良いと思います。また、名の知れた企業が販売している商品の場合、商品管理がしっかりしていて原発事故以降商品の放射能汚染管理もされているようですから、飲んでも全く問題ないと思います。

 

20 土の中にはしみこんでいかないのですか?

  放射性セシウムの場合、土壌の成分と強く結合するので、地面の表層部分から深部に移行する速度は非常に遅いと考えられています。チェルノブイリ原発事故から25年が経過しましたが、事故で地表に降り積もった放射性セシウムのほとんどは未だに地表面から数cm以内に存在することが分かっています。

 

21 セシウムは土壌に多く含まれているとのことでしたが、ホットスポット等で地下に吸収された雨水は後に地下水に達した場合、何十年後かわかりませんが地下水にセシウムが含まれている可能性はありますか?

  放射性セシウムの場合、土壌の成分と強く結合するので、地面の表層部分から深部に移行する速度は非常に遅いと考えられています。しかし、放射性セシウムが地下水に全く移行しないとも言えません。仰る通り、地表より浸透した水は数十年から数百年をかけて地下水脈を移動し、また人に利用されています。地上に降り積もったセシウムがどの程度地下水を汚染するかは土壌の成分や地下水脈の大きさと構造に大きく依存するはずで一概に言えません。

 

 

 

 

 

 

 

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