更新日: 2021年1月18日

三番瀬再生に向けた市の姿勢と県への働きかけ


 三番瀬は、市川市民にとって、本来、身近にあるはずの大変貴重な海でありながら、直立護岸により海に触れることさえできない状態を強いられてきました。
 また、千葉県は、市川二期地区の埋立計画や埋立中止後の三番瀬再生計画の検討等に時間をかけて長い期間何も手を加えず放置してきました。その間、干潟の消滅や護岸の崩壊の危険など、三番瀬を生活の場としている漁業者や地元企業は翻弄されてきました。
 市川市は、既に、市民・漁業者・企業・議会と共に同じ方向性を合意し、構想・計画も策定し、かつての三番瀬のような海水循環が図られ、しかも、市民が身近に海に親しめる干潟の再生を目指しております。
 しかし、千葉県が行う三番瀬の再生事業は、調査や検討などに時間がかかり、塩浜2丁目の危険な護岸の改修事業を除くと、海の再生につながるほとんどの事業が進んでいません。その間にも、里海である三番瀬の漁場環境は年々悪化しており、漁獲量も減り続けています。
 これまで、市川市、市川市議会、地元自治会、漁業協同組合などは、再三、県に対し、三番瀬の海の再生などを早く進めるよう要望、要請しています。
 
 
※ 最近の要望活動など
○平成21年 4月 森田知事に各団体から要望書が提出されました。
・南行徳・行徳両地区自治会連合会:「行徳の海(三番瀬)の早期再生整備及び本行徳石垣場・東浜(江戸川第1終末処理場周囲)の課題対策について」要望書が提出されました。
・市川市行徳・南行徳漁業協同組合:「漁場環境の早期改善及び漁港整備について」要望書が提出されました。
・市川市塩浜協議会:護岸整備や市川航路の浚渫等4項目からなる「塩浜地区に関する要望について」が提出されました。
 
○平成21年 5月 市川市から森田知事へ「三番瀬の再生と行徳臨海部の環境改善に関する要望書」を提出しました。
 
○平成21年 9月 市川市議会にて、市民が親しめる海辺の再生や漁場環境及び自然環境の改善、塩浜護岸の早期改修の3項目からなる「三番瀬の再生と行徳臨海部の課題解決に関する意見書」が議決され、9月25日付けで千葉県知事あてに提出されました。
 
○平成21年10月 千葉県議会にて、南行徳地区自治会連合会等の5団体連盟により提出された、干潟の再生や漁場環境の改善、市民が親しめる海辺の再生、塩浜1丁目~3丁目護岸の早期改修の4項目からなる「三番瀬の再生について」の請願が採択されました。
○平成22年7月 市川市から千葉県知事へ「市川航路の浚渫土砂活用による干潟の再生及び覆砂に関する要望書」を提出しました。
○平成23年5月 市川市から千葉県知事へ「塩浜1丁目護岸の安全対策及び早期完成に関する要望書」を提出しました。
○平成23年11月 市川市から千葉県知事へ「三番瀬再生に関する要望書」を提出しました。 

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