広報いちかわ1月1日号 特集2・トピックス

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更新日: 2018年1月1日

特集2: 季節を感じ伝統をつなぐ いちかわの年中行事

 
 

[特集]目次

[特集2] 季節を感じ伝統をつなぐ いちかわの年中行事

 昔から新年を迎えると、その年の作物の豊作や家族の健康などを願ってさまざまな行事が行われてきました。市内で行われてきた年中行事は、農業にまつわるもの、川や水辺にまつわるもの、信仰と係わるものなど、地域の人々の暮らしと密接に関わっていました。今回は新春に行われる「国府台辻切り」と「御奉謝(おびしゃ)」など、都市化した今も市内で行われている年中行事と、伝統を次世代へつなげる活動を紹介します。

問い合わせ=TEL047-712-8632広報広聴課


新春

▽市指定無形民俗文化財 国府台辻切り/1月17日
 ワラを編んで2メートルほどの大蛇を作り、地区の四隅の木に結びつけます。かつて村の出入口にあたる四隅の辻(十字路)に大蛇を設置し、悪霊などを断ち切ったことから、この名が付きました。大蛇が悪霊や病気などを追い払い、その地区を1年間守ってくれると言われています。国府台では大蛇を4体作りますが、堀之内では1体作り、歴史博物館に収められます。
日時=1月17日(水)午前9時〜午後10時30分
会場=国府台天満宮(市川市国府台3-11-11)
問い合わせ=TEL090-1848-9532国府台辻切り保存会(石井)

1.大蛇の目の中には、昨年の大蛇を燃やした灰を入れます/2.ビワの葉で耳を付け、お神酒を飲ませて魂を入れます/3.国府台の4カ所の木の上に結び付けます

国府台辻切り保存会 石井 孝樹さん<インタビュー>
 辻切りの行事は27歳のときから42年間携わっています。この行事は、昔は国府台天満宮の氏子の農家たちが担い手でした。担い手が高齢化する中で、辻切りの伝統を守り、地域の人が参加しやすくするため、今では消防団の若手の方にも協力してもらい行っています。
 辻切り当日は、小学生も見学に来ます。その子たちが伝統行事を知って地域に興味を持ち、この地域に住んでいてよかったという郷土愛につながればと思っています。

▽市指定無形民俗文化財 御奉謝(おびしゃ)/1月20日
 駒形大神社の御奉謝は、杯に酒をなみなみと注ぎ、氏子が相方とにらみ合い、杯を同時に飲み干します。このとき、笑ったり無礼な態度をとったりしたときは、両者がさらに酒を飲むことになります。周りも笑わせようとはやし立て、にぎやかに進む行事です。市内では駒形大神社で行われる御奉謝が有名ですが、原木、大野迎米、宮久保など市内各所におびしゃという行事が残っています。
日時=1月20日(土)午前9時〜午後3時
会場=駒形大神社(市川市大野町4-2757)
問い合わせ=TEL047-337-8901(中村)

4.しめ縄の中で「三臼の餅つき」をします。1回目と2回目についた餅が供物に、3回目の餅が「餅ぶつけ」に使われます/5.「餅ぶつけ」には厄払いの意味もあり、この餅に当たると縁起がいい、持ち帰って食べると風邪をひかない、などといわれています/6.笑ってしまうともう一杯飲みます

○市内の「おびしゃ」について知りたい
市川市史編さん事業調査報告書『市川のオビシャとオビシャ文書』(300円)にまとめられています。
問い合わせ=TEL047-300-8020文化振興課

○「おびしゃ」を見たい
「ボランティアガイド市川案内人の会」によるウオーキング
コース=JR市川大野駅改札周辺集合→駒形大神社(おびしゃ見学)→禮林寺→JR市川大野駅解散
日時=1月20日(土)午後0時45分〜3時30分(小雨決行)
問い合わせ=TEL047-324-7751ボランティアガイド市川案内人の会(いちかわ観光・物産案内所内)

(観光交流推進課)

春

▽初卯祭(はつうさい)/2月 葛飾八幡宮(市川市八幡4丁目)
 2月の立春を過ぎた最初の「卯」の日に行われます。

▽湯の花祭り(湯花神事)/2月20日 白幡天神社(市川市菅野1丁目)
 「初卯祭」「湯の花祭り」はともに、大釜に煮えたぎらせた熱湯を、熊笹の束で参詣者にふりかけ、一年間の無病息災を願う行事です。

▽団子あげ/2月26日 子之神社(市川市北方3丁目)
 白団子をつけた梅の枝を奉納し、豊作と無病息災を祈ります。

端午(たんご)の節句 菖蒲葺(しょうぶふ)き▽端午(たんご)の節句 菖蒲葺(しょうぶふ)き/5月
 端午の節句の前夜に菖蒲とヨモギを束にして屋根に並べ、家内安全を祈願します。かつて市内で行われていて、今では見られなくなっていたものを、白幡天神社で復活させ、近隣の小学校が体験しに来ます。

夏

▽水神祭り/6月 湊水神宮(市川市湊)、7月 根本水神宮(市川市市川4丁目)
 根本水神宮の水神祭りは、もともとは船頭の安全を祈願したお祭りです。以前は子どもが水の事故に遭わないよう、きゅうりに子どもの名前を書いて川に流し、カッパに供えていました。

神主を招いて祈祷(きとう)を行います▽行徳 山開き/7月1日 稲荷神社(押切)
 稲荷神社(押切)境内に富士塚があります。その昔、富士山の噴火で出た溶岩を運んで積み上げたと言われています。本家の富士山の山開きと同じ7月1日に、この富士塚でも山開きを行います。

色とりどりの灯籠が真間川に浮かびます▽灯籠(とうろう)流し/7月第3土曜日 真間川(手児奈橋付近)


手児奈霊神堂の境内で行われるほおずき市は、夏の風物詩となっています▽ほおずき市/7月第3土・日曜日 手児奈霊神堂(市川市真間4丁目)

秋

行徳の神輿の担ぎ方(もみ方)には地すり、さし、ほうり受けというものがあります▽秋祭り/10月
 この時期、市内の多くの神社で例大祭が行われます。

○行徳五ヶ町例大祭(3年ごと 次回は2020年)
 本行徳1〜4丁目と本塩の5つの町会で神輿(みこし)の渡御(とぎょ)が行われます。約500キログラムもある神輿を24人で担ぎます。

○香取神社例大祭(行徳四ヶ村)(3年ごと 次回は2019年)
 欠真間・香取・湊新田・湊の四ヶ村で行われます。

○春日神社(市川市市川3丁目)
 市指定有形民俗文化財の武内宿禰山車(たけのうちのすくねだし)人形が披露されます。

○上妙典八幡神社(市川市妙典1丁目)
 千貫神輿ともいわれる、大きくて重い神輿を担いで行われます。


中台製作所 中台 洋さん<インタビュー>
 行徳にはかつて後藤神輿、浅子神輿という神輿店がありましたが、今でも神輿を作っているのは、うちだけになってしまいました。行徳で神輿作りを続け、市外や国外にも知ってもらうことにより、行徳、ひいては市川を盛り立てていければと思い、そこに向かっていろいろと活動しています。
 お祭りは、昔から伝わる大切な伝統行事ですが、その文化や伝統を継承するには伝え方を変化させなければ、継承はできないと思います。

冬

福を招き、商売繁盛を願って熊手を飾ります▽酉(とり)の市/11月酉の日 法華経寺(市川市中山2丁目)

 

昔のくらしを見てみよう
歴史博物館 企画展「発見 体験 昔のくらし」

 主に昭和の衣食住にかかわる道具の移り変わりや市内の年中行事を紹介しています。

日時=2月18日(日)まで
会場=歴史博物館
問い合わせ=TEL047-373-6351同館

 

トピックス

市公式フェイスブック 市公式フェイスブックに掲載した市内の話題・出来事をお届けします。

道の駅「いちかわ」 工事進行中[12月12日]

道の駅「いちかわ」 工事進行中[12月12日] 平成30年4月開業予定の、市川市初となる「道の駅」。
 みなさんからの投票で名称が道の駅「いちかわ」に決定し、11月29日には「いちかわ」の名称を応募してくれた、荒木さん、河村さん、日高さんへ感謝状が贈られました。
 名称決定へのたくさんの投票ありがとうございました。
 また、写真は道の駅「いちかわ」の直近の様子です。
 鉄骨が組まれ少しずつ道の駅の形がわかるようになってきました。
 開業に向け工事進行中です。

トップアスリートが直接指導[12月10日]

 市川市ソフトボール協会主催で、第16回世界女子ソフトボール選手権大会のPRイベントとして、中学生を中心としたソフトボール講習会が開かれました。講師は、実業団トップクラスの日立サンディーバの選手のみなさん。
 日本代表レベルの選手から直接、守備やバッティングの指導を受けられるとあって、参加している子どもたちの視線は、まっすぐ選手に注がれていました。

トップアスリートが直接指導[12月10日]

市川の玄関を花で元気に[12月7日]

 JR市川駅前に花壇やプランターがあるのをご存じですか?
 地元企業を中心とした「元気!市川会」が毎日、これらの花にやさしく水やりをして育てています。
 11月下旬には紫と黄色の2種類のビオラやナデシコが植えられました。
 地元の方々の協力によって、街に彩が添えられ、私たちを元気づけてくれます。

市川の玄関を花で元気に[12月7日]

秋の深まりを感じて[11月25日]

秋の深まりを感じて[11月25日] 紅葉シーズンがやってきました。紅葉の名所は市内にもあり、遠出しなくても身近で楽しめます。
 市内でイチョウといえば、市川霊園、葛飾八幡宮の千本公孫樹(せんぼんいちょう)、大野の駒形大神社などがよく知られていますが、じゅん菜池緑地、里見公園、もみじ山もモミジのおすすめスポットです。
 (写真は、じゅん菜池緑地の池に映るモミジです。)


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(広報広聴課)

 

広報うらがわ

 転勤族の家に生まれた私は、地域の伝統行事を体験したことがあまりありません。それだけに、伝統行事に強いあこがれがあります。周囲の環境や住宅事情も変わり、行事に使うワラも、市内で手に入れるのが難しい現在では、伝統行事を残していくのは大変です。市内でも消えてしまった行事が多くあります。それでも、地域の人たちの努力で伝統行事が復活した話を聞くと、心が温かくなります。市内には「高燈篭(たかとうろう)」という風習があったそうです。新盆の家で、竹を組んで支柱にし、灯籠を高々と吊り下げます。現在ではなかなら見られないそうですが、もし機会があれば貴重な風習として、ぜひ撮影して記録に残したいと思います。

 
 

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