更新日: 2022年1月18日

【終了しました】第12回市川手児奈文学賞

手児奈文学賞チラシ

市川は〈真間の手児奈〉が万葉のむかしから語り継がれてきたように、文学的土壌の豊かなところです。江戸期には、市川を足繁く訪れた文人墨客が、俳句を吟じ和歌を詠み、紀行文を多く著してきました。現代作家も、小説に、俳句に、短歌に、さらには川柳にと、市川を舞台とした作品を多く残しています。こうした文芸風土を大切な文化遺産ととらえ、多くの人に市川への関心をさらに深めていただこうと、〈市川〉をテーマにした文芸作品(短歌・俳句・川柳)を全国から募集しました。

第12回は、短歌2,248点、俳句2,612点、川柳899点、計5,759点の作品が全国から寄せられました。たくさんのご応募ありがとうございました。

贈賞式

日時 会場
平成24年2月5日(日曜) 午後1時~ 生涯学習センター2階 グリーンスタジオ

入賞作品展

日時 会場
平成24年2月4日(土曜)~5月20日(日曜)
10時~17時
<休館日>
月曜日、2月29日、3月30日、4月27日、5月1日
市川市文学プラザ
市川市鬼高1-1-4生涯学習センター3階
電話047-320-3354

入賞作品

短歌 選考:清水麻利子(花實同人) 応募数2,248点

大賞

傘させど身濡らすほどの驟雨(しゅうう)なり手児奈の嘆き受け止めきれず

市川市幸  佐々木恵子

秀逸

水面に手児奈が映りふり返る苦しむ程の恋はすまいと

市川市新田  長谷川真美

黄泉にても福島讃歌創るらむ左近の魂(たま)ぞ永遠(とわ)に垂直

千葉県船橋市  福田 大助

佳作

被災地へ送る童話の束の中「市川の民話」添へておきたり

市川市国府台  三木 千代

見学の園児の視線あみこんで翁はワラを蛇に育てる

千葉県松戸市  遠山ようこ

まだ訪はぬ真間の手児奈の既視感(デジャビュ)や真菰(まこも)の河(か)はら眼先にひろがる

京都府城陽市  竹村冨士子

俳句 選考:能村研三(沖主宰) 応募点数2,612点

大賞

炎帝(えんてい)も読むらし本の塔まばゆし

市川市若宮  宮島 宏子

秀逸

梨花(りか)は咲け梨花の校旗は見えずとも

千葉県八千代市  大場 亨

家計簿に梨の花咲く日もしるす

市川市大町  板橋 昭子

佳作

弘法寺に近き噴井(ふきゐ)の豆腐買ふ

市川市須和田  田原 陽子

木管五重奏深秋の魁夷館

市川市本北方  溝呂木信子

行徳の抛(ほう)る神輿や秋高し

市川市本行徳  峰崎 成規

川柳 選考:岡本公夫(川柳新潮社同人) 応募点数899点

大賞

つくられた悲話だわ手児奈ありえない

市川市東菅野  南澤 孝男

秀逸

伏姫が頬杖ついて聞く読経

市川市塩焼  青木 征子

植木屋が来て黒松の男前

市川市大洲  斉藤 静江

佳作

真間の井に脚絆(きゃはん)を洗う一茶かな

市川市国府台  三木 千代

悪ガキもためらって踏む涙石

市川市市川南  野口  良

手児奈の死想定外の男たち

市川市宮久保  小野善三郎

第12回市川手児奈文学賞 募集要項

募集期間 平成23年7月1日(金曜)~9月30日(金曜) 消印有効
※たくさんのご応募ありがとうございました!
募集作品 短歌・俳句・川柳の3部門(未発表のものに限る)。
1部門につき1人5点まで。複数部門への応募は可。
一般の部・子どもの部(中学生以下)
募集テーマ 「2011年市川を詠む」
市川の自然、文化、祭、史跡や建物、市川ゆかりの人物などを題材とする。
応募規定

ハガキまたはハガキ大の用紙に作品1点と、応募部門、氏名、住所、電話番号、年齢(学生の場合は、学校名・学年も明記)を楷書で記し、作品、氏名にはフリガナをふる。
複数作品応募の場合は、1作品ずつ別々の用紙に記入する。

投稿先

※投稿先が一昨年までと変わりました。ご注意ください。
〒272-0015 千葉県市川市鬼高1-1-4 市川市生涯学習センター3階
市川市文学プラザ 市川手児奈文学賞係
または市川市各施設(八幡市民談話室、芳澤ガーデンギャラリー、木内ギャラリー、行徳文化ホールI&I)に設置した応募箱へ

【一般の部】
大賞
各部門1点   賞状、賞金5万円
秀逸
各部門2点   賞状、賞金1万円
佳作
各部門3点   賞状、賞金5千円
【子どもの部】
入選者には作品集を贈呈
発表 平成23年12月(予定)
入賞・入選者に文書にて通知する。
作品展 平成24年2月(予定)
市川市文学プラザ
選考委員 短歌    清水 麻利子 (花實同人)
俳句    能村 研三  (沖 主宰)
川柳    岡本 公夫  (川柳新潮社同人)
顧問    神作 光一  (東洋大学名誉教授)
委員長  吉井 道郎  (作家)
作品集 入賞・入選作品を部門ごとに100点選定し、作品集にまとめ発表する。
入選者には作品集を贈呈する。
著作権 本人に帰属。ただし市川市が作品を使用する場合、入選者は使用を承諾したものとする。
主催 市川手児奈文学賞実行委員会・市川市

市川手児奈文学賞 秀作展 講座

市川手児奈文学賞秀作展

市川を一望できる展望施設で、今までの大賞作品と第11回子どもの部の優秀作品を展示します。
※終了しました

日時
2011年7月9日(土曜)~24日(日曜)午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)
場所
アイ・リンク情報コーナー
(市川市市川南1-10-1ザ・タワーズウエスト45階、アイ・リンクタウン展望施設内)

市川手児奈文学賞 講座

講座「入賞へのワンポイントアドバイス<入賞する作品 入賞しない作品>」
※終了しました

日時
2011年7月18日(月曜・祝日)14時~15時
場所
アイ・リンク情報コーナー
(市川市市川南1-10-1ザ・タワーズウエスト45階、アイ・リンクタウン展望施設内)
講師
各部門、選考委員
定員
40名(文学プラザへ直接又は電話にて事前申込みが必要です)
(文学プラザ電話047-320-3354)

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市文学ミュージアム
(市川市 文化国際部 文化施設課)

〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番4号 生涯学習センター(メディアパーク市川)2階

電話
047-320-3334
FAX
047-320-3356