更新日: 2019年8月26日

飼い主の責任

飼い主として守らなければいけないこと

 飼い始めたその日から、ペットの命は飼い主にゆだねられます。ペットが地域社会に受け入れられ、健康と安全が守られて生涯をおくることができるかは飼い主の努力にかかっています。

終生飼養

 飼い主は、変わらぬ愛情をもってその動物が最期を迎えるまで飼う責任があります。どうしても飼い続けることができない場合は、新しい飼い主を探しましょう。動物を遺棄することは違法行為であり、100万円以下の罰金が科されることがあります。

犬の飼い主が守るべきこと

吠え声が他人の迷惑にならないように注意しましょう

 犬が頻繁に吠えると、周囲の人にとって迷惑になります。吠える理由を見極めて原因から対処することが大切です。しつけの本を読んだり、訓練士などに相談して対処しましょう。高齢による認知障害の夜鳴きの場合は、獣医師に相談しましょう。

ふん尿の始末は必ず行いましょう

 必ず処理袋を携行し、ふんは責任を持って飼い主が必ず持ち帰るようにしましょう。場所によっては排尿の跡を水で洗い流すなどの配慮も必要です。
 散歩とトイレを一緒に考えている方も多いと思いますが、日ごろから、自宅で排泄を済ませてから散歩に行くような習慣をつけましょう。
 排泄物の放置は不衛生で、誰にとっても不快です。

屋外に犬を連れて行くときは、必ずリードをつけましょう

 千葉県動物の愛護及び管理に関する条例に基づき、犬の放し飼いは、原則禁止されています。外出の際には、犬は必ず制御できる長さのリードをつけましょう。散歩中や外出先では、どんなアクシデントに遭うかわかりません。ノーリード(リードを付けない、又はリードを外した状態)の結果、人を噛んだり、事故により犬自身も犠牲になることがあります。

鑑札と注射済票を装着しましょう

 交付された鑑札と注射済票は、登録された犬もしくは狂犬病予防注射を受けた犬であるための標識ですので、飼い犬につけておかなければなりません。
 鑑札には、登録番号が記載されています。万が一飼い犬が迷子になっても、装着されている鑑札から飼い主の元に戻すことができます。

迷子にさせないようにしましょう

 犬がいなくなった場合は、収容されていないか、情報がないか等市川健康福祉センター(市川保健所)や千葉県動物愛護センター、市川警察署に問い合わせましょう。
 なお、首輪などに鑑札(犬の場合)や迷子札(飼い主の氏名および電話番号を記入)を着けていたり、マイクロチップを装着している場合、飼い主のもとに帰る確率がずっと高くなります。飼い主がわかるよう明示しましょう。

飼い犬が人(犬)をかんでしまった場合

市川健康福祉センター(市川保健所)、市川警察署に届出をしてください。
 
【問い合わせ先】
・市川健康福祉センター(市川保健所)    
   所在地:市川市南八幡5-11-22  連絡先:047-377-1103
 
・千葉県動物愛護センター(東葛飾支所)  
   所在地:柏市高柳1018-6   連絡先:04-7191-0050
 
 ・千葉県動物愛護センター(本所)       
   所在地:富里市御料709-1  連絡先:0476-93-5711
 
・市川警察署                   
   連絡先:047-370-0110
 
・行徳警察署                   
   連絡先:047-397-0110

猫の飼い主が守るべきこと

室内で飼いましょう

 猫は室内で飼い、交通事故、争いによるケガ、感染症などの危険から守りましょう。糞尿や、ごみを荒らす、鳴き声がうるさいなどの、猫による周囲の人への被害をなくすことは飼い主の責務です。猫を自由に放して周辺に迷惑をかけることは、猫にとっても不幸なことになります。

首輪や迷子札、マイクロチップをつけましょう

 飼い猫だとわかるように、しっかり所有明示(身元表示)をしましょう。たとえ室内飼いであっても、空いた窓やドアから脱走や突然の災害などで驚いて逃げてしまうことも考えられます。

不妊手術をして飼いましょう

 不幸な命を増やさないため、不妊手術を受けさせましょう。
 不妊手術を行うことで性格が穏やかになったり、生殖器系の疾患予防や、本能を抑えられることによるストレスの軽減が期待できます。

ペットと飼い主の老いのことを考えよう

ペットの高齢期への心構えと準備

 犬は7 歳前後、猫は10 歳前後から高齢期と言われています。高齢期を迎えたら、日頃からの健康チェックには今まで以上に気を配り、定期的に健康診断を受け、フード、病気、室内の危険等への対応を考えましょう。
 高齢になるにつれ、様々な症状が現れ介護が必要になる場合もあります。どんな症状があり、どんな介護が必要になるのか、事前に学んでおきましょう。また、適切な治療や介護にかかる費用を、前もって準備しておきましょう。
 
 人の介護と同様に、飼い主には精神的にも肉体的にも負担が増えますが、悩みを一人で抱えず、家族や知人、獣医師や飼い主仲間など、他の人に相談することが重要です。無理をしない介護を心がけましょう。

飼い主自身の高齢期への心構えと準備

 子犬や子猫を飼った場合、高齢で介護が必要になる10 ~15 年後は飼い主も同じだけ歳をとっています。そのときの自身の状況を想像して、準備をしておくことが大切です。
 ケガや突然の病気など、ペットを飼えなくなるような万が一の事態にも備えておきましょう。

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情報の問い合わせ

市川市 環境部 自然環境課

〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号

自然共生グループ
電話 047-712-6307(野生生物関係)
FAX 047-712-6308
動物愛護グループ
電話 047-712-6309(犬の登録・地域猫など)
FAX 047-712-6308
行徳野鳥観察舎
電話 047-702-8045
FAX 047-702-8047