更新日: 2025年10月7日

こどもの相談(こども発達センター)

Q1.首がすわらず心配です。

鳥の親子 イラスト

A1.
赤ちゃんはあお向けやうつ伏せ、抱っこの中で頭をいろいろな方向に動かし、保つことを経験します。

お子さんによっては、頭を動かしたり、保つことがうまく経験できない場合があります。

その場合は、姿勢のとり方や、玩具の見える位置などを工夫してみましょう。

ご心配な場合は、一度専門家にご相談ください。

こども発達センターでは主に理学療法士が対応します。

Q2.まだ、おすわりができません。

A2.
おすわりが上手になるためには、頭のコントロール、両手で身体を支えること、身体が安定すること、脚が十分に曲がること等が必要です。

お子さんがおすわりしやすいよう手助けして、おすわりの練習をしてみましょう。

ひとりで座れるように椅子等を工夫してあげたり、少し助けてあげながらおすわりで遊ぶことも経験させてあげましょう。

おすわりなどの運動発達で心配がある時には、専門家に相談してください。

こども発達センターでは主に理学療法士が対応します。

Q3.まだ歩くことができず心配です。

うさぎと海 イラスト

A3.
運動発達には個人差があり、早い時期に歩き始める子、1歳半を過ぎてようやく歩き出す子もいます。

歩けるようになるためには、おすわり、ハイハイ、つかまり立ちが上手にできるようになることが大切です。

歩く気配がなかったり運動発達で気になることや心配がある時には専門家に相談してください。

こども発達センターでは主に理学療法士が対応します。

Q4.うまく食事が飲み込めず、むせてしまいます。

A4.
お子さんの食べる機能の発達には個人差があります。

離乳食の進め方が早すぎると、飲み込んだ時に口の中に残ったつぶが原因して、「むせ」や「咳き込み」を助長してしまうことがあります。

また、姿勢が安定せず、首が上を向きやすかったり、身体が緊張していると、口唇を閉じて飲み込むことができにくくなります。

ご心配な場合は、専門家にご相談してください。

安全に上手に食べるためには、お子さんの食べている様子をよく観察し、一人ひとりに合わせた食形態や姿勢、食べさせ方が大切です。

こども発達センターでは主に作業療法士が対応します。

Q5.ことばが遅いのが心配です。

動物たちの合唱 イラスト

A5.
ことばの発達は個人差が大きいものです。

お話しできることばが少なくても、こちらのことばが理解できて、ジェスチャーなどを使って、気持ちのやり取りができていれば、あせらず成長を見守っても良いでしょう。

ご心配であれば、一度専門家にご相談ください。関わり方やことばかけのヒントなど、一緒に考えることができると思います。

こども発達センターでは主に言語聴覚士が対応します。

Q6.1歳ですが呼んでも振り向かないことがあります。

A6.
聴こえてはいるけれど、今、夢中になっていることがあったりすると、振り向くという反応がないこともあります。

また、聴こえていないから呼んでいることに気がつかないのかもしれません。

ことばも出ていて、発音もはっきりしていれば、振り向かないからといって耳の聴こえが悪いのではないかと、いたずらに聴力の心配をすることはありません。

また、ことばの発達には、聴力のほかに人との関わり、運動、遊びなどいろいろな発達条件が必要です。

それぞれの発達に個人差もあります。

こども発達センターでは言語聴覚士や公認心理師が対応します。

Q7.こどもがどもり気味で心配です。

木陰のたぬき イラスト

A7.
吃音は、情緒や対人関係の不安定さなどから生じるともいわれますが、幼児の場合はことばが急速に発達するときに、一過性にリズムの乱れが見られるとも言われます。

吃音そのものに、「あわてないで、ゆっくりしゃべりなさい。」と、直接働きかけて意識させることは、お子さんにストレスを与え、悪化につながることもあります。

安易に心因性のものと決めつけることは危険ですが、情緒の安定を回復できるような環境を整えることは大切です。

ご心配であれば、一度専門家にご相談ください。

こども発達センターでは主に言語聴覚士が対応します。

吃音関連リンクは下記をご参照ください。

国立障害者リハビリテーションセンター(吃音について)

NPO法人全国言友会連絡協議会発行 吃音リーフレット(幼児用)

Q8.友達とうまく遊べません。

きつねとうさぎ イラスト

A8.
お子さんはどんな遊びを喜びますか。

ご両親に遊び相手をしてもらうことを喜んだりお友達の遊びに興味を持っていることがあるなら、人と関わる準備が進められている最中と思われます。

ご心配でしたらご相談にお越しください。

友達と一緒に遊べる糸口を、一緒に探すことができるかもしれません。

こども発達センターでは主に公認心理師が対応します。

Q9.発達障害とはどういうものですか?

A9.

保育園や幼稚園の集団生活の中で「落ち着きがない」「友だちとうまく遊べない」「ルールを守れない」というお子さんがいます。

これまで、親のしつけが悪い、わがままな子と思われがちでしたが、その中には「発達障害」のあるお子さんがいることが分かってきました。

発達障害とは、知的な遅れがない、または軽度なのに、発達に偏りがあり、周りからは理解されにくい障害です。原因はまだよくわかっていませんが、現在では脳機能の障害と考えられています。

発達障害は周りから理解されにくいため、誤解を受けやすく、不登校やいじめを受けたりする二次的な問題を引き起こす場合もあります。幼稚園や保育園でお子さんがより過ごしやすくなるために、お子さんの発達の特性を知り、環境を整えたり、お子さんが理解しやすい方法で伝えるなど、適切な対応や支援を考えていくことが重要です。
発達障害は早期発見、早期支援がとても大切です。

厚生労働省のホームページより
  • 広汎性発達障害
    (自閉症・アスペルガー症候群など)
    他人とのやり取りが苦手で一方的になりやすい、言葉の発達の遅れ、興味関心が狭く特定のものにこだわるなど。
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD)
    気が散りやすい、落ち着きが無い、何かに駆り立てられるように衝動的な行動をとるなど。
  • 学習障害(LD)
    聞く・話す・読む・書く・計算するなど、ある特定の苦手な分野がある。
    幼児期にはあまり気付かれないが、小学生になって目立ってくる。

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