更新日: 2018年10月24日

西村昭二郎

 西村氏は約40年にわたり、市川市八幡に在住され、ご自宅にて創作活動を行い、多くの作品を世に生み出してこられました。市川美術会会員としても活躍され、花鳥画を得意としましたが、伝統の技法に加えて独自の構成感をもつ現代の日本画を創造し、新制作協会、創画会会員として活躍する一方、昭和57年から平成3年まで筑波大学で芸術学系教授としても教鞭をとられました。また、平成11年用絵入り年賀葉書の意匠となりました「万両とホオジロ」は私たちの記憶に残る作品のひとつです。

プロフィール

1927年 京都市に生まれる
1940年 京都市立美術工芸学校絵画科入学
1949年 東京美術学校(現東京芸術大学)日本画科卒業、第2回創造美術展に初入選
1953年 第17回新制作展で新作家賞受賞(1957、1959、1960年同賞受賞)
1960年 市川市八幡に居を構える
1961年 新制作協会日本画部会員となる
1967年 法隆寺金堂壁画再現模写事業に参加
1974年  創画会結成に会員として参加
1982年 筑波大学芸術専門学群芸術学系教授就任、文化庁にて作品買い上げ
1991年 筑波大学退官、茨城県つくば美術館にて屏風作品展を開催
1997年 千葉県教育功労賞
1999年 72歳で死去、勲五等瑞宝章

街かど収蔵美術作品展―
西村昭二郎寄贈屏風展

 平成14年3月、日本画家西村昭二郎氏(1927~1999)の作品20点が、ご遺族から市川市に寄贈されたことを記念して、中山文化村(清華園・旧片桐邸)にて屏風作品の一部を公開いたします。
 寄贈された作品の中には、「秋色千本公孫樹」や「薮しらず」という市川を題材として描かれた作品も含まれています。今後は、市の収蔵作品として機会を設け公開していく予定です。
西村昭二郎作 屏風「みかど雉子」1966

西村昭二郎作 屏風「みかど雉子」1966

好評のうちに終了いたしました

会期 平成14年5月1日(水)~12日(日)
午前10時~午後4時
6日(月)休館
場所 中山文化村 清華園・旧片桐邸
主催 市川市
中山文化村自主管理事業実行委員会

出品リスト

作品名 形態  寸法 発表年 出展
(1)水かんな 屏風・四曲 152×303 cm 昭和37年(1962) 第26回新制作展
(2)みかど雉子 屏風・四曲 137×212 cm 昭和41年(1966) 第30回新制作展
(3)鴻の巣暁春 屏風・六曲 167×342 cm 平成元年(1989) 第16回創画展
(4)玄武洞追憶 屏風・六曲 167×342 cm 平成2年(1990) 第17回創画展
(5)鷺風潤声 屏風・六曲 167×342 cm 平成3年(1991)  
(6)みみきじ 額装 P30号 昭和61年(1986) 第12回春季創画会

関連リンク

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市川市 文化国際部 文化芸術課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

電話
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FAX
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