更新日: 2024年12月9日
こどもの相談(こども発達センター)
Q1.首がすわらず心配です。
A1.
赤ちゃんはあお向けやうつ伏せ、抱っこの中で頭をいろいろな方向に動かし、保つことを経験します。
お子さんによっては、頭を動かしたり、保つことがうまく経験できない場合があります。
その場合は、お子さんが頭の運動を行いやすい方法を工夫し、子育ての中に取り入れてみてください。
ご心配な場合は、一度専門家にご相談ください。
こども発達センターでは主に理学療法士が対応します。
Q2.まだ、おすわりができません。
A2.
おすわりが上手になるためには、頭のコントロール、両手で身体を支えること、身体が安定すること、脚が十分に曲がること等が必要です。
お子さんのおすわりが難しい理由を考え、おすわりの練習ができるように手助けをしてあげましょう。
ひとりで座れるように椅子等を工夫してあげたり、少し助けてあげながらおすわりで遊ぶことも経験させてあげましょう。
1歳頃になってもおすわりができなかったり、運動発達で心配がある時には、専門家に相談してください。
こども発達センターでは主に理学療法士が対応します。
Q3.まだ歩くことができず心配です。
A3.
運動発達には個人差があり、早い時期に歩き始める子、1歳半を過ぎてようやく歩き出す子もいます。
歩けるようになるためには、おすわり、ハイハイ、つかまり立ちが上手にできるようになることが大切です。
1歳半を過ぎても、歩く気配がなかったり運動発達で気になることや心配がある時には専門家に相談してください。
こども発達センターでは主に理学療法士が対応します。
Q4.うまく食事が飲み込めず、むせてしまいます。
A4.
お子さんの食べる機能の発達にも順番があります。
お子さんの発達状況よりも離乳食の進め方が早すぎると、飲み込んだ時に口の中に残ったつぶが原因して、「むせ」や「咳き込み」を助長してしまうことがあります。
また、姿勢が安定せず、首が上を向きやすかったり、身体が緊張していると、口唇を閉じて飲み込むことができにくくなります。
ご心配な場合は、専門家にご相談してください。
安全に上手に食べるためには、お子さんの食べている様子をよく観察し、一人ひとりに合わせた食形態や姿勢、食べさせ方が大切です。
こども発達センターでは主に作業療法士が対応します。
Q5.ことばが遅いのが心配です。
A5.
ことばの発達は個人差が大きいものです。
お話しできることばが少なくても、こちらのことばが理解できて、ジェスチャーなどを使って、気持ちのやり取りができていれば、あせらず成長を見守っても良いでしょう。
ご心配であれば、一度専門家に相談することを勧め、接し方やことばかけのヒントなど、一緒に考えることができると思います。
こども発達センターでは主に言語聴覚士が対応します。
Q6.1歳ですが呼んでも振り向かないことがあります。
A6.
聴こえてはいるけれど、今、夢中になっていることがあったりすると、振り向くという反応がないこともあります。
また、聴こえていないから呼んでいることに気がつかないのかもしれません。
ことばも出ていて、発音もはっきりしていれば、振り向かないからといって耳が悪いと決め付け、いたずらに聴力の心配をすることもありません。
念のために、聴力検査を受けてみてはいかがでしょう。
また、ことばの発達には、聴力のほかに人との関わり、運動、遊びなどいろいろな発達条件が必要です。
それぞれの発達に個人差もあります。ご心配でしたら「こども発達相談室」にお電話ください。
こども発達センターでは主に言語聴覚士が対応します。
Q7.こどもがどもり気味で心配です。
A7.
吃音は、情緒や対人関係の不安定などからともいわれますが、一方では、幼児はことばが急速に発達するときに、一過性にリズムの乱れが見られるとも言われます。
吃音そのものに、「あわてないで、ゆっくりしゃべりなさい。」と、直接働きかけて意識させることは悪化につながります。
安易に心因性のものと決めつけることは危険ですが、情緒の安定を回復できるような環境を整えることは大切です。
ご心配でしたら「こども発達相談室」にお電話ください。
こども発達センターでは主に言語聴覚士が対応します。
吃音関連リンクは下記をご参照ください。
NPO法人全国言友会連絡協議会発行 吃音リーフレット(幼児用)
Q8.友達とうまく遊べません。
A8.
お子さんはどんな遊びを喜びますか。
ご両親に遊び相手をしてもらうことを喜んだりお友達の遊びに興味を持もっていることがあるなら、人と関わる準備が進められている最中と思われます。
ご心配でしたらご相談にお越しください。
一緒に遊べる糸口を一緒に探すことができるかもしれません。
こども発達センターでは主に臨床心理士が対応します。
Q9.発達障害とはどういうものですか?
A9.
保育園や幼稚園の集団生活の中で「落ち着きがない」「友だちとうまく遊べない」「ルールを守れない」というお子さんがいます。
これらは、親のしつけが悪い、わがままな子と思われがちでしたが、その中には「発達障害」のあるお子さんがいることが分かってきました。
発達障害とは、知的な遅れがない、または軽度なのに、発達に偏りがあり、周りからは理解されにくい障害です。原因はまだよくわかっていませんが、現在では脳機能の障害と考えられています。
発達障害は周りから理解されにくいため、誤解を受けやすく、不登校やいじめを受けたりする二次的な問題を引き起こす場合もあります。しかし、お子さんの発達の特性を知り、環境を整えたり、理解しやすい方法で伝えるなど適切な支援をすることで、幼稚園や保育園の中で友だちと楽しく一緒に過ごすことが出来るようになります。
発達障害は早期発見、早期支援がとても大切です。
- 広汎性発達障害
(自閉症・アスペルガー症候群など)
他人とのやり取りが苦手で一方的になりやすい、言葉の発達の遅れ、興味関心が狭く特定のものにこだわるなど。 - 注意欠陥多動性障害(ADHD)
気が散りやすい、落ち着きが無い、何かに駆り立てられるように衝動的な行動をとるなど。 - 学習障害(LD)
聞く・話す・読む・書く・計算するなど、ある特定の苦手な分野がある。
幼児期にはあまり気付かれないが、小学生になって目立ってくる。
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