更新日: 2025年9月30日
竜巻に備えましょう
竜巻は発達した積乱雲に伴って発生する渦巻き状の激しい突風であり、短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらします。台風、低気圧などに伴い、季節を問わず発生していますが、特に積乱雲が発達しやすい夏から秋にかけて、発生確認数が多くなっています。
竜巻に関する情報などを活用し、竜巻から身を守れるようにしましょう。
竜巻に関する情報
気象庁より、竜巻が発生する可能性に応じて、以下の流れで段階的に情報が発表されます。
時 間 | 内 容 |
---|---|
半日~1日前 |
「気象情報」を発表して、「竜巻などの激しい突風のおそれ」 と明記して注意を呼びかける。 |
数時間前 |
「雷注意報」を発表して、落雷、ひょう等とともに「竜巻」を 明記して注意を呼びかける。 |
0~1時間前 |
「竜巻注意情報」を発表して、今まさに竜巻等の激しい突風が 発生しやすい気象状況になったことを知らせる。 |
竜巻から身を守るために①
「竜巻注意情報」が発表されたら、まず空を見てください。周りの天気が下記のように変わってきている場合には積乱雲が近づいており、竜巻が発生する予兆となります。
・低く黒い雲が接近する
・雷鳴が聞こえたり、雷光が見える
・急に冷たい風が吹き出す
・窓や壁に打ち付けるような強い雨風、ひょうが降り出す
⇩
竜巻が発生する予兆を確認したときは、以下の行動をとってください。
屋内にいる場合 |
・雨戸、窓、カーテンを閉める ・建物の中心部に近い安全な部屋に移動する |
屋外にいる場合 | ・屋内に避難する |
竜巻から身を守るために②
以下の様子が見えた・聞こえた場合は、竜巻が発生・接近しているサインです。
・黒い雲の底が漏斗状に垂れ下がる
・物、ごみなどが巻き上げられ飛んでいる
・土煙が近づいてくる
・"ゴーッ"という音がする
・(気圧変化により)耳に異常を感じる
⇩
竜巻が接近しているときは、以下の行動をとってください。
屋内にいる場合 |
・窓やドア、外壁から離れる ・家の中心部に近い、窓のない部屋に駆け込む ・浴槽や机の下などに入り、両腕で頭と首を守る |
屋外にいる場合 |
・コンクリート製などの頑丈な建物に駆け込む ・車庫や物置、プレハブなどに避難しない ・駆け込める建物が無い場合は、頑丈な構造物の側にうずく まったり、側溝などに身を伏せる |
