更新日: 2019年10月9日
市川は〈真間の手児奈〉が万葉のむかしから語り継がれてきたように、文学的土壌の豊かなところです。江戸期には、市川を足繁く訪れた文人墨客が、俳句を吟じ和歌を詠み、紀行文を多く著してきました。現代作家も、小説に、俳句に、短歌に、さらには川柳にと、市川を舞台とした作品を多く残しています。こうした文芸風土を大切な文化遺産ととらえ、多くの人に市川への関心をさらに深めていただこうと、〈市川〉をテーマにした文芸作品(短歌・俳句・川柳)を全国から募集しました。
第12回は、短歌2,248点、俳句2,612点、川柳899点、計5,759点の作品が全国から寄せられました。たくさんのご応募ありがとうございました。
贈賞式
日時 | 会場 |
平成24年2月5日(日) 午後1時~ | 生涯学習センター2階 グリーンスタジオ |
入賞作品展
日時 | 会場 |
平成24年2月4日(土)~5月20日(日) 10時~17時 <休館日> 月曜日、2月29日、3月30日、4月27日、5月1日 |
市川市文学プラザ 市川市鬼高1-1-4生涯学習センター3階 TEL047-320-3354 |
同時開催
入賞作品
短歌 選考:清水麻利子(花實同人) 応募数2,248点
大賞
傘させど身濡らすほどの驟雨(しゅうう)なり手児奈の嘆き受け止めきれず |
市川市幸 佐々木恵子 |
秀逸 |
水面に手児奈が映りふり返る苦しむ程の恋はすまいと |
市川市新田 長谷川真美 |
黄泉にても福島讃歌創るらむ左近の魂(たま)ぞ永遠(とわ)に垂直 |
千葉県船橋市 福田 大助 |
佳作 |
被災地へ送る童話の束の中「市川の民話」添へておきたり |
市川市国府台 三木 千代 |
見学の園児の視線あみこんで翁はワラを蛇に育てる |
千葉県松戸市 遠山ようこ |
まだ訪はぬ真間の手児奈の既視感(デジャビュ)や真菰(まこも)の河(か)はら眼先にひろがる |
京都府城陽市 竹村冨士子 |
俳句 選考:能村研三(沖主宰) 応募点数2,612点
炎帝(えんてい)も読むらし本の塔まばゆし | 市川市若宮 宮島 宏子 |
秀逸 | |
梨花(りか)は咲け梨花の校旗は見えずとも | 千葉県八千代市 大場 亨 |
家計簿に梨の花咲く日もしるす | 市川市大町 板橋 昭子 |
佳作 | |
弘法寺に近き噴井(ふきゐ)の豆腐買ふ | 市川市須和田 田原 陽子 |
木管五重奏深秋の魁夷館 | 市川市本北方 溝呂木信子 |
行徳の抛(ほう)る神輿や秋高し | 市川市本行徳 峰崎 成規 |
川柳 選考:岡本公夫(川柳新潮社同人) 応募点数899点
つくられた悲話だわ手児奈ありえない | 市川市東菅野 南澤 孝男 |
秀逸 | |
伏姫が頬杖ついて聞く読経 | 市川市塩焼 青木 征子 |
植木屋が来て黒松の男前 | 市川市大洲 斉藤 静江 |
佳作 | |
真間の井に脚絆(きゃはん)を洗う一茶かな | 市川市国府台 三木 千代 |
悪ガキもためらって踏む涙石 | 市川市市川南 野口 良 |
手児奈の死想定外の男たち | 市川市宮久保 小野善三郎 |
第12回市川手児奈文学賞 募集要項
募集期間 | 平成23年7月1日(金)~9月30日(金) 消印有効 ※たくさんのご応募ありがとうございました! |
募集作品 | 短歌・俳句・川柳の3部門(未発表のものに限る)。 1部門につき1人5点まで。複数部門への応募は可。 一般の部・子どもの部(中学生以下) |
募集テーマ | 「2011年市川を詠む」 市川の自然、文化、祭、史跡や建物、市川ゆかりの人物などを題材とする。 |
応募規定 |
ハガキまたはハガキ大の用紙に作品1点と、応募部門、氏名、住所、電話番号、年齢(学生の場合は、学校名・学年も明記)を楷書で記し、作品、氏名にはフリガナをふる。 |
投稿先 |
※投稿先が一昨年までと変わりました。ご注意ください。 |
賞 | 【一般の部】 大賞 : 各部門1点 賞状、賞金5万円 秀逸 : 各部門2点 賞状、賞金1万円 佳作 : 各部門3点 賞状、賞金5千円 【子どもの部】 入選者には作品集を贈呈 |
発表 | 平成23年12月(予定) 入賞・入選者に文書にて通知する。 |
作品展 | 平成24年2月(予定) 市川市文学プラザ |
選考委員 | 短歌 清水 麻利子 (花實同人) 俳句 能村 研三 (沖 主宰) 川柳 岡本 公夫 (川柳新潮社同人) 顧問 神作 光一 (東洋大学名誉教授) 委員長 吉井 道郎 (作家) |
作品集 | 入賞・入選作品を部門ごとに100点選定し、作品集にまとめ発表する。 入選者には作品集を贈呈する。 |
著作権 | 本人に帰属。ただし市川市が作品を使用する場合、入選者は使用を承諾したものとする。 |
主催 | 市川手児奈文学賞実行委員会・市川市 |
市川手児奈文学賞 秀作展 講座
市川手児奈文学賞秀作展
市川を一望できる展望施設で、今までの大賞作品と第11回子どもの部の優秀作品を展示します。
※終了しました
日時:2011年7月9日(土)~24日(日)午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)
場所:アイ・リンク情報コーナー
(市川市市川南1-10-1ザ・タワーズウエスト45階、アイ・リンクタウン展望施設内)
※終了しました
日時:2011年7月9日(土)~24日(日)午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)
場所:アイ・リンク情報コーナー
(市川市市川南1-10-1ザ・タワーズウエスト45階、アイ・リンクタウン展望施設内)
市川手児奈文学賞 講座
講座「入賞へのワンポイントアドバイス~入賞する作品 入賞しない作品~」
※終了しました
日時:2011年7月18日(月・祝)14時~15時
場所:アイ・リンク情報コーナー
(市川市市川南1-10-1ザ・タワーズウエスト45階、アイ・リンクタウン展望施設内)
講師:各部門、選考委員
定員:40名(文学プラザへ直接又は電話にて事前申込みが必要です)
日時:2011年7月18日(月・祝)14時~15時
場所:アイ・リンク情報コーナー
(市川市市川南1-10-1ザ・タワーズウエスト45階、アイ・リンクタウン展望施設内)
講師:各部門、選考委員
定員:40名(文学プラザへ直接又は電話にて事前申込みが必要です)
(文学プラザ電話047-320-3354)
●このページに掲載されている情報の問い合わせ
市川市文学ミュージアム
(市川市 文化スポーツ部 文化施設課)
〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番4号 生涯学習センター(メディアパーク市川)2階
電話:047-320-3334 FAX:047-320-3356
市川市文学ミュージアム
(市川市 文化スポーツ部 文化施設課)
〒272-0015
千葉県市川市鬼高1丁目1番4号 生涯学習センター(メディアパーク市川)2階
電話:047-320-3334 FAX:047-320-3356