更新日: 2019年11月26日

権現道

権現道の写真
  行徳街道の東側にほぼ平行して、本行徳一丁目の寺町通りから関ヶ島へと通ずる約1キロメートルの道が、権現(ごんげん)(みち)と呼ばれています。権現(ごんげん)というのは徳川家康のことで、家康の死後に「東照(とうしょう)大権現(だいごんげん)」として祀られました。この道は、家康が東金へ鷹狩りのために通った道とされています。
 ただし、その根拠は、『葛飾(かつしか)()(りゃく)』などの地誌や『塩浜(しおはま)由緒書(ゆいしょがき)』など、江戸時代半ば以降に作成された文書や編さん物であることから、確証には至りません。
 また、権現(ごんげん)(みち)に面して、家康が休息したと伝えられる法泉寺(ほうせんじ)妙覚寺(みょうかくじ)円頓寺(えんとんじ)浄閑寺(じょうかんじ)正讃寺(しょうさんじ)本久寺(ほんきゅうじ)教信寺(きょうしんじ)徳蔵寺(とくぞうじ)など、16世紀の創建と伝わる寺院が建っており、江戸時代初期頃は、地域のメインストリートであったと考えられます。
なお、江戸時代以前は浜堤(はまづつみ)という微高地であり、その地先には海岸が広がっていました。
 
権現道の地図

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