更新日: 2021年10月21日
【終了しました】昭和の市川に暮らした作家 五木 寛之
五木寛之 いつき・ひろゆき 小説家
1932(昭和7)年~
〔1957(昭和32)年頃~1959(昭和34)年頃 市川市北方町在住〕
朝鮮で終戦を迎え、1952年(昭和27)に早稲田大学露文科へ入学した五木は、1957年(昭和32)に中退し、放送作家として仕事を始めたころ、競馬に熱中していた時期があり、中山競馬場近くの北方 (ぼっけ)町にアパートを借りて暮らしました。
1966年(昭和41)に『さらば、モスクワ愚連隊(ぐれんたい)』で第6回小説現代新人賞、1967年(昭和42)に『蒼(あお)ざめた馬を見よ』で第56回直木賞受賞。
主に昭和40年代に発表された作品の中で、放送作家として仕事を始めた市川時代の思い出が、懐かしく描かれています。
とくに、荷風との行きずりの出会いが、忘れられない存在として残っていきました。
1966年(昭和41)に『さらば、モスクワ愚連隊(ぐれんたい)』で第6回小説現代新人賞、1967年(昭和42)に『蒼(あお)ざめた馬を見よ』で第56回直木賞受賞。
主に昭和40年代に発表された作品の中で、放送作家として仕事を始めた市川時代の思い出が、懐かしく描かれています。
とくに、荷風との行きずりの出会いが、忘れられない存在として残っていきました。
展示内容
五木寛之『風の王国』1985 新潮社 |
五木寛之『青春の門 自立編 上』1971 講談社 |
五木寛之『風に吹かれて』1968 読売新聞社 |
五木寛之『ゴキブリの歌』1971 毎日新聞社 |
五木寛之『旅の幻燈』1986 講談社 |
競馬場に熱中して、中山競馬場の近くの、北方【ぼっけ】町という所に住んだことがあった。・・・晴れた日には、市川の図書館に通ったり、本八幡の映画館の薄暗い二階で、古くなった洋画を見たり過した。時には京成電車で台東区の方角へふらりと出かけることもあった。そんな或る日、京成市川真間の駅のホームで、永井荷風にはじめて会った。 五木寛之「ある日日本の片隅で」1970(昭和45) |
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