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昭和の市川に暮らした作家 和田 芳恵

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更新日: 2021年9月17日

和田芳恵 わだ・よしえ 小説家・評論家

1906(明治39)~1977(昭和52)
〔1935(昭和10)~1949(昭和24) 市川市八幡・市川在住〕
展示風景
 新潮社に勤務するかたわら、正岡容(まさおかいるる)(1904~1958)らと同人誌「山」を創刊して短編小説を書いていた和田芳恵が、八幡に越してきたのは、本八幡駅ができたばかりのころでした。
 戦前から戦後にかけて、樋口一葉研究も手がけ、真間に住む伊庭心猿(いばしんえん)(猪場毅(いばたけし))(1908~1957)らとともに、『一葉に与えた手紙』(1943・昭和18)などを出版しました。
 また、永井荷風(ながいかふう)、幸田露伴(こうだろはん)一家との交流もありました。
 1952年(昭和27)に発表された「塵(ちり)の中」は、1963年(昭和38)に単行本化され、直木賞を受賞した代表作で、戦争前後の市川から八幡の様子が、随所に描かれています。

展示内容

和田芳恵『樋口一葉研究』1942 新世社
和田芳恵『作家のうしろ姿』1978 毎日新聞社
和田芳恵『一葉に與へた手紙』1943 今日の問題社
和田芳恵『ひとつの文壇史』1967 新潮社
和田芳恵『塵の中』1963 光風社
和田静子『命の残り 夫和田芳恵』1989 河出書房新社
『和田芳恵展 作家・研究者・編集者として』1999 古河文学館
 市川から、ひとつ先の本八幡に新しい駅ができて、三月ばかりたったとき、私はそれまで住んでいた牛込南榎町から市川市の八幡町へ引越して行った。私は肺結核で寝たきりの病妻とふたりの小さな子をかかえていた。昭和十年のことであった。このあたりの上空で、海からの風がまじりあい、オゾンが発生するので療養地向きだといわれていた 。
   和田芳恵「永井荷風」1971(昭和46)
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