更新日: 2021年9月17日
市川の句碑・歌碑
|市川の句碑・歌碑| |
市川は古くは万葉の昔から語られ、江戸期から近現代に至るまで、非常に豊かな文化的土壌を育んできました。そして、多くの文人たちがこの地を訪れ、さまざまな歌や句が碑に遺されています。ここでは文化遺産といえるそれらの句碑・歌碑を写真とともに紹介します。
この他にも句碑・歌碑をご存知でしたら、情報をお寄せください。
句・歌 | 作者 | 場所 |
ふるさとの山静かなる師走かな | 吉田冬葉 | 手児奈霊堂 |
蛍飛ぶ真間の小川の夕闇に蝦すくふ子か水音立つるは | 北原白秋 | 真間・亀井院 |
まさをなる空より しだれざくらかな | 富安風生 | 真間山弘法寺 |
梨咲くとかつしかの野は とのくもり | 水原秋櫻子 | 真間山弘法寺 |
真間寺で斯う拾ひしよ 散紅葉 | 小林一茶 | 真間山弘法寺 |
春ひとり槍投げて 槍に歩みよる | 能村登四郎 | 国府台スポーツセンター |
川明かりおよぶ木群の寂けさを安らぎとしてここぞふるさと | 松本千代二 | 里見公園 |
火を焚くや 枯野の沖を誰れか過ぐ | 能村登四郎 | じゅんさい池公園 |
とっときの唄 めずらしく母が酔い | 松沢敏行 | じゅんさい池公園 |
考へる事がひとりの 凍て拳 | 阿部?人 | 山王公園 |
長靴に腰埋め 野分の老教師 | 能村登四郎 | 市川霊園・墓園 |
夕風や桜に冷ゆる 鐘ひとつ | 武田鶯塘 | 柏井・唱行寺 |
今日も干す昨日の色の 唐辛子 | 林 翔 | 北方・妙正寺 |
山裏へ月光回り 月滋し | 矢田挿雲 | 北方・法見寺 |
水葵ゆられてゐるも 雲の中 | 関口火竿 | 菅野・不動院 |
よき友の消えしと聞くぞ我この方心いたむるひとりなりたり | 勝 海舟 | 行徳・自性院 |
うたがふな潮の華も 浦の春 | 松尾芭蕉 | 行徳・法善寺 |
月はやし梢に雨を 持ちながら | 松尾芭蕉 | 行徳・田中家 |
家持たば 低き垣根と秋さくら | 関口凡雪 | 入船・かも苑 |
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