市川市公式代表団がメダン市を訪問しました。

　市川市の姉妹都市であるメダン市とは、1989年（平成元年）11月4日に姉妹都市を締結して以来、人的往来によって交流が深められてきました。

　メダン市との交流については、平成21年度に公式代表団の相互訪問が行なわれることとなっておりましたが、スマトラ沖地震等の影響で、市川市からの公式代表団訪問は特使1名が訪問する形で行なわれ、市民親善訪問団の訪問はありませんでした。

　本年、姉妹都市締結25周年を迎えたことから、それを記念して、平成26年10月14日から18日にかけて、松永鉄兵議員（市川市議会副議長）を団長とした市川市公式代表団と、市川市交流協会の笹本瞭協会長を団長とする市川市民親善訪問団がメダン市を訪問しました。

　なお、今回の訪問では、当初訪問予定であった大久保市長は、台風19号の影響で渡航することが出来ませんでしたが、平成21年度に訪問できなかった分まで、現地の方々と交流を深めてまいりました。

　現地では、公式代表団・市民訪問団共にメダン市長の表敬訪問を行い、姉妹都市締結25周年を記念して、市内の公園の一角に植樹を行ないました。

　公式代表団は、表敬訪問以外にもインドネシア特産のゴムの工場視察や、市川市から寄贈されたニホンザルが飼育されている動物園などの視察等を行い、姉妹都市である現在のメダン市の状況を肌で感じました。

　現地では、メダン市からの歓迎だけでなく、メダン姉妹都市協会からも盛大な歓迎を受けました。公式代表団・市民訪問団は、メダン姉妹都市協会の企画・運営による歓迎夕食会に出席し、楽しいひと時を過ごしました。この歓迎夕食会では、特にメダン姉妹都市協会の学生会が活躍し、会を盛り上げていました。

　今回のメダン市訪問では、公式代表団・市民訪問団共に、在メダン日本国総領事館を訪問いたしました。領事館では、在メダン日本国総領事である濱田様が両団を歓迎してくださり、インドネシアにおける日本の技術の必要性（環境保全技術やバイオ技術等）や、インドネシアが抱える問題などについてのお話をいただきました。

　メダン市滞在の最終日には、メダン市長主催の送別夕食会に参加しました。夕食会では、北スマトラ大学の学生によるインドネシアの伝統芸能が披露され、会場が大いに盛り上がりました。

　今回の訪問では、市民訪問団と一緒にメダン市を訪問し、両市の姉妹都市関係が、今後さらに強くなっていくことを誓い、市川市公式代表団と市民訪問団は、メダン市を後にしました。

 　平成27年度は、メダン市青少年代表団の来市を予定しています。

　出張に係る経費総額：1,109千円　（文化国際部職員3名の渡航費等）