イッシー・レ・ムリノー市の日本庭園「市川庭園」竣工

本市とイッシー・レ・ムリノー市は平成24年にパートナーシティを締結し、ICT施策、花と緑の街施策、文化・芸術の分野における自治体間交流及び青少年並びに市民交流を推進していく旨の盟約書を交わしました。

当事業は、平成25年にイッシー・レ・ムリノー市長が来市した際、今後の両市の交流についての会議でイッシー・レ・ムリノー市から提案されたものです。
イッシー・レ・ムリノー市は近年、エコ地区（スマートシティ）の開発に力を注いでおり、その内の1つ「Fort d’Issy」に日本庭園を造って欲しいというものでした。
事業実施にあたり、本市は市川造園建設業協同組合に協力を仰ぎ、庭園の設計・材料の選定・技術指導等を行ってきました。

このたび、日本庭園「市川庭園」が完成したことを受け、平成28年3月24日から29日まで、市長ほか市川造園建設業協同組合、市川市国際交流協会の関係者が竣工式に出席するためイッシー・レ・ムリノー市を訪問しました。

第1次世界大戦以降、荒廃した軍事要塞を整備し、現在はエコ地区Fort Issy（fortは要塞の意）として、住居のほか学校や託児所、スーパー、カフェ、フィットネスジム・プール、文化施設等が備わっている。環境面にも配慮されており、地熱を利用して住居や学校、施設を温めているほか、「Smart Grid」を導入し、電力供給の合理化と最適化を図っている。ごみの収集は、分別して廃棄されたごみを地下に張り巡らされたパイプを使って敷地の外から一気に吸い上げているため、排気ガス放出が少なくすむ構造になっている。そのほか、日本庭園を含め44,000平方メートルの緑地スペース配されており、住民や訪れる人に活力を与えている。