更新日: 2021年3月2日

自然環境 三番瀬の現況に関する基礎調査

市川市の自然環境

三番瀬の現況に関する基礎調査

三番瀬および周辺水域における自然の現況に関する基礎調査

 市川の海辺は、東京湾最奥部の埋立地によって囲まれた位置にあり、水深5メートル以下の浅海域(浅瀬や干潟)が岸から沖合い3から4キロメートルの範囲に広がっていて、「三番瀬」(さんばんぜ)と一般的に呼ばれています。
 
 また、江戸川の河口域にあたる江戸川放水路や行徳鳥獣保護区を含む行徳近郊緑地特別保全地区などの三番瀬に関連する水域と一体となった保護、保全が必要であると考え、これまでに三番瀬海域や江戸川放水路、船橋市と隣接する人工干潟、行徳近郊緑地特別保全地区などにおいて、自然環境の視点から大学研究者、NPO法人、さらに市民の参加による生物調査を実施すると共に併せて啓発事業などを実施しました。
 
 調査結果は、市民向けの調査報告会の開催、展示などのほか、調査に携わった研究者によって学会などで報告、発表されています。
 調査の運営にあたっては、大学学術研究機関、NPO法人、市川市の三者が協働することにより情報の共有と役割分担を行いました。
 
 調査によって得られた標本や映像情報は、啓発行事における展示などにより活用しています。
 
 
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実施した調査

  ○三番瀬市民生物調査

 三番瀬とその周辺の水域において平成15年1月より平成16年3月まで、底生生物を中心に市民参加で調査を実施しました。

 市川市三番瀬市民生物調査報告書(平成15年度)は、こちら をご覧ください。 (PDF形式 2.2MB)

 

  ○行徳内陸性湿地生物調査

 三番瀬の現況に関する調査に引き続き、平成16年、17年度の2ヵ年に渡り陸と海の連続性の観点から三番瀬海域の後背湿地としての位置づけが注目されている行徳近郊緑地特別保全地区において底生生物、魚類などの生物調査を実施しました。

 調査報告書は、以下のとおりです。

    行徳内陸性湿地生物調査(平成16年度)はこちらをご覧ください。(PDF形式 4.7MB)

    行徳内陸性湿地生物調査(平成17年度)はこちらをご覧ください。(PDF形式 1.9MB)

 

 

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調査の総合報告書

  ○東京湾奥部市川市周辺干潟浅場海域生物調査報告書(平成18年度)

 三番瀬とその周辺の水域において平成14年度から平成17年度まで実施した、上記「三番瀬市民生物調査」「行徳内陸性湿地生物調査」の底生生物を主体とした生物調査の成果を踏まえ、総合的に報告書として取りまとめを行いました。

東京湾奥部市川市周辺干潟浅場海域生物調査報告書(平成18年度)は、こちら をご覧ください。(PDF形式 17MB) 

 

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その他の成果

  ○親子地引き網調査

 行徳内陸性湿地における生物調査の一環として、親子の参加者による干潟上の生物調査と地引き網を用いた浅瀬の魚類調査を平成17年8月20日に実施しました。

 行徳鳥獣保護区干潟生物観察調査会(平成17年8月20日実施分)の内容は、こちらをご覧ください。(東邦大学理学部東京湾生態系研究センターのサイトへ)
 

 また平成18年度は9月18日に同様の調査を開催しました。多くの参加応募をいただいていましたが、当日はあいにくの天気となり干潟での生物調査は行いましたが、地引き網による調査は行いませんでした。

 行徳鳥獣保護区干潟生物観察調査会(平成18年9月18日実施分)の内容は、こちらをご覧ください。(東邦大学理学部東京湾生態系研究センターのサイトへ)

 

  ○三番瀬と周辺水域の底生生物映像記録

 三番瀬とその周辺で、実際に干潟や岸辺から観察できる生物について、その種類と映像による記録を作成し、干潟観察のための基礎資料としました。

 三番瀬とその周辺の水域で見られる生物の内容は、こちらをご覧ください。(東邦大学理学部東京湾生態系研究センターのサイトへ)
 

 

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