更新日: 2024年8月19日
カラス被害対策指針について
カラス被害対策指針の概要
市では、「市川市民が安全で安心して快適に生活することができる環境の向上のためのカラス被害の防止等に関する条例(カラス被害防止条例)」の第4条第1項に基づき、カラス被害対策指針を策定しました。
指針の目的
カラス被害を予防すると同時に、発生したカラス被害をできるかぎり低減するものとして、市、市民、事業者の責務を明確化するとともに、今後、取り組むべき施策を実施するうえでの拠りどころとします。
カラスの生息状況
市周辺には、カラス類の大規模なねぐらが真間山周辺と船橋市藤原の2箇所あります。この2つのねぐらに生息するカラス類の数は、あわせて4,000羽から5,000羽で、平成31(令和元)年に行った調査よりも増加しています。
ごみ集積場所の被害状況
ごみ集積場所の被害状況を調べるため、全長約2キロメートルの調査区間を複数設定し、ごみ集積場所の状況(カラス等による被害の有無やカラス対策ネット等の防除対策の有無等)を調べました。
今回の調査結果と平成31(令和元)年の調査結果を比較すると、越冬期(1月)、繁殖期(5月)ともに、被害を受けたごみ集積場所の割合が減少傾向にあるという結果になりました。
前回調査から4年が経過し、防除対策を行っているごみ集積場所の割合は増加しており、これまでのごみ対策の成果が現れているものと考えられます。
平成31年1月(ア) | 令和5年1月(イ) | (イ)-(ア) | |
---|---|---|---|
防除対策済のごみ集積場所の割合 | 87% | 90% | 3ポイント増 |
被害を受けたごみ集積場所の割合 | 2.3% | 1.0% | 1.3ポイント減 |
令和元年5月(ア) | 令和5年6月(イ) | (イ)-(ア) | |
---|---|---|---|
防除対策済のごみ集積場所の割合 | 85% | 92% | 7ポイント増 |
被害を受けたごみ集積場所の割合 | 1.9% | 1.4% | 0.5ポイント減 |
カラス被害対策
今後、さらにカラス被害を減らしていくためには、カラス被害の温床となる生ごみ等の餌資源を減らすと同時に、人とカラスが過剰に干渉することのない状況を築くことが重要であり、そのための方策の検討と実施、効果の検証を行うことが必要です。
またカラス被害は、事業者や市民の日常行動が密接に関連している場合が多いため、それぞれ自らが、カラス被害を発生させないようにすることが重要です。
市では、関係各課と連携した施策を実施し、市民、事業者の皆さまと協力しながら効果的に取り組みを行ってまいります。
カラス被害対策の推進体制
市では、関係各課と連携し、カラス被害に対する方策を推進します。
またカラス被害の苦情等に対しては、各課が連携して迅速に対応いたします。
対策内容 | 担当部署 |
---|---|
生ごみの減量 | 清掃事業課 |
カラス対策ネットの貸与 | 清掃事業課 |
金網式ごみ箱の貸与 | 清掃事業課 |
集合住宅におけるごみストッカーの設置指導 | 清掃事業課 |
餌やりの防止 | 自然環境課 |
ペットフードや巣作り資源の適正管理 | 自然環境課 |
カラスの糞尿汚染による市道の清掃 | 道路安全課 |
繁殖期等における巣及び卵、雛鳥の撤去 | まちの相談直行便 (総合市民相談課、行徳支所地域整備課) |
効果的な被害対策技術等の調査 | 自然環境課 |
カラス生息状況調査の実施 | 自然環境課 |
周辺自治体との情報交換 | 自然環境課 |
モニター事業の検討 | 自然環境課 |
公園、緑地、街路樹でのカラス被害相談 | 公園緑地課 |
事業者へのごみ出し指導 | 清掃事業課 |
農地でのカラス被害相談 | 農業振興課 |
このページに掲載されている
情報の問い合わせ
市川市 環境部 自然環境課
〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号
- 自然共生グループ
- 電話 047-712-6307(野生生物関係)
FAX 047-712-6308 - 動物愛護グループ
- 電話 047-712-6309(犬の登録・地域猫など)
FAX 047-712-6308 - 行徳野鳥観察舎
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FAX 047-702-8047