更新日: 2024年8月2日
市川市のあゆみ 第17回 昭和58年8月15日号
市川市市制施行90周年を記念して、市川市の歴史を広報いちかわで振り返る全32回の連載企画です!第17回の今回は、昭和58年8月15日号の中から選りすぐりの記事をお届けします。
市川市のあゆみ 読み方のご案内
- 紙面から市職員が選んだ、発行当時の様子がわかる興味深い記事を2つ掲載します。
- 古くて読み取れない場合もあるため、2つの記事にはそれぞれ職員が書き起こした文章を掲載します。
- 古い文章については平易な文章に直している場合があります。直し方が正しくない場合もあるかと思いますが、読みやすさを優先させていただきますのでご了承ください。
- アクセシビリティツール「FACIL'iti(ファシリティ)」をご利用いただけます。ページの見た目を、視覚・動作・認識でお困りの症状をお持ちの方にとって、見やすく、使いやすいように変換するサービスです。使い方はアクセシビリティツールをご覧ください。その他、お手元の端末での読み上げソフトをご活用いただくことで、文章の読み上げにも対応しています。
- 市川市中央図書館にて過去の広報の全紙面をご覧いただけます。ただし、一部欠号がありますのであらかじめご了承ください。
中学生議員堂々と 第四回模擬議会
議会の働き、地方自治の仕組みを身をもって学ぶ
百二十三人が参加、議長には初の女性
百聞は一見にしかず―八月三日中学生による模擬議会が行われ、市内の中学生四十六人が一日市議会議員を体験しました。この模擬議会は、社会科の授業のひとつとして、議会の働きや地方自治の仕組みを身をもって勉強してもらおうというもので、今年で四回目。市立中学校から選ばれた議員と、傍聴人併せて百二十三人の中学三年生が参加しました。一方、理事者側は本当の議会と同じように、市長をはじめ関係の部長が出席しました。初めに高橋市長から「学校での学問だけでなく、実際の体験を通した“実学”として、しっかり学んでください」とあいさつがあり、続いて村越議長があいさつして開会しました。会議は、市川市議会会議規則に従って、本物そっくりに進められました。第四中の生徒が初めての女性議長に、副議長に第五中の生徒が選ばれました。次に議席が指定され、会議録署名議員の指名が行われ、会期を一日と決定して、一般質問に入りました。一般質問には十一人が立ちました。コンピューター時代を反映して、市民課窓口のオンライン化の問題を取りあげた生徒、いつも自分が利用している橋の危険性や自分が通学している学校の体育館の整備など身近な問題をテーマにした生徒、中学生らしいものから大人顔負けのものまで、幅広い質問を披露しました。そして、東国分中の生徒が「市川市内のコミュニティと自然保護」と題する決議文を提案、第六中の生徒が賛成討論をして、全会一致で可決、閉会しました。最後に、教育長は「君たちは大変貴重な体験をした。この体験を参加できなかったたくさんの友だちに伝えて、より効果のある学習としてほしい」と、希望を述べました。質問した中学生とテーマは次の通りです。〇保健医療について(下貝塚中) 〇都市基盤の整備について(大洲中) 〇市街地の整備について(塩浜中)〇体育館の設備について(高谷中)〇社会教育の施設について(福栄中) 〇農水産業政策について(第一中) 〇市民参加・広報誌の有効化について(第二中) 〇真間川の改修工事と下水道のことについて(第三中) 〇行徳橋の歩道の整備について(第六中)〇生活保護と保育の問題について(第七中) 〇身体障害者の就職対策について(第八中)
担当職員より
中学生の模擬議会を取り上げました。実際に市議会の議場を使い、本当の議会のように進行していたんですね。現在、本市では夏休みに児童議会を開催しています。市内の各小学校5・6年生から児童議員を募り、議場で市に質問をしてもらう、議会形式のタウンミーティングです。今年も参加する児童議員42名が、市に対する質問を事前学習会でそれぞれ考えて決めました。児童議員の皆さんがどんな質問をするか楽しみです。(昨年の児童議会の様子)
真間川流域 浸水実績図を公表
市役所、公民館など31か所に掲示
台風や豪雨による災害の防止に役立ててもらおうと、このほど真間川流域総合治水対策協議会(県、市川・松戸・鎌ケ谷・船橋の各市と関東地方建設局で構成)が「真間川流域浸水実組図」(二万五千分の一)を公表、市役所、支所、出張所などで閲覧できます。この浸水実績図は、市川市、鎌ケ谷市、松戸市、船橋市にまたがる地域約七百ヘクタールについて、昭和三十三年の狩野川台風と五十六年の台風24号の洪水実績から”危険地域“をまとめたもの。河川流域の浸水実績図が公表されたのは県内では初めてです。真間川水系は、五十四年に国の総合治水対策特定河川事業に指定され、県が流域全体の総合治水対策を計画、六十五年を目標に河川改修などの整備に取り組んでいます。さらに五十六年の台風24号による水害を契機に国から激甚災害対策特別緊急事業に指定されたため、六十年までの五年間に百億円をかけ、重点個所の整備を進めています。浸水実績図は、この総合治水対策を受けて、流域の適正な宅地開発、住民の水防意識の向上、緊急時の避難などに役立ててもらうため公表されたものです。閲覧できる場所は、市役所、支所、出張所の一階ロビー、東・西・南・北の四消防署、中央、東部、西部をはじめとする十の公民館など三十一か所です。詳しくは、都市排水課へお尋ねください。
担当職員より
真間川流域の浸水実績図について取り上げました。本市内の水害対策は当時から進められていたのです。夏になると、全国で甚大な風水害の被害状況がニュースで取り上げられます。真間川では昭和54年度より、水害対策を計画的に行っています。本市でも近年では、平成25年の台風26号で大きな浸水被害がありましたが、治水対策の効果もあり、過去よりも被害が減少しています。ほかにも、現在市内各地での浸水被害を防ぐため、雨水管やポンプ場の整備を進めています。これからも、本市は安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。
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