更新日: 2022年6月30日

令和2年2月定例記者会見 2月12日(水曜)

 お忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
 本日、令和2年2月市川市議会定例会の招集を告示させていただきました。本会議は、2月19日からの開会予定でございます。
 
【施政方針】
 詳しくはお手元の施政方針で述べておりますが、本日は、新年度の市政運営の大まかな方針についてお話をさせていただきます。
 新年度のおける市政運営の基本方針は、主に4点あります。
 ひとつは、昨年3度の台風の来襲をうけまして、避難している人になるべく快適に難を凌いでいただけるような体制をどうしてもつくりあげたいということで、防災・減災の体制をしっかり整えることが第1点目であります。
 2点目は、引き続き環境に責任を持つまちづくりを進めたいと考え、環境負荷軽減に参加する仕組みをつくりあげていくということであります。
 3点目は、本市がかねてから文教都市を市民の皆さまの誇りの拠り所としてまちづくりを行ってまいりましたので、さらに文化創造事業、文化を創出して市民の皆さまに心を豊かに過ごしてしていただく、また、本市に対してシビックプライド、まちに対する愛着をより強く持っていただく、という事業を3点目に掲げさせていただいております。
  最後の4点目は、今年はオリンピックイヤーでありますことから、観光の推進ということで、より市川に人が集まってくることで、まちが活性化するように観光政策を進めていきたいと考えております。
 
 主な内容では、常々議会の答弁等でも申し上げていることでありますが、災害対応の要諦は、「常に最悪を想定しながら、最善をつくす。」ということでありますので、市がしっかりそういう体制を整えていれば、市民の皆さんも、よりいざという時に安心だということで、日々の生活を安心して過ごしていただくことができると思いますので、そのような気概で引き続きまちづくりを行っていきたいと思っております。
 環境に責任を持つまちづくりの実現でありますけど、持続可能な社会に対する新しい価値観を共有して、シェアリング・エコシステム(物資とエネルギーの循環構造)に参加できる仕組みを、ごみをごみでなくしていくという取組みを引き続き進めていきたいと思っています。
 また、本市が文教都市といわれてきたのは、やはり、まち全体で文人墨客を受け入れて、そして新しい才能を全体で育てる、ある種の気風があったからだと思っております。行政として市民の皆さまにより身近に芸術に触れていただいて、新しい才能を集めて育てる仕組みをつくっていきたいと思っています。
 4点目の観光でありますけど、都市型観光としての魅力を高めるために観光資源に関わる様々な団体や企業が一体となって、例えば、市川に観光協会というものがありますが、観光協会等々とより連携して、市川に関心を持っていただける、いわゆる関係人口を増やすという努力をしていきたいと思っております。
 
 
【重要な施策】
個別具体の重要な施策としましては、
・保育施設などの入園手続きをサポートするシステムを導入する
・児童虐待を未然に防ぐため、庁内で持っている情報を集約して分析して効果的な施策、体制の強化を行う
・「健康都市いちかわ」の実現に向け、ICTを活用して、市民の意見を分析して、効果的な施策を実施して仕組みをつくる
・高齢者や障がいのおもちの方に対する、ごみの戸別収集の支援事業を始める
・救急隊や警防隊にスマートフォンやタブレットを配備して、災害時に迅速に対応できるよう能力を向上させる
・市民の健康スポーツに関して、国府台球場と市民プールとその周辺地域の再整備を行っていく
・妙典地区に市内2箇所目となるパスポートセンター開設に備えた整備を行う
・窓口を訪問していただく際に、WEBサイトによる事前予約やキャッシュレス化を更に推進していく
・文化事業に関して、日常的に文化に触れる機会のひとつとして、永井荷風の書斎の移築再現
・地域や民間企業や公共交通機関との連携による観光振興ビジョンの策定
などを行いたいと思っています。
 
施政方針の3ページ以降に、「安心」「快適」「活力」のキーワードに沿って述べさせていただいております。
 
 
【予算】
最後に予算についてでありますけど、一生懸命、我々、メリハリをつける予算編成を行い、財政調整基金を取り崩すことなく、将来のあるべき姿を見据え重点的な配分を行いました。
一般会計としましては、前年度当初比2.7%増、1,620億円
そして、特別会計、公営企業会計を合わせた予算総額は、
前年度当初比1.6%増、 2,548億7,600万円といたしました。
詳細につきましては、後ほど財政部の方からお話をさせていただきたいと思います。
 
【主な会見項目】
 お知らせが2点ございまして、ひとつは、花火大会の話であり、もうひとつは行徳橋がいよいよ完成しますので、その完成式典のご案内であります。
 「第36回市川市民納涼花火大会の開催」についてでありますけど、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の関係で、従来8月に開催しておりましたところ、5月23日(土曜)に変則的に今年に限っては開催することになりますのでお知らせいたします。
 夏ではなくて、春の終わりに開催になりますので、いつもとはちょっと趣の変わった花火大会になるのではないかなと思っております。
 先だって、塩浜体育館でバレーボールの公式練習が行われるというアナウンスをさせていただきましたけど、花火大会もオリンピックも絡めて、大いに盛り上げていきたいというふうに意気込んでいるところであります。
 
 行徳橋の完成式典でありますけれど、ご案内のように平成24年度から国と県と共同で工事を進めてまいりましたけれども、いよいよ完成にこぎつけることが出来ました。
 現在架かっている古い行徳橋でありますけれども、これは行徳可動堰と併せて整備しまして、完成から既に64年を経過していたところであります。
 新しい橋が完成することによりまして、災害に強い交通網の構築であったり、歩道部分もかねてから非常に狭くて、危険性、不便さというものが市民の皆さまからご要望をたくさんいただいていたところでありますので、こういったところ、安全確保だったり、利便性の向上にもつながるのではないかと期待しております。
 ご利用を始めていただけるのは、3月10日(火曜)午前5時からとなりますが、切りかえの工事が多少残っているものですから、橋の完成と道路の接続の工事を別に行いますので、オープンというか利用開始は3月10日(火曜)の朝の5時からでありますけど、その開通に先立って、2月29日(土曜)に完成式典を行う予定であります。
 いつものように消防音楽隊の皆さんに演奏していただいたり、渡り初めを行徳側の方々とこちら側の方々と一緒にさせていただきたいと思っております。
 
私からは以上でございます。

その他記者会見項目についてはこちら→令和2年2月定例記者会見資料(PDF)

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