更新日: 2022年12月2日

フランス共和国イッシー・レ・ムリノー市と青少年平和学習交流を実施しました。

2021年11月6日と13日の2日間、市川市とイッシー・レ・ムリノー市の青少年によるオンラインを活用した平和学習交流を行いました。市川市からは千葉商科大学の学生など市内在住在学の青少年が参加して、イッシー・レ・ムリノー市の青少年とともに広島の原爆投下による被爆やSDGsに関する講演を聞きながら、平和について考え、意見を交わしました。

写真:PCを手元に置き、複数人で平和学習交流を行っている青少年たち

第1回では、市川被爆者の会の児玉三智子会長より、ご自身の広島での被爆経験を通じて核兵器の惨さや戦争の愚かさを語っていただきました。参加者の多くが児玉会長のお話に胸を痛め、また核兵器の問題についてより能動的に考え、議論していかなければならないという声が聞かれました。一方、イッシー・レ・ムリノー市の青少年の中には広島や長崎の原爆について学ぶ機会がほとんどなかったという方もおり、国情の違いやそれぞれの学習環境によって平和に関する学習の機会が大きく異なるという事実も知ることとなりました。

講演中の写真
市川被爆者の会 児玉三智子 会長

第2回では、千葉商科大学の笹谷秀光教授よりSDGsについてご講演いただき、すべての人々の人権の実現を目指すSDGsの理念は平和なくして実現し得ないことを伝えていただきました。平和の祭典と言われるオリンピックも、東京・パリの両大会ではSDGsの理念に準拠して運営計画が練られていることなど、世の中が思っている以上にSDGsと連携していることに参加者たちは大きな関心を寄せていました。両市の参加者の間で、普段からSDGsを意識した行動をどのようにとっているかを披露しあうなど、平和の希求という切り口からSDGsへの意識を高める機会となりました。

講演中の写真
千葉商科大学 笹谷秀光 教授

2日間にわたり開催した平和学習交流は、オンラインで両市をつないで実施する初めての試みでしたが、自分の意見を英語で積極的に伝えあう両市の青少年の姿は非常に頼もしく感じられました。今回の交流を契機に、両市の若者が手を取り合いながら、平和で輝かしい未来を創っていくことを願っています。

写真:オンラインで平和学習交流を行っている女性2人

第1回(2021年11月6日)

テーマ
戦争による原爆投下と平和
講師
児玉 三智子 氏 (市川被爆者の会 会長)
参加者
市川市 青少年10名、 イッシー・レ・ムリノー市 青少年10名
場所
市川市役所第1庁舎 7階

第2回(2021年11月13日)

テーマ
SDGsと平和
講師
笹谷 秀光 氏 (千葉商科大学 教授)
参加者
市川市 青少年8名、 イッシー・レ・ムリノー市 青少年8名
場所
市川市役所第1庁舎 7階

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本交流事業は、一般財団法人自治体国際化協会の助成を受けております。

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