更新日: 2022年4月21日
市川市公式代表団ローゼンハイム市派遣・第5回日本経済デイへの参加
本市とローゼンハイム市は教育、スポーツ、文化の分野での青少年交流を支援し、両市市民の相互理解が深まる交流活動を行うために、パートナーシティを2004年に締結しました。これまで青少年の相互派遣をはじめ、さまざまな交流を続けています。
今年2019年で、パートナーシティ締結15周年を迎えました。
これを記念して、パートナーシティ締結15周年の記念式典がローゼンハイム市内で行われ、それに合わせて、2019年10月22日~26日に市川市公式代表団と市民親善訪問団がローゼンハイム市を訪問し、式典に参加しました。
滞在中には市長表敬訪問の他、ローゼンハイム市内の視察、市川市公立中学校と青少年交流を行っているメートヒェン・レアルシューレ(女子中学校)の生徒やローゼンハイム市民との交流などを行いました。また、10月24日には第5回日本経済デイが開催され、両市にとって今後の経済的な相互発展のためのネットワークづくりの場となりました。
市内視察の様子
記念式典(10月25日)
記念式典での両市長の挨拶
市民の交流
ローゼンハイム市には、市川・ローゼンハイム都市間交流クラブがあり、市川市国際交流協会と長年市民同士での交流を盛んに行ってきました。記念式典では、市川・ローゼンハイム都市間交流クラブ会長のウド・ザッツガー氏と市川市国際交流協会会長の成田久江氏から、今後ますますの市民交流の発展を願って挨拶がありました。
また、滞在中には、市川市民親善訪問団とローゼンハイム市民との文化交流も行われました。
日本経済デイ
日本経済デイは、ローゼンハイム市が日本との経済交流を活発にするためにバイエルン州での拠点となるべく、経済界のネットワーク作りを目的として1年半毎に開催しているものです。日本で事業活動を行っているドイツ企業の代表者や専門家による最新情報・体験談等を交えた講演が行われることから、バイエルン州内で日本企業との経済交流に興味がある企業や、既に日本国内に進出している企業の代表などが一堂に会し、積極的な意見交換が行われるものです。
本市とローゼンハイム市との交流分野の一つである経済交流の観点から、ローゼンハイム市のバウアー市長より招請を受けたことから、本市は2015年7月に開催された第3回日本経済デイから参加しています。
第5回目となる今回は2019年10月24日に行われ、約120人が参加しました
市川市からの参加企業
同社は、1957年に創業したプラスチックボトルなどのブロー成形を専門に行っているメーカーです。特に積層ブロー成形という、機能の異なる樹脂を重ねることにより内容物の劣化を防ぐ、ボトルの成形技術を得意としています。この積層技術を応用して、1980年代からバイオマス素材や生分解性プラスチックを使用したボトルの開発を行ってきた企業でもあります。日本経済デイにおいて、自社の取組みについてプレゼンテーションを行いました。
企業等の視察
ローゼンハイム市は、バイエルン州の州都であるミュンヘン近郊の都市であるとともに、イン川やアルプス山脈等豊かな自然に恵まれた街でもあることから、大手企業が多数進出しています。
今回は、IFM社、シュタットベルケ・ローゼンハイム社、Krones社の他、千葉大学及び千葉商科大学と協定締結を行い交換留学などを行っているローゼンハイム応用科学大学を視察しました。
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IFM社
今日あらゆる産業分野で第4の産業革命「インダストリー4.0」が進行している中、IoT実現のためのセンサー等電子製品、システム、ライセンス、サービスの販売を行っている会社です。
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シュタットベルケ・ローゼンハイム社
ローゼンハイム市が100%出資している公益企業であり、ローゼンハイム市内に電気、地域熱、ガス、水を提供するとともに、2つの公共浴場を運営するとともに、ゴミの処理(粗大ゴミ収集所など)などを行っています。
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ローゼンハイム応用科学大学
経済デイに参加した平和化学工業所の事業内容に合わせ、プラスチックに関する学部を訪問しました。
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Krones社
ボトルへ内容物を充填するための機器を開発・製造している世界有数の製造ラインメーカーです。