更新日: 2023年12月5日

広報いちかわ4月1日号 特集

特集1:[令和5年度]施政方針、教育行政運営方針、未来につながるまちづくり

特集2:[令和5年度]当初予算

新型コロナウイルス感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。
市の事業・イベントの中止(延期)情報は各担当課のWebページなどを確認してください。
市民の広場のイベントなどの開催については各団体まで問い合わせください。

前号の特集

[特集]目次

[令和5年度]施政方針、教育行政運営方針、未来につながるまちづくり

市議会2月定例会において、田中甲市長が施政方針、田中庸惠(ようけい)教育長が教育行政運営方針をそれぞれ述べました。特集1では、新年度の主な施策を紹介します。

問い合わせ=TEL047-712-8591 企画課、TEL047-383-9224 教育総務課

施政方針

市川市総合計画第三次基本計画が掲げるまちづくりの目標

具体的な対策で 持続可能な未来につながる まちづくり

施政方針は、新年度を迎えるにあたって、市長が向こう1年間の市政運営の方針や重要な施策を示したものだよ。

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  • 「選択と集中」の考え方に基づく、「最も有効な税金の使い方を的確に判断」
  • 老朽化が進むクリーンセンターや斎場の建て替えなど、「市民生活の基盤に最も重要な施策の対応」
  • 学校給食費の無償化など、「市民が喜ぶ施策の推進」

重要な施策

イラスト:まちづくり

まちづくりの目標を実現するため、本市が具体的に行動し対策を講ずる必要がある重要な施策を次のとおり定め、着実に進めます。

健康寿命日本一

  • 市民の健康意識を高め、いつまでも自分らしく輝けるようサポートします。

子育てサービスの拡充

  • 子ども医療費助成制度の対象を高校生まで拡大し、対象となるひとり親家庭の親子の自己負担額を無料とします。

デジタル地域通貨の導入

  • 市民の健康づくりやボランティア活動、エコ活動、自治会活動などと連動したデジタル地域通貨の仕組みを整え、市内経済と市民活動の両面から元気なまちをつくります。

水辺のまちづくり

  • 恵まれた水辺環境を生かし、人と人をつなぐにぎわいの場が創出されることを目指した水辺のまちづくりを進めます。

カーボンニュートラルの推進

  • 公共施設の脱炭素化を加速していくことに加え、一般住宅や店舗・事業所に断熱化や太陽光発電設備、蓄電池などを導入する際の補助を行います。

3つのまちの姿(主な施策)

まちづくりの目標に掲げる「3つのまちの姿」に沿って、本年度の主な施策を実行します。

[1]安心で快適なまち

減災・防犯力の向上

  • 避難所生活の負担を和らげるため市立小・中学校などに冷暖房設備を順次設置します。
  • より防犯効果の高いカメラ付き防犯灯の導入に対する補助を行います。

都市基盤などの計画的な整備

  • 公共下水道の普及率向上に努めます。

誰もがいきいきと暮らせるまちづくり

  • 地域共生社会の実現を目指し、包括的な支援体制の整備を進めます。
  • 特別な支援が必要な子どもの特性を尊重し、全ての子どもたちが分け隔てなく一緒に過ごせる仕組みを整えます。

循環型社会の形成

  • 焼却灰などの資源化をさらに進めるとともに、引き続きごみの減量化の周知を図ります。

行政サービスの充実

  • さらなる窓口の利便性向上のため、第1庁舎に新たな番号発券機を導入します。
画像:体育館の冷暖房
▲体育館の冷暖房

[2]健やかに暮らせるまち

子育て環境の整備

  • 私立幼稚園の預かり保育利用料の補助や、行徳地区に病児保育施設を新設します。
  • 保育クラブの全クラスにワイファイ環境を整備します。

子どもの食の環境を守る

  • こども食堂やフードリボンプロジェクトを応援します。

スポーツ環境の整備

  • 老朽化したスポーツ施設の再整備を計画的に進めるとともに、トップアスリートとの交流の場を設けます。

自然環境の保全

  • 大町公園や霊園における適切な森林環境の保全や、公園の除草や剪定(せんてい)を行います。
画像:保育施設の様子
▲保育施設の様子

[3]魅力あふれる元気なまち

郷土愛の醸成

  • 「いちかわかるた」を市内の全小学校に配布します。また、希望者への販売も行います。

水産業・都市農業の振興

  • 安全な漁業活動のため、護岸改修や浚渫(しゅんせつ)、施設整備などを支援します。
  • ひょうなどから農作物を守る多目的防災網の設置費用の補助や、トマトの家庭栽培キットによる市民が農業に親しめる機会を提供します。

地域コミュニティの活性化

  • 市と自治会の連携をさらに深め、協働によるまちづくりを進めます。

空き家対策

  • 空き家の実情の把握に努めるとともに、不動産団体との連携協定に基づき、空き家対策を強化します。
画像:いちかわかるた(イメージ)
▲いちかわかるた(イメージ)

教育行政運営方針

教育行政運営方針は、教育長が施政方針と同様に教育行政の方針を示しているんだ。

[基本方針]

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  • 市川市教育振興大綱の具現化
  • 第3期市川市教育振興基本計画の点検・評価結果に基づく施策の改善
  • 新たな教育課題への対応

[1]生涯を通じた学び

画像:自動車図書館
▲自動車図書館

 市民が共に学び合い、学びを通じて人と人、地域がつながり、世代を超えて、学びがつながる生涯学習を目指します。

幅広い世代への多様な学びの機会の提供

  • 公民館では対面型の講座及びオンライン講座をそれぞれの利点を生かして実施します。
  • 図書館内の学習スペース確保や自動車図書館など快適に利用できるサービスの充実を図ります。

文化財の保護と活用

  • 北下瓦窯跡(きたしたかわらがまあと)の公有化の推進及び、国府台公園野球場の建て替えに伴う国庁関連遺構の発掘調査を継続します。

[2]学校における学び

画像:デジタルツールの活用
▲デジタルツールの活用

 全ての子どもたちが個性を発揮して、未来を切り開くことのできる、これからの時代を見据えた学びを進めます。

学力向上への取り組み

  • デジタルツールを柔軟に活用し、子どもたちに寄り添った指導の個別化・学習の個性化・協働的な学びを進め、学校図書館を活用した読書教育、小学校高学年における教科担任制を推進します。

望ましい生活習慣を身に付け、体力向上を図る取り組みの推進・食育の充実

  • 子どもたちの健やかな体や豊かな心の育成を図るため、体力向上、食育及び体験活動の充実を図り、包括的な健康教育を推進します。

特別支援教育の推進

  • 一人ひとりの教育的ニーズに沿った少人数の学級編成、特別な教育課程などによる適切な指導及び支援を行います。

[3]教育環境の整備

画像:給食の時間
▲給食の時間

 子どもたちが意欲的な姿勢で学びが続けられるよう、安全・安心な教育環境を整えます。

誰一人取り残さず、安心して学べる教育環境

  • いじめの未然防止の対応、不登校の子どもが安心できる居場所づくり、校則・制服の見直しなど、誰一人取り残さない学校づくりに努めます。放課後も安心して過ごせる居場所を用意し、さまざまな学びや多様な体験活動などの機会を提供します。

食の環境の充実

  • 子どもたちの安心で充実した食の環境を整えるため、学校給食費の無償化を4月から市立学校全55校で実施します。

教職員の多忙化解消・働き方改革

  • ・子どもたちに応じた指導の持続的な実現のため、スクールロイヤー、スクール・サポート・スタッフの活用や学校部活動の地域移行を進め、教職員が教育活動に専念できる環境を整えます。

[令和5年度]当初予算

予算は、向こう1年間の収入を見積もり、その範囲で何のためにどのくらいお金を使うかを計画したものだよ。

 令和5年度一般会計当初予算額は、前年度と同額の1,668億円となり、特別会計、公営企業会計とあわせた全会計では、0.6パーセント増の、2,683億5,700万円となっています。
 新年度は、増加し続ける社会保障関連の経費などに対応を図りつつも、生活基盤づくり重要プロジェクトの実施や、公共施設の整備などのための財源確保の他、市民生活に密着した取り組みなど、足元の課題への対応と将来の財政負担の解消に向けた予算としました。
 施政方針及び教育行政運営方針に沿った施策を推進することで、未来につながるまちづくりを進めます。

問い合わせ=TEL047-712-8595財政課

一般会計

1,668億円(前年度と同額)

特別会計

790億2,700万円(対前年度比2.9パーセント増)

  • 国民健康保険特別会計:407億5,900万円
  • 介護保険特別会計:318億8,500万円
  • 後期高齢者医療特別会計:63億8,300万円

公営企業会計

225億3,000万円(対前年度比2.4パーセント減)

  • 下水道事業会計 225億3,000万円

全会計

2,683億5,700万円(対前年度比0.6パーセント増)

一般会計
福祉や道路、教育など市の基本的な事業を行うために設けられた会計
特別会計
国民健康保険税などの特定の収入をもって特定の事業の費用に充てるために設けられた会計
公営企業会計
地方公共団体が経営する公益的な事業を行うために設けられた会計

一般会計における歳入・歳出予算の内訳

歳入

イラスト:歳入予算の内訳

歳出

イラスト:歳出予算の内訳

市民一人当たりの予算額

339,316円

  • 一般会計予算1,668億円を市の人口491,577人(令和4年12月末時点)で割って算出

総務費

イラスト:総務費

文化・スポーツの振興、防災対策、情報化の推進など

40,535円

公債費

イラスト:公債費

借入金の返済

17,963円

民生費

イラスト:民生費

高齢者・障がい者・子どもの福祉など

167,156円

教育費

イラスト:教育費

教育の充実、公民館・図書館の運営など

29,705円

消防費

イラスト:消防費

消防・救急活動など

11,119円

衛生費

イラスト:衛生費

医療、保健、ごみ処理など

45,370円

土木費

イラスト:土木費

道路・河川・公園の整備など

18,585円

その他

イラスト:その他

地域経済・観光の振興、議会の運営など

8,883円

施政方針・教育運営方針に基づく主な事業

生活基盤づくり重要プロジェクト

画像:学校給食室運営事業・学校給食費管理事業

・学校給食室運営事業・学校給食費管理事業[教育費](41億121万円)
 学校給食を円滑に運営するとともに、学校給食費の無償化を実施し、子どもたちの成長を支えます。

画像:クリーンセンター整備事業

・クリーンセンター整備事業(20億5,318万円)[衛生費]
 老朽化したクリーンセンターの維持管理及び建て替えのための基金への積み立て・民間事業者の募集を行います。

・斎場施設整備事業(15万円)[衛生費]
 老朽化した斎場の建て替えなどを行う民間事業者の募集を行います。

公共施設の整備などのための財源確保

イラスト:公共施設整備基金

・公共施設整備基金[総務費](15億271万円)
 公共施設の保全、更新その他の計画的な整備にあたり、財政状況を踏まえて必要な資金を積み立てるとともに、公共施設等総合管理計画などに基づく整備などの財源に活用します。

重要な施策

イラスト:デジタル地域通貨推進事業
  • こどもの医療費助成事業[民生費](16億6,882万円)
    子ども医療費助成の対象を高校生まで拡大するとともに、ひとり親家庭などの医療費の自己負担金を無償化します。
  • デジタル地域通貨推進事業[商工費](6億6,048万円)
    地域経済と市民活動の活性化を図るため、市内の加盟店で利用できるデジタル地域通貨の導入に向けた実証実験を行います。
  • スマートハウス普及促進事業[衛生費](2,686万円)
    家庭におけるスマートハウス関連設備(太陽光発電設備など)の導入費用の一部を補助します。

安心で快適なまち

・公共下水道整備事業(雨水・汚水)[下水道事業合計](96億2,140万円)
 浸水被害軽減のためポンプ場整備などを進めるとともに、下水道普及促進を図るため汚水管渠(かんきょ)整備を行います。

・介護予防センター整備事業[民生費](1億3,436万円)
 健康寿命延伸を実現するため、高齢者の社会参加と介護予防の拠点となる「介護予防センター」を整備します。

・重層的支援体制整備事業[民生費](5,053万円)
 複雑化・複合化した支援ニーズに対応するため、包括的な支援体制を構築します。

画像:女性の活躍を推進します
▲女性の活躍を推進します

・女性消防吏員活躍推進事業[消防費](172万円)
 女性消防吏員の増加を目指し、路線バスに市内女子大学の学生がデザインしたラッピング広告を掲載します。

健やかに暮らせるまち

画像:身近な憩いの場の公園(里見公園)
▲身近な憩いの場の公園(里見公園)

・公園施設維持管理事業[土木費](11億9,014万円)
 快適性や魅力の向上、安全性の確保のため、公園や緑地、街路樹などの適正な維持管理を行います。

・病児・病後児保育事業[民生費](1億1,145万円)
保護者の子育てと就労の両立を支援するため、病児・病後児保育施設の新設により受け入れを拡充します。

・スポーツ施設整備事業[総務日][土木費](9,450万円)
江戸川河川敷サッカーグラウンドの整備など、スポーツ拠点施設を再整備します。

魅力あふれる元気なまち

画像:アルパカのもちち
▲アルパカのもちち

・動植物園管理運営事業[観光費](2億8,823万円)
利用者が安全、快適に過ごせるように、動植物園及び観賞植物園の維持管理を行います。

・都市農業振興支援事業[農林水産業費](1億945万円)
都市農業振興のため、農業者が実施する多目的防災網の設置などの費用の一部を補助します。

・自治会等委託事業[総務費](1億41万円)
広報物などの配布にかかる委託事務費を増額し、自治会活動をより一層支援します。

教育関係

画像:放課後子ども教室でのクイズ大会の様子
▲放課後子ども教室でのクイズ大会の様子
  • 子どもの居場所づくり事業[教育費](3億1,718万円)
    市立小学校などにおいて、安全安心な居場所を提供するため、放課後子ども教室を開室、運営します。
  • 埋蔵文化財調査事業[教育費](6,817万円)
    埋蔵された文化財の保存を図るため、発掘調査を進めます。
  • デジタル教科書等導入事業[教育費](1,737万円)
    学びの充実を図るため、市立小・中学校などにおいて、指導者用デジタル教科書(教材)を活用します。

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