更新日: 2023年5月22日

広報いちかわ7月4日号 連載

新型コロナウイルス感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。
市の事業・イベントの中止(延期)情報は各担当課のWebページなどを確認してください。
市民の広場のイベントなどの開催については各団体まで問い合わせください。

 

目次

ムラコシコラム

人を惹(ひ)きつける市役所へ

 これまでの市役所は、ただ手続きをするためだけに訪れる場所でした。しかし、庁舎はこれから少なくとも50年を超えて使用することから、便利でみなさんの生活を豊かにする場所でなければなりません。
 そこで、新しい市役所では、手続きのたびに複数の窓口をまわるのではなく、原則一つの窓口で手続きができるワンストップサービスを導入します。
 また、コミュニティの形成やネットワークを広げるための拠点となるよう市民のみなさんが気軽に訪れる交流スペースを、中央階段を動線とした1、2階に広く設けています。そこではさまざまな市民参加のイベントなどを行うほか、例えば経済分野においてアイデアがあるが販路がないなどの課題について、集まったさまざまな方がお互いに補いながら、2階の経済部職員も参加し、さまざまな協力をすることによりビジネスチャンスやイノベーションが生まれるなど、市民のみなさんの創造力が発揮できる場になるものと考えています。
 将来的に、いろいろな手続きが市役所に来なくてもできるようになった際は、1階と2階の全てを市民スペースとして開放することも想定しています。
 まもなく新第1庁舎が完成しますが、建物が変わるだけではなくサービスを含め市役所のあり方が大きく変わります。8月から移転を開始し、来年1月には移転を終える予定です。便利で人を惹きつける市役所に生まれ変わりますので、今しばらく楽しみにお待ちください。

市長 村越祐民

 

歴史と文化の散歩道[88]

葛飾八幡宮と八幡の藪(やぶ)知らずの石碑

八幡の藪知らず 塚本里乃氏蔵 今回は、市川市内でも有数の神社で、多くの人々が参拝に訪れる葛飾八幡宮と、ミステリースポットとしても知られる八幡の藪知らずにある、石碑について紹介します。
 葛飾八幡宮の境内には、源頼朝ゆかりの駒どめの石や、元亨元(1321)年の年号が刻まれた梵鐘(ぼんしょう)が境内から出土されたことを示す石碑があり、葛飾八幡宮が古い時期から存在していたことがわかります。
 拝殿を背にした参道左手には、大正4(1915)年に建てられた川上翁遺徳碑があります。江戸時代中期に八幡の地で梨栽培に奔走し、市川の梨を有名にした川上善六の功績を称えるもので、葛飾八幡宮の境内で梨の栽培をはじめたと伝えています。また、全日警ホール(市川市八幡市民会館)入り口のそばには、昭和9(1934)年に市制が施行されたときの初代市長で、その後8期21年半在職した浮谷竹次郎の胸像が設置されるなど、市域の歴史を語るうえで欠くことのできない人物が顕彰されています。
 また、葛飾八幡宮の発祥地、徳川光圀(水戸黄門)の漫遊など、数々の由来がある八幡の藪知らずには、鳥居の右側に、いくつかの石碑がみられます。
 そのうちの一つに、「不知八幡森(やわたしらずのもり)」と刻まれた石碑があります。今から163年前の安政4(1857)年に建てられたもので、訪れた人々に藪知らずの存在を知らしめるものです。参考までに下の写真は、明治末期から大正初期のものと考えられますが、石碑とともに訪れた人に憩いの場を提供する、茶屋のような建物も写っています。
 このように、八幡の藪知らずは、江戸時代の後期には観光スポットとして整備されていたことがわかります。
 歴史博物館では、こうした石碑などを紹介する企画展「葛飾八幡宮と八幡の藪しらず」を夏期に開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために延期となりました。開催時期につきましては、改めて広報などでお知らせをいたします。

(歴史博物館 小野英夫)

 

第19回 いちかわスポット/ICHIKAWA SPOT

行徳の魅力に触れる
行徳ふれあい伝承館

 行徳ふれあい伝承館は旧浅子神輿(みこし)店店舗兼主屋と休憩所からなる地域の魅力を発信する施設です。2010年に建物が国の有形文化財に登録された主屋では、浅子周慶作の神輿や行徳にゆかりのある資料とともに行徳の神輿や祭り、製塩と舟運で栄えた行徳の歴史について展示しています。向かいの休憩所にはトイレもあり、行徳を散策したときなどに誰でも自由に休憩することができて軽食も楽しめます。足を延ばせば行徳神輿ミュージアムや常夜灯公園もあります。行徳の魅力に触れに訪れてみてください。

場所・会場=市川市本行徳35-7(主屋)37-13(休憩所)
開館時間:午前10時~午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
問い合わせ=TEL047-314-8177同館

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用や手指消毒などをお願いしています。

 

いちかわ文芸

川柳 … 南澤 たかを 選

耳栓をつけて頷(うなず)く妻の愚痴
──── 奉免町 小田中 準一

長生きのキーかも知れぬ日日の家事
──── 中国分 永井 芳利

理不尽をぐっと飲み込む仲直り
──── 福栄 荒木 裕子

テレワーク上司のように妻鎮座
──── 幸 柳澤 信夫

霊長の自信コロナに崩される
──── 中国分 山下 寛治

【川柳選評】
準一さん。耳栓で妻の気分が晴れ、夫も煩わしさから逃れられる。その効能たるや実に大。芳利さん。老化予防にはまず手足をよく動かすこと。家事全般が長命へのキー(鍵)ですね。裕子さん。相手の理不尽を受け入れての和解。作者の心の広さがしのばれます。信夫さん。コロナの感染を避けて自宅でのテレワーク。お目付け役の「妻鎮座」が面白い。寛治さん。「人間は万物の霊長である」という手前勝手な自信に警鐘を鳴らした一句です。

■各部門の締め切り日と掲載号
締め切り日現在で、直近の掲載号への応募作品とします。はがきなどの用紙に、未発表のものを締め切りごとに1人3作品(要ふりがな)まで
▽締め切り日(消印有効)/掲載号
短歌=7月20日(月)/9月5日号
川柳=8月20日(木)/10月3日号
俳句=9月18日(金)/11月7日号
★締め切り日にご注意ください

応募方法=応募部門・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記のうえ、各締め切り日までに、直接または郵送で仮本庁舎広報広聴課(〒272-8501※住所不要)
問い合わせ=TEL047-712-8632同課

 

I・TOPICS(アイ・トピックス)

I・TOPICS(アイ・トピックス) 市川市内の話題・出来事をお届けします。

【Twitter】たくさんのありがとう[6月1日]

緊急事態宣言の発令中、ごみ袋または集積所へのメモやメールなどを通し、ごみ収集作業員に対して多くの感謝のメッセージをいただきました。いただいたメッセージの一部を紹介するとともにお礼申し上げます。大変励みになります。ありがとうございました。

【Twitter】たくさんのありがとう[6月1日]

【Twitter】たくさんのありがとう[6月1日]

【Facebook】マイバックでお買い物[6月23日]

海洋プラスチックごみ問題や地球温暖化などの環境問題の解決に向けた施策の一つとして、7月1日からレジ袋(プラスチック製の買い物袋)の有料化が全国一律で実施されます。使い捨てのレジ袋ではなく、マイバッグの利用を積極的に行いましょう。

【Facebook】マイバックでお買い物[6月23日]

【Instagram】紫陽花(あじさい)色々[6月18日]

お気に入り見つけた!
#徳願寺 #市川市 #市川 #紫陽花 #市川のお寺 #行徳

【Instagram】紫陽花(あじさい)色々[6月18日]

【Instagram】また会おう。青空。[6月10日]

もうすぐ#梅雨入り #次はいつ会えるかな #しばしおわかれ #市川 #sunset #japan #ichikawa #江戸川 #夕景

【Instagram】また会おう。青空。[6月10日]

【Facebook】市役所のお仕事紹介 Vol.16
消えていく歴史を伝えたい(歴史博物館 山岸未来)[6月25日]

【Facebook】市役所のお仕事紹介 Vol.16
消えていく歴史を伝えたい(歴史博物館 山岸未来)[6月25日]寄贈・借用資料を整理、保存し、昔の人々がどんな暮らしをしていたのかを調査しています。ほかにも展示会の開催、小学校の学習に合わせた展示の解説、市民向け講座、展示・掲示で使用するイラスト作成など多岐にわたります。学芸員というと研究室に引きこもっているイメージがありますが、人前で話をすることが大変多い仕事です。
時代とともに都市化が進み、古いものから新しいものへ変わっていくことが当たり前の時代ですが、古いものから知りうる歴史があります。そういった消えていく歴史を収蔵資料からすくい上げ、みなさまに伝えられたらと思っています。


市公式フェイスブック◎詳しくは市川市公式SNSを見てください。
http://www.city.ichikawa.lg.jp/pla04/ichikawa_sns.html

【Twitter】@ichikawa_shi
【Facebook】@city.ichikawa
【Instagram】@ichikawa_city

(広報広聴課)

 

広報うちかわ/UCHIKAWA

広報うちかわ/UCHIKAWA

 この文章を執筆しているときは、梅雨真っただ中。連日雨が続いたせいか、気持ちも少しどんよりしてしまいます。連日雨が続いてしまうと困ってしまうのが広報いちかわ表紙写真の撮影。今回は特に2、3面が熱中症予防の特集、撮影日を決めた私は「どうにか快晴の中で写真が撮りたい」と考えていました。
 しかし、そんな思いも天気の方はつゆ知らず。毎日予報がコロコロ変わり、見るWebサイトによって予報はまちまち。撮影日前日まで明日の天気がどうなるかわかりませんでした。撮影日を前日に控えた私は「明日どんな天気になっているかな」、そんなことを考えながら就寝しました。
 翌朝カーテンを開けてみると天気は快晴。無事、表紙の撮影をすることができました。今までを振り返ってみると表紙撮影の担当をしているときは毎回天気のことを気にしている気がします。もう空のご機嫌を伺うのはこりごりです。

 
 

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 市長公室 広報広聴課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

広報グループ
電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
広聴・Webグループ
電話 047-712-8633 FAX 047-712-8764
政策発信プロモーショングループ
電話 047-712-6994 FAX 047-712-8764