更新日: 2023年1月31日

たばこの影響について

たばこの基礎知識

たばこの煙について

たばこの煙には、一酸化炭素やニコチンなど、約4000種類の化学物質が含まれています。
そのうち、発がん性のある物質は60種類といわれています。

ニコチン依存症とは

ニコチンは、タバコの葉に含まれ、強い依存性のある化学物質であり、
「毒物」に指定されています。
たばこをやめたくてもやめられないのは、「ニコチン依存症」という病気のためです。
ニコチン依存症は治療が必要な病気とされています。
次の「ニコチン依存症を判定するテスト」であなたもニコチン依存症かどうかをチェックしてみましょう。

ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)

  • ※最終的なニコチン依存症の診断は医師が行います。

喫煙の健康への影響

喫煙者本人への健康影響(がんへの影響)について

たばこを吸うことによる健康影響には、煙が直接触れる口や喉や肺以外にも多くのものがあります。
近年、様々な研究によって、がん・循環器・呼吸器・妊娠への影響といった広範な健康影響が
喫煙により引き起こされることが知られるようになりました。

詳細は「喫煙者本人への健康影響(がんへの影響)について(厚生労働省)」をご覧ください。

未成年者の喫煙について

未成年者を含め若者の喫煙の問題点として、「1. 健康影響が大きい」「2. より高度なニコチン依存症に陥りやすい」「3. 喫煙以外の薬物依存の入り口となる」ことがあげられます。
若者の喫煙に関する健康影響については、もちろん若くから吸い続けるとそれだけ長く吸ってしまうことになります。
それに伴って、身体活動やスポーツへの影響、咳やたんといった呼吸器症状や喘息発作など、日常生活でみられる急性の健康影響のリスクがより高くなり、またがんや虚血性心疾患をはじめ長期の健康影響のリスクがより高くなります。

詳細は「未成年者の喫煙について(厚生労働省)」をご覧ください。

また、未成年の喫煙経験率については、「未成年の喫煙(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団)」をご覧ください。

喫煙の妊娠出産への影響

日本では、男性の喫煙率は30%弱で、女性は10%弱です。

女性の喫煙においては、妊娠する能力の低下、妊娠してからは胎盤異常・早産や妊娠期間の短縮、低出生体重の原因となることが上げられます。

また出生後には、乳児突然死症候群(SIDS: Sudden Infant Death Syndrome)を引き起こす可能性が指摘されています。
妊婦の喫煙による影響から、乳児期、小児期、思春期など子どもの成長を通して、気管支喘息や肺炎、また発育や発達の遅れ等への影響も懸念されています。

女性の喫煙率の詳細は「成人喫煙率(公益財団法人 健康・体力づくり事業財団)」をご覧ください。
女性の健康と喫煙の詳細は「妊娠中の健康への悪影響について(厚生労働省)」をご覧ください。

受動喫煙について

受動喫煙とは

受動喫煙とは、文字通り「受け身」の「喫煙」です。自分の意志に関係なく、本人のたばこの煙を吸わされることをいいます。
喫煙者本人が吸い込む煙を主流煙、たばこの先端から立ち上がる煙を副流煙と呼びます。
副流煙に含まれる有害物資の濃度は、喫煙者本人が吸い込む主流煙よりも高いことが知られています。

詳細は「周囲の非喫煙者への健康影響について(厚生労働省)」をご覧ください。

「子どもの受動喫煙防止啓発シンボルマーク」より引用

「子どもの受動喫煙防止啓発シンボルマーク」

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