更新日: 2022年3月8日

教育長室からのお知らせNo.14

教育長

 5月から6月にかけて,市内の各学校では運動会,体育祭が開催されました。私もいくつかの学校を訪問しましたが,日頃の体育学習の成果を生かして,全力で競技や演技に取り組む子どもたちの姿,保護者や地域の方々からの温かい応援の声等々,どの学校でも大きな感動を味わうことができました。皆様のご協力に心より感謝いたします。

 ところで,大変に残念な事ですが,本年度に入り子どもたちの交通事故が多発しています。報告があったものだけでも,4月,5月の2ヶ月間に20件以上の事故が発生し,中には重傷を負って,未だに入院や治療を余儀なくされているケースもあります。本当に心が痛みます。一日も早い回復をお祈りせずにはいられません。
 折しも今は梅雨の季節です。傘を差しての登下校には,より一層の危険性が伴います。既に各学校では,保護者や地域の方々のご協力をいただきながら,子どもたちの事故防止に取り組んでいます。それにもかかわらず,未だに事故の発生が続いているという現状を重く受け止め,家庭・学校・地域が一体となって,より一層,子どもたちの安心・安全確保に取り組んで下さるようよろしくお願いいたします。

 さて,昨年来の「いじめ」や「体罰」の問題に起因する,学校や教育委員会に対する様々な厳しい批判については,本市教育委員会としても,他山の石として深刻に受け止めています。一度傷ついた信頼を回復するためには,確かな実績を積み重ねるしかありません。そのためにも,各学校における,子どもたちの「生きる力」の育成,つまり「確かな学力」,「豊かな人間性」,「健康・体力」のバランスの良い育成を目指した教育活動のより一層の充実を図ります。そして,子どもたちの明るい笑顔があふれる,保護者や地域の皆様に信頼される学校づくりを推進していきたいと考えています。
 こうした中,国の教育再生実行会議からは,「教育委員会制度改革」「道徳の正式教科化」「小学校における英語学習の履修学年の拡大,教科化」といった内容を中心とした,これからの教育の在り方についての提言が行われました。また,教育基本法に示された理念の実現と、我が国の教育振興に関する施策の総合的・計画的な推進を図ることを目的とする,第二期教育振興基本計画も閣議決定されました。
 現在,本市でも,今年が計画最終年度である第一期市川市教育振興基本計画に代わる第二期計画の策定に取り組んでいます。「人をつなぐ 未来へつなぐ 市川の教育」という現行計画の基本理念や基本的方向性を基盤としながらも,国の教育施策や社会の変化等に伴う新たな教育課題にも,立ち遅れることなく適切に対応することができるよう,一層の内容の充実を図りたいと考えています。皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いします。

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