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教育委員からのメッセージ

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更新日: 2020年4月14日
平田史郎教育委員,平田信江教育委員,島田由紀子教育委員,大高究教育委員,山元幸惠教育委員
平田 史郎(ひらた しろう) 教育委員(職務代理者)
子どもたちが知的好奇心に目を輝かせ、それぞれが自分の未来に大きな夢を描ける街・・・、私は生まれ育った市川をそんな街にするため、微力ですが精一杯努力したいと思います。

平田 信江(ひらた のぶえ) 教育委員(保護者委員)
子どもたちには、真の生きる力を身につけ広い世界へ巣立ってほしいと願う親の一人です。元気なこどもを育てることが、元気な地域、元気な国、元気な世界につながると考えています。少しでも実現できるよう頑張ってまいります。

島田 由紀子(しまだ ゆきこ) 教育委員
子どもも大人も学ぶ楽しさや学びから世界が広がる素晴らしさを感じることができるよう、また、文化と芸術の伝統ある豊かな市川市の教育を進めていけるよう努めたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

大高 究(おおたか きわむ) 教育委員
産婦人科医として、一人でも多くの元気な赤ちゃんを世の中に送り出すよう努めておりますが、今後は教育委員として彼らの成長に関わることになると思うと、その責任の重さに身が引き締まります。皆様方のご指導ご鞭撻を賜り、歴史と伝統ある市川市の教育の発展に少しでもお役に立てるよう努力していく所存です。

山元 幸惠(やまもと ゆきえ) 教育委員
市川の子どもたちが「自分が好き 友達が好き そしてこの市川が大好き」と笑顔で言えるように、一人一人の良さを認め伸ばす教育の推進に、微力ですが取り組んでまいりたいと思います。

令和2年4月

令和2年度の始まりにあたり、5人の教育委員の皆さんから今年度の抱負をお寄せいただきました。


「令和2年度の抱負」 教育委員 平田史郎

 
 私は市川で生まれ市川で育ちました。そして市川の街が大好きです。
 私の職場であります「国府台女子学院」は祖父の華蔵が創立した私立学校ですが、華蔵がこの市川の地に国府台女子学院の礎を置こうと決めた理由もまたここ市川が大好きだったからだと聞いています。
 当時山口県から上京し千葉女子師範学校校長の職にあった華蔵が、東京の役宅から千葉に至る通勤の途中、車窓に広がる緑豊かな国府台の台地を背景にした伸びやかな田園風景に魅かれ、その歴史を紐解いてみると万葉の昔から歌にも詠まれ後には国府も置かれた歴史的にも由緒ある地であることを知り、此処こそが自らの夢であった理想の女子教育を行うのに最適な場所であると確信し、学院創立を決意したのだそうです。
 そんな訳で、私が市川の街が好きなのは祖父からの遺伝なのかもしれません。

 私が教育委員をお引き受けした理由も、この大好きな市川の街で暮らす子供達が伸び伸びと遊びそして真剣に学び、自らの描く将来の夢に向かって歩みを進められるためのお手伝いができればと思ったからです。
 とは言え、世界を見渡しても今私達を混乱させている未知の感染症はもちろん、各地で頻発する民族・宗教的な対立や、歴史に学ぶことを肯(がえ)んじない自国中心主義の台頭、さらには地球規模での気候変動に起因する災害の頻発などなど、明るい話題に乏しいのが悲しい現実です。さらにAI技術の加速度的な発達は、その利便性の負の対象として新しい形の人間疎外や著しい富の偏在を惹起(じゃっき)させることになるでしょう。
 このような山積する問題を、将来を生きる子供達に負の遺産として残さぬことが大人の責任であることは明白ですが、残念ながら私達はそれを成し得ませんでした。
 結果として、難しい課題を子供達に委ねることにはなりますが、少なくても私達大人は子供達に、これら諸課題を解決するために必要な考える力、皆で協調協働して動ける力だけは身に付けさせてあげる責任が在るはずです。そして、これら課題の解決に向け行動するための能力や技術を子供達に育むのは当然「教育」の責務です。この観点からも、市川市の子供達のためにできることがあれば微力ながらお手伝いしたいとも考えています。

 最後に『教育とは流れる水の上に文字を書くような儚いものだ。だが、それを岩壁に刻み込むような真剣さで取り組まなくてはいけない。』とは森信三先生の言葉ですが、この言葉通り学校の先生方も頑張っています。市民の皆さんも学校と先生方の仕事にご理解をいただき、さらなるご協力・ご支援をいただければ幸いです。

          
「今こそ道徳的思考」 教育委員 平田信江
 
 2020年のお正月の頃、東京オリンピック.パラリンピック成功に向けて国民がひとつになると思っておりました。いや、世界中が東京に向けて心ひとつになれると思っておりました。ところがその後、世界的な新型コロナウィルス感染拡大により、命を守るために国民が、いや世界中がひとつにならなければいけない事態となってしまいました。この、誰にも正解がわからない事態に不安をつのらせる人々は、誰かのせいにして正解を求めます。責任感の強い人々は何も出来ないと自分をせめてうつ向きます。こわくて現実を受け止められない人々は、自由に行動することで「ほら私は大丈夫!」と現実逃避します。そんな今こそ、道徳的思考をフル稼働させる時ではないでしょうか。自分の存在を認め価値を実感し、他人を大切に思い、今何が出来るのかを考え行動する力が問われています。

 ウィルス感染重症者にとって命綱である人工呼吸器、その人工呼吸器が足りない国も増えてきています。医師は、本来は神の成すべき命の選択をせまられます。その様な中、ある高齢女性が自らの人工呼吸器を外し他の方に使ってほしいと、自分はもう充分生きたからと、静かに息を引き取ったという海外のニュースを知りました。何とも胸の締め付けられる話です。自分がこの高齢女性の立場だったら、それを受ける医師の立場だったら、家族の立場だったら、どうなんだろうか。頭の中がごちゃごちゃになり心の中が切なさでいっぱいになります。しかし、ただひとつ言えることは、私を含めた命ある全ての人々が、この高齢女性に救われた存在である事だと思います。女性の外した人工呼吸器が私や皆さんに装着される可能性があるのですから。

 令和2年度がこの様な事態の中で始まり教育現場では長い休校が続いております。不安定な再開時期や再開後の膨大な作業を考えると決して簡単な事ではなく、特に現場の先生方におかれましては本当に頭が下がります。教育委員として微力ではございますがひとつひとつ一緒に考えていきたいと思います。また、このピンチを少しでもチャンスに変えていける事を強く願います。ともすれば忙しすぎた日々が一転し、不安を抱えつつも時間はあります。読みかけの本を手にするも良し、気になっていた事を片付けるも良し、古い昔の音楽を聞き返すも良しです。そこから明日が始まります。希望が見えてくるかもしれません。

 今年度は、腹を据えてしっかり現実を受け止め冷静に行動したいと思います。また、市川の教育がより素晴らしいものになるように尽力して参ります。

          
「令和2年度の抱負」 教育委員 島田由紀子
 
 子供の頃のいろいろな経験は、その後の人生に大きく影響すると考えられます。楽しいことは好きなこと得意なことへ、自然や科学の不思議さを感じることは、調べたり考えたりすることへ、ひとと協力したり助けられたりすることから、ひとと関わり合うことの素晴らしさを知ることへとつながります。心動かされる経験の積み重ねが、夢や希望へと広がっていきます。子供は大きな可能性を秘めています。子供たち一人一人が夢や希望を持てるよう、安心できる、安全に過ごせる環境を整えることがとても大切です。また、その夢を実現するために様々なことことにチャレンジしていけるよう大人はサポートする必要があります。

 現在、新型コロナウイルスの影響で今までにない問題に直面しています。学校教育に求められるものはこれまで以上に大きく、要望も多様化しているように思います。先生方をはじめ多くの方々が学校という集団での学びならではの、信頼関係のある繋がりの強い関係性を活用して、子どもたちが安心して過ごせるような環境が保たれるようご努力され、保護者の方々もこれまでになかったことに戸惑われているかと思います。一方で、学校と各家庭の連携がより強まり、ICTを活用した教育の利便性を認識する機会となっています。またこれまで以上に、地域の方々の協力や譲り合う場面が増えているのではないかと思います。複雑で困難な毎日のなかでも、子供たちが将来の夢や希望を描けるよう、地域でのひととひとの繋がりに貢献できるよう一生懸命努めさせていただきたいと思います。

          
「教育委員として」 教育委員 大高究
 
 普段は、赤ちゃんの誕生に対面する仕事をしています。新しい生命の誕生は本当に喜ばしく、この子が健やかに育っていって欲しいと祈るばかりです。私が仕事として関る誕生後の乳幼児期の赤ちゃんはただただ可愛いのみですが、ヒトはその成長過程のそれぞれの時期にそれぞれの発達をしていきます。幼少期から少年少女期にかけては、可愛さに加え個々の個性が出始め、今後の人間形成においてその礎となるひときわ重要な時期といえます。この頃のダイヤの原石ともいえる彼らに教育委員として携われることは大変嬉しく思うと同時にその責務の重さを痛感する次第です。

 机上の仕事とは異なり、直接子供たちに会える“交流会”は毎回とても楽しみです。どの学校のどの子供たちも明るく、元気で、礼儀正しく、感心するばかりです。ご家族の愛、現場の先生方のご尽力、教育委員会の支えのたまものであると感じています。この様子であれば、彼ら自身と日本の未来はきっと明るいものに違いありません。自分の出る幕はなさそうな気もしますが、教育委員としての私の今年の抱負は、と問われれば、職業がら子供たちの「健康」について何かしらお手伝いができれば、とお答えしたいと思います。健康である事は人間生活の基礎であり、ますます複雑化する現代社会において、いかに健全な心と体を維持していくかは今後の重要な課題であります。子供たちとの交流会において、彼らが少しでも私のアドバイスに耳を傾けてくれたなら、こんなに嬉しいことはありません。今年も、子供たちのたくさんの笑顔に出会えることを心待ちにしています。

          
「令和2年度の抱負」 教育委員 山元幸惠
 
 4月、学校はピカピカの新入生を迎え、喧噪の中にも華やかさとエネルギーが満ち溢れた季節を迎えます。しかし、今、学校に子どもたちの姿はありません。教職員も教育委員会関係者も、子どもたちの安全を守りながら、どう子どもたちの健やかな成長を保障するのか、悪戦苦闘を続けています。

 当たり前の事ですが、子どもたちは学校という同じ空間で同じ時間を過ごすことにより、笑い、泣き、成功の成就感や失敗の苦しさ、悔しさを学び成長していきます。毎年繰り返されてきたこの当たり前と思われることが許されない現実に愕然とします。しかし、私を含め子どもたちの教育に携わる者は、現実を直視した上で、今こそこれからの時代を見据え、学校教育が目指し担うべき教育とはどうあるべきなのか、じっくり考える時でもあると思っています。

 新時代に向けてICT環境の整備と積極的な活用はもちろん重要です。ただ、情報があふれ、世界中と瞬時につながれる現代だからこそ、学校教育においては、子どもたち一人一人に、あふれる情報に飲み込まれず、情報を選択し、それを材料に自分自身で考えることができる力を培うことが重要であると考えます。そのためにも、新学習指導要領が目指す学びの質や深まりを重視した「主体的・対話的で深い学び」の実現に全力を尽くす必要性を痛感しています。

 そしてもう一つ、こういう不確実な時代だからこそ、子どもたちの心の教育も一層大切にされるべきだと考えます。東日本大震災をはじめとする多くの自然災害、深刻化を増す環境問題、そして今回のウイルスによる感染症問題、これからも様々な試練を子どもたちは乗り越えて行かなければなりません。今回の危機についても、まさに一人一人の規範意識と人を思い、大切にしようとする優しさが被害を最小限に留める鍵となっています。幼少期からの心の教育の充実が本当に求められていると思います。

 大変微力ですが、このような考えのもと、教育委員として市川教育の充実に尽くしてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
●このページに掲載されている情報の問い合わせ
市川市教育委員会 生涯学習部 教育総務課
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