更新日: 2018年11月1日
中山忠彦・美の世界展/出展作品
油彩25点
1967 | 群像 | 130号変 | 白日会第43回展 | |
1976 | リリアンの肖像 | 20号F | 個展(’79) | |
1976 | 青衣 | 100号P | 白日会第52回展 | 20C末アールヌーヴォー 紺のシルクベルベット、金糸のブレード |
1980 | 妝(よそお)う | 80号P | 白日会第56回展 内閣総理大臣賞 |
ヴィクトリア朝の盛装 1900年頃のS字スタイルの帽子(展示衣裳) |
1981 | 粧春 | 80号P | 白日会第57回展 | ウォース作 シルクサテンに重ねてシルクモスリンの手描きプリント |
1981 | 縞衣(こうい) | 80号P | 第13回日展 特選 |
1865 フランス クリノリン・スカート、シルクタフタ、シャンティレース(展示衣裳) |
1983 | 小憩(ヨコ) | 100号P | 第15回日展 | |
1984 | カシミールのショール | 80号P | 白日会第60回記念展 | |
1986 | 花装 | 80号P | 白日会第62回展 | |
1987 | 古風な装い | 100号P | 第19回日展 | |
1988 | ブルーネックレット | 100号P | 第20回日展 | |
1989 | 鏡花 | 100号P | 第21回日展 | 縞柄タフタ シルクサテン Vデコルテ(展示衣裳) |
1991 | マスク | 100号P | 第23回日展 | 1903~05 ウォース作 シルクサテンに銀糸の刺繍 |
1992 | 紅衣立像 | 80号P | 白日会第68回展 | 1860? シルクタフタ、ヴィクトリアンショール |
1992 | MADAME YOSHIE NAKAYAMA |
100号P | 第24回日展 | 1880 無名 シルクベルベット、シルクサテン、シルクモスリン |
1994 | 綵花(さいか) | 100号P | 第26回日展 | |
1995 | 樂興 | 100号P | ||
1995 | オービュッソンのタピスリー | 60号P | ||
1996 | 華粧 | 100号P | 第28回日展 内閣総理大臣賞 |
|
1998 | 小憩 | 60号P | ||
1998 | 小憩 | 100号P | ||
1999 | サロンにて | 60号P | ||
1999 | 燭台のある部屋 | 100号P | ||
2001 | リヨンのショール | 60号P | 日本芸術院蔵 |
リトグラフ4点・デッサン3点
1982 | リトグラフ | 古風な帽子 | 55×40.5 |
1989 | リトグラフ | サロンにて | 52×44 |
1990 | リトグラフ | 双花 | 52.5×38 |
1992 | リトグラフ | 緑衣 | 55×41 |
1982 | デッサン | クロード | 54×35.5 |
1982 | デッサン | ナタリー | 54×35.5 |
1982 | デッサン | 耳飾り | 60×47 |
実物展示
アンティークコスチューム | 3点(油彩25点リスト内展示衣裳) |
靴 | 1800年代 製作地不詳 |
アンティークチェア | 18世紀中葉 ルイ15世様式 「リヨンのショール」に使用 |
マダム・オテロン(パリの服飾専門骨とう商)からの手紙 |
(1992年 購入するコスチュームについて書かれている) |
中山忠彦の市川・国府台日記 | (『アート・トップ第62号』1981年4月号) |
ゼンリンの住宅地図市川 | (1972年) |
新建築 | 1993年12月号(国府台のアトリエ紹介記事) |
住宅建築 | 1995年10月号(国府台のアトリエ紹介記事) |
京葉市民新聞リレー随筆 |
1975年9月25日号 |
若いころ愛用のスケッチブック | (1950年代 20歳ころに使用) |
若いころ愛用のパレット | (1960年代に使用) |
若いころ愛用の絵の具箱 | (1960年代に使用) |
若いころ愛用のオリンパスペン | (1950年代後半~1960年代に使用) |
中山はアンティークコスチュームへのこだわりも強く、現在そのコレクションは300点に及ぶ。1974年ころ東京・銀座のとある店の一隅に、モードの革命者ポール・ポワレ(1879-1944)の真紅のドレスを見たのが、その後の衣装収集の契機となったという。その後、渡欧するたびに骨董屋を訪れ、これはというコスチュームを収集してきた。
「マダム・オテロンは、パリのマルシェ・ビロンに店を構えている服飾専門の骨とう商。アンティークドレスのコレクターの間では有名な店である。(略)今ではさながら行きつけのすし屋のようにひと通り出してくれるが、はじめのころは商品にはなかなか触らせてもらえなかったものだ。」(「ドレスの生命感に絵筆舞う」日本経済新聞1986年1月7日号) 「中山忠彦の市川・国府台日記」(『アート・トップ第62号』1981年4月号)に登場するA・アルゴー氏も、そんな骨とう屋の一人で、1981年にモードの王様ウォース(1825-95)のドレスが入手できたことは、中山にとっても大きな出来事であり、のちに「装春」として作品化された。 |