ホーム > 暮らし > 自然・環境・緑化 > 自然 > 自然環境政策専門員の観察日記 > 外来種「入れない」「捨てない」「拡げない」

外来種「入れない」「捨てない」「拡げない」

印刷する(印刷表示用ウィンドウを開く)
更新日: 2021年6月10日

外来の植物にご注意ください

 庭やプランターに咲き乱れる色とりどりの花々、とても魅力的ですね。でもご注意ください。中には歓迎できないものが混ざっていることがあります。

 次に紹介するのは、皆さまの庭先にも入り込む可能性がある外来種です。花はきれいでも在来種を駆逐したり、鋭いトゲで人やペットを傷つけたりする恐れがあります。まん延しないうちに、皆さんで協力して防ぎましょう。
 皆さまの敷地で見つけたら、すぐに除去していただくようお願いします。
 なお、除去作業の際は、けが等を防ぐため、長袖の服や軍手の着用などにより、できるだけ肌の露出をしない工夫をしましょう。
オオキンケイギク
アメリカオニアザミ
オオキンケイギク(写真提供:環境省)
 5月から7月に黄色の花を咲かせます。
 北米原産の外来種で、特定外来生物に指定されています。「キク」という名がついていますが、葉は狭く直線的です。
 多年草ですので、根から引き抜いて除去してください。

アメリカオニアザミ(写真提供:環境省北海道地方環境事務所 https://hokkaido.env.go.jp )
 7月から10月に紅紫色の花を咲かせます。
 一見アザミに似ていますが、ヨーロッパ原産の外来種で、葉や茎などに鋭いトゲがあり注意が必要です。初期はタンポポのように広がっていますが、葉が厚くトゲがあります。
 できれば早い段階で除去してください。
 
※ 次の草花も外来種です。拡げないように注意が必要です。
ナガミヒナゲシ
セイタカアワダチソウ
アレチウリ
 

ナガミヒナゲシ
 4月から5月にかけてオレンジ色の花を咲かせる地中海原産のケシの仲間です。
繁殖力が強く他の植物の生育を阻害すると言われています。敷地内で見つけたら、根から引き抜いて除去することをお勧めします。

セイタカアワダチソウ
 河川敷や空き地などで10月から11月にかけて黄色い花を咲かせる北米原産の植物で、環境省の生態系被害防止外来種リストにも掲載されています。

アレチウリ
 河川敷などで他の植物に巻き付いて伸び繁茂する北米原産のつる植物です。特定外来生物に指定されています。

外来種とは

 「もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物」のことを指します。
 実は、この外来種はわたし達の身近なところに数多く生息しています。 次のような生きものは市川市内でもよく見られる身近な生きものです。
 
アメリカザリガニ
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
セイタカアワダチソウ
 これらの生物は、何が「問題」となるのでしょうか。  

 外来種は、一般に本来その地域に存在していなかったことから天敵となる生物がいないため、しばしば急激に数を増やしてしまうことがあります。
 もともと生息していた生物を食べたり、競合、雑種化することによって、長い時間をかけて育まれてきた地域の生態系を大きく変えてしまうことにもつながります。
 また、ある種が急激に数を増やし特定の地域に集中してしまうことにより、農業生産や市民生活への影響も生じやすくなってしまいます。

 環境省では、外来生物による被害予防として、「入れない」、「捨てない」、「拡げない」の3原則を呼びかけています。  
 また、外見は美しく見える生きものも、実は外来種であるということがあります。
 
キショウブ
 キショウブは、葉や花の形は在来種のハナショウブに似ていますが、これも外来種なのです。

 外来種については、持ち込んだり移動させたりするなど、人間の手によって拡げてしまわないようにすることが大切です。 外来種を 「入れない」、「捨てない」、「拡げない」ため、ご理解をお願いします。
 

特定外来生物とは

 外来種の中でも特に影響が大きいと考えられる生きものへの対応として、平成17年6月1日から、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」が施行されました。    

 法律の詳細は、環境省外来生物法のページをご覧ください。(新しいウインドウで開きます)  

 この法律は、特に生態系や農業生産に被害を与えたり、市民生活に影響を及ぼすおそれのある生物を「特定外来生物」に指定し、その取扱を制限するとともに、被害が拡大することを防ぐための対策を定めることを目的として制定されました。 特定外来生物に指定されると、飼育、保管、運搬、譲渡、新たに野外に放つことなどが原則として禁止されます。
 
カダヤシ
アライグマ
 カダヤシは、水質汚染にも強く、市川市内でも「普通」に多くの水辺で見られるため、在来種のメダカと混同されやすい淡水魚ですが、蚊の駆除のために持ち込まれた外来種です。
 また、アライグマは、ペットとして持ち込まれた外来種で、今や全国的な問題になっています。千葉県では全県下を対象に防除計画を定めています。市でも県の計画に基づいて防除を進めていますので、アライグマを発見したときは自然環境課にご連絡をお願いします。
 
●このページに掲載されている情報の問い合わせ
市川市 環境部 生活環境整備課
〒272-8501
千葉県市川市南八幡2丁目20番2号
自然共生グループ 電話:047-712-6307(野生生物関係)
             電話:047-712-6314(雑草除去、ねずみ・衛生害虫対策)
             FAX :047-712-6308
環境配慮グループ 電話:047-712-6306(環境啓発)
             電話:047-712-6317(ごみ減量・資源化の啓発 )
             FAX :047-712-6308
行徳野鳥観察舎  電話:047-702-8045
             FAX :047-702-8047