更新日: 2024年8月23日

ガソリンの取扱いにご注意ください!

ガソリンは、小さな火源でも引火し爆発的に燃焼する物質です。
貯蔵や取扱いの方法を誤ると、火災や爆発など大きな被害を及ぼす恐れがあります。
これからの季節、アウトドアなどで使用する機会が増えると思いますが、
次のガソリンに関する注意事項等をよく確認しましょう。

ガソリンの性質、危険性

  1. 引火点(液体に火を近づけて引火するとされる温度)が-40度で、
    小さな火源でも引火し爆発的に燃焼する物質です。
  2. 液体ではなく、気化した蒸気と空気の混合ガスに引火します。
  3. 気化した蒸気は空気より重く低所に滞留しやすいです。風通しの悪い場所での取り扱いは非常に危険です。
    また、蒸気は遠くまで流れるため、離れた場所でも点火源があると引火する危険性があります。

ガソリンを保管する際の注意事項

  1. 灯油用ポリエチレン缶にガソリンを入れることは、非常に危険なため絶対にやめてください。
  2. 容器に入れたまま、長期間、または不必要に保管することは極力控えてください。
  3. ガソリン容器は、直射日光の当たる場所や高温の場所に置かないでください。
    また、通風と換気を良くし、密栓して冷暗所に保管してください。

ガソリンを取り扱う際の注意事項

  1. ガソリン携行缶を取り扱う場合は、エンジン停止など周囲の安全確認を行ってください。
  2. ガソリン携行缶の蓋を開ける前は、ガソリンや可燃性蒸気が噴き出す恐れがあるため、
    確実にエア抜きを行ってください。
  3. セルフスタンドでは、利用者自らガソリンを容器に入れることは出来ません。

ガソリン容器に関する注意事項

  1. 消防法令で定められた基準に適合している容器を使用してください。
  2. 容器には次のとおり容量制限があります。
    金属製ドラム
    250リットル以下
    金属製容器
    60リットル以下
    プラスチック製容器
    10リットル以下
    ガソリン用プラスチック製運搬容器の基準については下記をご参照ください。
    ガソリン運搬容器の基準が変更になります(PDF)
    • ※日常的に使用する乗用車で運搬する場合は、ガソリン用として性能試験に
      合格した金属製容器で、かつ、最大容積22リットル以下のものとされています。
      写真:ガソリンの貯蔵に適さない容器の例
      写真:ガソリンの貯蔵に適した容器の例

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