通常展「東山魁夷 表紙絵と挿絵の魅力」
- 展覧会
展示内容
戦後、風景画家として確固たる地位を築いた東山魁夷は、1954(昭和29)年と1955(昭和30)年、そして1959(昭和34)年に文藝雑誌『新潮』の表紙絵を手がけました。
毎月発売される小さな画面に託された詩情豊かな表紙絵の世界は、鮮烈な画面構成と明快な色調によって、デザイン的な魅力に溢れています。
今回の通常展では、東山魁夷による『新潮』表紙絵のみずみずしい作品世界に併せて、魁夷が手がけた装丁本やデザインに纏わる資料を紹介します。
新しい表現の可能性を求め、徹底的な自然観照を以て日本画制作に果敢に挑みつづけた東山魁夷でしたが、表紙絵や装丁本の小さな画面には、日本画作品とは異なる洒脱なセンスが存分に発揮されています。
精力的な画業推進の一方で手がけられた表紙絵や装丁本を通して、東山魁夷の多彩な芸術表現をお愉しみください。
開催期間
2020(令和2)年5月8日より開催予定でしたが、新型コロナウイルスによる感染防止のため当面の間 臨時休館いたします。(2020年4月27日現在)
ご不便をお掛けしますが、ご理解のほどお願いいたします。