更新日: 2024年7月1日

市川市のあゆみ 第12回 昭和48年4月1日号

市川市市制施行90周年を記念して、市川市の歴史を広報いちかわで振り返る全32回の連載企画です!第12回の今回は、昭和48年4月1日号の中から選りすぐりの記事をお届けします。

市川市のあゆみ 読み方のご案内

  • 紙面から市職員が選んだ、発行当時の様子がわかる興味深い記事を2つ掲載します。
  • 古くて読み取れない場合もあるため、2つの記事にはそれぞれ職員が書き起こした文章を掲載します。
    • 古い文章については平易な文章に直している場合があります。直し方が正しくない場合もあるかと思いますが、読みやすさを優先させていただきますのでご了承ください。
    • アクセシビリティツール「FACIL'iti(ファシリティ)」をご利用いただけます。ページの見た目を、視覚・動作・認識でお困りの症状をお持ちの方にとって、見やすく、使いやすいように変換するサービスです。使い方はアクセシビリティツールをご覧ください。その他、お手元の端末での読み上げソフトをご活用いただくことで、文章の読み上げにも対応しています。
  • 市川市中央図書館にて過去の広報の全紙面をご覧いただけます。ただし、一部欠号がありますのであらかじめご了承ください。

大野町に自然公園 野鳥・昆虫の楽園 五か年で整備へ

紙面の切り抜き  大野町に自然公園

都市の開発が進む中で、今日ほど自然保護が叫ばれている時はないでしょう。ついこの間まで野鳥がさえずり、夏はうるさいほどにせみの鳴いていた樹林が、切り倒され、宅地化されていきました。ホタル狩りやメダカすくいのできたころを懐かしく思い出す人も多いことでしょう。でも市川には、そういう自然が残っていました。その自然をそのままにし、公園にしようという「自然公園計画」が五二年度の完成を目ざして進められています。

担当職員より

個人的な話になりますが、「市川市に自然はあるよ」と耳にしても、「実際どのくらい自然があるのか」と漠然と疑問に思っていました。
そんな思いもあり、月に一度開催される大町公園内にある長田谷津の散策会へ先日参加しました。学芸員さんの楽しい説明とともに、植物のみならず数多くの昆虫や野鳥、絶滅危惧種に指定されている魚など、都心部にも関わらず自然に触れられる場所がしっかり残されていることを、身を持って知ることができました。
当時から市街化が進んでおりますが、本市に豊かな自然が残されているのは、自然を守るために動いた人たちがいたからに他なりません。
そんな本市に残された貴重な自然に触れてみてはいかがでしょうか。みなさんも興味があれば足を運んでみてください。

1日450トンの処理能力 高谷清掃工場の建設すすむ 来年末完成目ざして

紙面の切り抜き  高谷清掃工場の建設すすむ」

柏井の焼却場が、市内のゴミのわずか六分の一しか処理できないことは、すでにご存知のとおりですが、市では可燃ゴミの全量焼却をめざして田尻一〇〇三番地に、「市川市高谷清掃工場」(仮称)の建設をすすめています。これは昨年から三か年で、およそ一八億円の巨費を投じる計画で、四九年一二月に完成すれば、一日四五〇トンの焼却能力を持ち、市内のゴミのほとんどを処理できることになります。

清掃工場の敷地は約一万八千平方メートル、建物は鉄筋コンクリート地下一階地上七階、延べ床面積七九〇〇平方メートル、その他清掃作業員詰所、車庫なども建設されます。地上六三メートルの煙突はすでにほとんど出来あがり、高谷、二俣地区のどこからも望めるようになりました。また建物の部分も鉄筋が急ピッチで組まれています。

また、この清掃工場は、特に公害に対して、十分な措置がとられ、臭気、排煙、騒音、汚水などにより、付近の住民の快適な生活を妨げないよう設計がなされています。

なお、この工事は、第一期工事分であり、さらに時期工事として、六〇〇トンと固型大型ゴミの処理施設を計画しており、やがては、巨大な清掃工場となるでしょう。

ゴミを出す時のエチケット

  1. 台所のゴミは水分をよく切ってから出しましょう。
  2. 容器は洗って、いつもきれいにしておきましょう。
  3. 容器のふたはきちんとしめておきましょう。
  4. 袋の口は必ずしばってください。
  5. 大きなゴミは小さくしてから出しましょう。
  6. きめられた曜日に、きめられた場所に出しましょう。
  7. ガラスなどの危険なゴミは「きけん」と書いてください。
  8. 大型ゴミは、きめられた日しか出さないでください。
  9. ごみの減量化に努めましょう。
  10. 不法投棄はやめましょう。

担当職員より

焼却炉は物心ついたころには田尻にあったため、元々柏井にあることを知り驚きました。
昭和48年の人口は約30万人でしたが、現在は約49万人。人口が増えるとゴミも増えますが、時代とともに食品ロスの削減などゴミを減らす取り組みが盛んになっています。取り組みの一つとして3R(リデュース・リユース・リサイクル)が有名ですが、最近では「5R」がうたわれており、3R+リフューズ(過剰包装などゴミになるものを断る)+リペア(壊れたものを修理し使う)が加わっています。
また、記事の中に「ゴミを出す時のエチケット」がありますが、現在は昔以上に様々な商品がでたことによりゴミの分別や出し方に注意が必要になっています。ゴミを出す時、分別があっているのか不安になることはありませんか。「市川市ごみ分別アプリ」を活用すれば、自分が出したいゴミについて簡単に検索ができますので、ぜひ活用してみてください。

読み上げソフトのご案内

一般的なOS(Windows、macOS、 ChromeOS 等)には、標準搭載の音声読み上げ機能(スクリーンリーダー)が用意されており、画面の情報を読み上げることができます。

Windows ナレーター

起動:Windowsロゴキーを押しながら、Ctrl+Enterキーを同時に押す
停止:もう一度 これらのキーを押す

ナレーターの詳細なガイド(Windows 11,Windows 10)(外部サイト)

macOS VoiceOver

起動:Command+F5キー
停止:いづれかのキーを押す。

VoiceOver ユーザガイド(macOS Ventura用)(外部サイト)

ChromeOS ChromeVox

起動: Ctrl+Alt+Z キー 
停止:もう一度 これらのキーを押す。
(注)タブレットの場合、音量小と音量大のボタンを同時に 5 秒以上押し続けると、ChromeVox が有効になったことを示す音声が鳴ります。そのままボタンを押し続けると ChromeVox の読み上げが開始されます。

組み込みのスクリーン リーダーを使用する(外部サイト)

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