更新日: 2024年9月13日

市川市のあゆみ 第23回 平成8年6月15日号

市川市市制施行90周年を記念して、市川市の歴史を広報いちかわで振り返る全32回の連載企画です!第23回の今回は、平成8年6月15日号の中から選りすぐりの記事をお届けします。

市川市のあゆみ 読み方のご案内

  • 紙面から市職員が選んだ、発行当時の様子がわかる興味深い記事を2つ掲載します。
  • 古くて読み取れない場合もあるため、2つの記事にはそれぞれ職員が書き起こした文章を掲載します。
    • 古い文章については平易な文章に直している場合があります。直し方が正しくない場合もあるかと思いますが、読みやすさを優先させていただきますのでご了承ください。
    • アクセシビリティツール「FACIL'iti(ファシリティ)」をご利用いただけます。ページの見た目を、視覚・動作・認識でお困りの症状をお持ちの方にとって、見やすく、使いやすいように変換するサービスです。使い方はアクセシビリティツールをご覧ください。その他、お手元の端末での読み上げソフトをご活用いただくことで、文章の読み上げにも対応しています。
  • 市川市中央図書館にて過去の広報の全紙面をご覧いただけます。ただし、一部欠号がありますのであらかじめご了承ください。

「妙典土地区画整理事業」着々と

紙面の切り抜き_平成08年06月15日_ページ_1

平成10年度の事業完成めざし 計画的な市街地の形成図る

現在、妙典地区では、平成10年度の事業完成をめざして、「土地区画整理事業」が進められています。総事業面積は、48.9ヘクタール。交通広場や公園、学校などの都市基盤の整備はもちろん、大街区をつくっての土地活用や水と緑を生かした宅地利用など、計画的な市街地の形成を図っています。また、同事業では、建設省の推進する「高規格堤防(スーパー堤防)事業」を共同事業として導入し、地区の安全性も確保しています。なお、妙典土地区画整理事業が完了する平成10年度を目途に、地下鉄東西線「仮称・妙典駅」が開設される予定です。
計画的な市街地の形成を図り、快適で安全な住宅地の供給と都市基盤の整備を行うための”切り札”といえる「土地区画整理事業」。
妙典地区でも、江戸川に面した48.9ヘクタールの土地の地権者300名程が協力して、土地区画整理組合を設立し、建設省の推進する「スーパー堤防事業」と共同で、災害に強い、健全で機能的な街づくりを進めています。
妙典土地区画整理事業は、予定されている地下鉄東西線「仮称・妙典駅」の開設を見据えた計画となっています。
その特色は、「大街区」に代表される高度な土地活用と、自然環境を生かした宅地利用による一体的な街づくりにあります。
通常、区画整理事業での土地利用は、換地(再配置)された土地を地権者が個々に利用するという形がとられるのがほとんどです。妙典地区の場合には、地権者が共同して土地活用を図ることが可能な方法として換地設計手法に「申し出制」を導入することで、大街区を設定し、さらに高度な土地の有効活用が図られています。
また、地権者が個々に利用する宅地部分についても、水(江戸川)と緑という良好な自然環境を生かした一体的な街づくりをめざしています。

「スーパー堤防事業」導入で”安全性”と”快適性”を実現

妙典土地区画整理事業の大きな特色の―つに、建設省と共同で進められている「スーパー提防事業」があげられます。
この事業は、地区の安全性をよりいっそう高め、江戸川の水辺空間を身近に親しむことができる街づくりに貢献しています。

壊れない安全な堤防

高規格堤防は、土で造られる幅の広い堤防で、別名「スーパー堤防」とも呼ばれます。計画規模を超えるような大洪水によって越水が生じても、壊れることがなく、破堤(決壊)による都市部の壊滅的な被害を防ぎます。また、地震に対しても安全な堤防です。

快適な環境を提供

これまでの都市部の堤防は、川と街を区切る大きな壁となっていました。スーパー堤防は、現在の堤防の市街地側に土を盛って、堤防の幅を高さの三十倍程度にすることで、眺望が開け、川辺へのアクセスも便利になり、水と緑に親しめる新しい水辺空問が生まれます。
また、これまでは堤防としてのみ利用していた土地を公園や緑地・道路などに利用できるなど、土地をより有効に利用することができます。

県と市が協力し土地活用 給水場の上に学校を建設

妙典土地区画整理事業の中で、もう1つ注目されているのが、全国的にも例のない「学校と給水場の土地の上下共同利用」です。
千葉県水道局は、市川市の妙典から浦安市に至る江戸川以西の葛南地区の増加する水需要を賄い、災害時の給水拠点となる給水場の建設を計画。また、市川市では、全国でもトップクラスの児童数となっている行徳小学校の過大規模解消と区画整理終了後の人口増を考え、同地区に小学校の新設を計画していました。
そこで県水道局と市では、1つの土地を有効利用することを協議し、県水道局が取得した約1.6ヘクタールの地下を配水池容量10万立方メートルの給水場とし、地上部分に仮称・妙典小学校を建設することとしたものです。
両施設の完成は、平成11年の予定です。

担当職員より

妙典土地区画整理事業に関する記事をご紹介しました。 連載企画の市川市のあゆみも回が進み平成に突入しましたが、まだまだ現在の市川市からは想像がつかない街の変化を感じられる記事だと感じ、ご紹介した次第です。掲載された写真を見ると、平成8年の時点でこれほどまでに何もない状態だったことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
土地区画整理事業とは、宅地の利用増進と公共施設の整備、改善を図るため、土地の交換等を行うことにより土地の形状性質や公共施設の新設、変更を行い健全な市街地を造成して公共の福祉を増進する事業です。市川市内においては、これまでに約865万平方メートルの土地区画整理事業が行われてきました。詳しくは市川市の土地区画整理事業をご覧ください。
この頃に多く変貌を遂げた妙典地区ですが、近年も記事中の写真で妙典中学校の隣のエリアで大きな変化が起きています。令和4年には新しい公園としてぴあぱーく妙典がオープンしたほか、令和6年度末には市川市妙典こども地域交流館がオープン予定です。この施設には、屋内ネット遊具や音楽練習用の防音室、読書やものづくりができるスペースなどが用意される予定ですので、オープン後にはぜひご利用ください。

家族そろってアウトドア体験 ファミリーデイキャンプ参加者募集

紙面の切り抜き_ファミリーデイキャンプ

豊かな自然の中で、家族でテントを張ったり、飯ごう炊さんなどを体験する「ファミリーデイキャンプ」を開きます。

日時

1.7月7日(日曜)2.7月13日(土曜)いずれも午前9時30分から午後4時

会場

いちかわ市民キャンプ場(柏井町二丁目)

対象・定員

市内在住の家族、各コース20組(応募者多数の場合は抽選)

内容

テント設営、飯ごう炊さん(カレーづくり)、レクリエーションなど(初心者向け)

申し込み

往復ハガキに「ファミリーデイキャンプ参加希望」と希望コース・住所・参加者全員の氏名・年齢・電話番号、返信のあて先を書いて、6月25日(火曜)(消印有効)までに東大和田1-2-10・市役所分庁舎C棟社会体育課ヘ(一家族一枚)

担当職員より

1つ目の紹介記事では大きく変化したものをご紹介しましたが、2つ目は逆にほとんど変化せずに継続しているものをご紹介しました。
令和6年度もファミリーデイキャンプを実施しました。いちかわ市民キャンプ場において、参加した市内在住のご家族の皆様が、テントを設営し、薪を割り、カレーを食べ、レクリエーションを行う楽しい会です。豊かな自然の残る市川市だからこその貴重な機会です。令和6年度の日程は全て終了してしまいましたが、令和7年度以降も実施する場合は、広報いちかわ等で申し込み方法をご案内しますので、楽しみにお待ちください。

読み上げソフトのご案内

一般的なOS(Windows、macOS、 ChromeOS 等)には、標準搭載の音声読み上げ機能(スクリーンリーダー)が用意されており、画面の情報を読み上げることができます。

Windows ナレーター

起動:Windowsロゴキーを押しながら、Ctrl+Enterキーを同時に押す
停止:もう一度 これらのキーを押す

ナレーターの詳細なガイド(Windows 11,Windows 10)(外部サイト)

macOS VoiceOver

起動:Command+F5キー
停止:いづれかのキーを押す。

VoiceOver ユーザガイド(macOS Ventura用)(外部サイト)

ChromeOS ChromeVox

起動: Ctrl+Alt+Z キー 
停止:もう一度 これらのキーを押す。
(注)タブレットの場合、音量小と音量大のボタンを同時に 5 秒以上押し続けると、ChromeVox が有効になったことを示す音声が鳴ります。そのままボタンを押し続けると ChromeVox の読み上げが開始されます。

組み込みのスクリーン リーダーを使用する(外部サイト)

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市川市 市長公室 広報広聴課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

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