更新日: 2022年3月4日

多文化共生推進事業「世界の食卓から」<スーダンの食卓より>

スーダン:「フールとファラフェルのお弁当」
Sudan: “Fool and falafel: Typical Sudanese lunch”
すーだん:「ふーると ふぁらふぇるの おべんとう」

お弁当の写真

1.フール(そら豆)/Fool/ふーる(そらまめ)
2.グリーンサラダ/Green salad/やさい
3.ファラフェル/Falafel (Tamiya)/ふぁらふぇる
4.ピタパン/pita bread/ぴたぱん
5.ミニパイ/mini pie/ちいさな ぱい
6.デーツのクッキー/dates cookies/でーつの くっきー
 

フールは風味豊かです。玉ねぎ、トマト、レモン汁、フェタチーズを使って料理し、上にごま油をかけています。スーダンや他のアラブ諸国では朝食や昼食にメイン料理として食べます。フールは、ひよこ豆で作ったコロッケのファラフェル(タミヤとも呼びます)と一緒に食べることが多いです。

Fool is full of flavor. It has onion, tomato, lemon juice, feta cheese, and sesame oil on top. It is the main dish for breakfast/ lunch in Sudan and many other Arab countries. Usually goes with falafel (also called Tamiya) which is croquettes made of garbanzo beans.

ふーるは いろいろな かおりと あじが まざっています。たまねぎと とまとと れもんと ふぇたちーずを つかって つくります。うえに ごまあぶらを かけます。すーだんや ほかの あらぶの くにでは あさごはんや おひるごはんに たべることが おおいです。たいてい ひよこまめで つくった ころっけの ふぁらふぇる(たみやと よぶことも あります)と いっしょに たべます。

私が作りました/I made this bento/わたしが つくりました

作者の写真

名前
サラ・オマルさん
Name
Ms. Sarra Omer
なまえ
さら・おまるさん
来日年
2006年
Year that I moved to
Japan
2006
にほんに きた とし
2006ねん
出身国・地域
スーダン共和国
Home country/region
The Republic of Sudan
しゅっしんの くにや 
ちいき
すーだんきょうわこく

Q&A/しつもんと こたえ

言語/Language/ことば

日本語

Q:母国のお昼ご飯について教えてください

A:
スーダンでは、他の人と一緒に食べます。料理は金属製の丸くて大きな皿に盛りつけます。だいたい手で食べ、どの料理も米ではなく、だいたいパンと一緒に食べます。金曜は週末の始まりなので、金曜日のお祈りの後、たいていは祖父母の家へ行き、お昼ごはんを一緒に食べます。遅めの食事なので、量が多いことが多いです。このような食事のとり方は、一緒にいる家族や友人とのつながりをより強く感じられるので恋しいです。また、分かち合ったり、絆を深めたりするきっかけにもなります。

Q: 日本の食文化について、驚いたことや不思議に思うこと、面白いと思うことなどを教えてください。また、日本の料理や食べ物で好きなものがあれば教えてください。

A:
14年前に日本に来た時、初めて箸で食べました。最初は難しかったですが、今は普通に使えます。
保育園や学校で生徒と先生が一緒にごはんを食べるのは良いアイデアだと思います。スーダンでは考えられないことで、生徒と先生の関係はもっと堅苦しいように感じます。
日本で面白いなと思うのは「もったいない」の文化です。スーダンは日本のような豊かな国ではありませんが、残念なことに結婚式やお祝い事などでは特にたくさんの食べ物が廃棄されています。
天ぷら、寿司、鯛焼きはどれも健康的で美味しいので好きです。牛丼やラーメンも食べてみたいのですが、ほとんどがハラール料理ではありません。わたしはイスラム教徒なので、戒律によって食べられないものがあるのです。

Q:最後に一言、メッセージをどうぞ!

A:
料理を通してスーダン文化の一部を紹介させていただき感謝しています。このようなイベントをまた実施するときは、ぜひ参加したいです。
自宅からこぢんまりとしたケータリングサービスをしています。いつかレストランを開けるまでになればいいなと思っています。
リンクをご覧ください: https://www.instagram.com/arabisc.jp

English

Q:Can you tell us about lunch in your home country?

A:
In Sudan, people eat together in a group. The food is put into dishes that are placed on a large metal round tray. People mostly use the hands, and most types are eaten with bread, not rice. On Fridays - the start of the weekend- people usually go to their grandparents’ house and have lunch together after Friday prayer. It’s usually a late meal so it’s quite big. I miss having meals in this way as it makes me feel closer and more connected to the family or friends sitting around. It also encourages sharing and warm ties.

Q:Is there anything you find surprising, strange or interesting about Japanese food culture? Do you also have a favorite Japanese food?

A:
When I came to Japan 14 years ago, it was my first time to eat with chopsticks. At the beginning, it was difficult, but now it’s OK. I like the idea that teachers eat with students at nursery and schools. This is unimaginable in Sudan and the relation between students and teachers seems more formal. One thing I find interesting in Japan is the “mottainai” culture. In Sudan, even though it’s not a rich country like Japan, unfortunately a lot of food is wasted, especially in weddings or celebrations.
Tempura, Sushi, and taiyaki: Because they all are healthy and delicious. I wish I could try gyu-don or ramen but it’s mostly not halal (I am Muslim, so there are certain food items that I can’t eat.)

Q:Last but not least, would you like to say a few words?

A:
Thank you for giving me the opportunity to introduce a part of Sudanese culture through food. I hope to join you in similar events in the future.
I am doing catering service (a small project from home). Hope it will grow into a restaurant one day.
Please have a look: https://www.instagram.com/arabisc.jp

やさしいにほんご

しつもん:すーだんの おひる ごはんについて おしえてください

こたえ:
すーだんでは ほかの ひとと いっしょに たべます。りょうりは きんぞくせいの まるくておおきな さらに のせます。だいたい てで たべます。どの りょうりも こめではなく たいてい ぱんと いっしょに たべます。きんようびは しゅうまつの はじまりです。きんようびの おいのりの あと たいてい おじいさんと おばあさんの いえへ いきます。そして おひるごはんを いっしょに たべます。たべる じかんが おそいので たくさん たべることが おおいです。このような しょくじの とりかたが こいしいです(やりたいと おもうこと)。いっしょに いる かぞくや ともだちとの つながりを よりつよく かんじることが できます。ほかの ひとと ものを わけあったり きずなを ふかめることに つながります。

しつもん:にほんの しょくぶんか(たべものに かんけいする ぶんか)について おどろいたことや ふしぎなことや おもしろいと おもうことは ありますか。にほんの りょうりや たべもので すきなものは ありますか。

こたえ:
14ねんまえに にほんに きたとき はじめて はしで たべました。さいしょは むずかしかったです。でも いまは ふつうに つかうことができます。ほいくえんや がっこうで せいとと せんせいが いっしょに ごはんを たべるのは よいことだと おもいます。すーだんでは かんがえられないことです。せいとと せんせいの かんけいは もっと かたくるしいと かんじます。にほんで おもしろいのは 「もったいない」の ぶんかです。すーだんは にほんの ように ゆたかな くにでは ありません。でも けっこんしきなど おいわいを する ばしょでは とくに たくさんの たべものが のこるので すてています。
てんぷらと すしと たいやきは ぜんぶ からだに よく おいしいので すきです。ぎゅうどんや らーめんも たべたいですが ほとんどが はらーるりょうりなので たべることが できません。わたしは いすらむきょうとなので たべることが できない たべものが あります。

しつもん:さいごに ひとこと おねがいします!

こたえ:
りょうりを とおして すーだんの ぶんかを すこし しょうかいすることが できました。ありがとうございます。このような ことを また やるときは さんかしたいです。
わたしの いえから ちいさな けーたりんぐさーびす(ほかの ひとの ために りょうりを つくって はこぶこと)を しています。しょうらい じぶんの れすとらんを ひらきたいです。
りんくを みてください: https://www.instagram.com/arabisc.jp

関連事項/Related topic/かんれん じこう

このページは、多文化共生事業「世界の食卓から」で紹介した情報です。事業の内容や他の国のお弁当は下記Webページでご覧いただけます。

This page shows the information that was introduced in the multicultural existence project, “From the dining tables of the world.” For more details, such as the contents of the project and bentos from other countries, please see the link below.

このぺーじは たぶんかきょうせいじぎょう「せかいの しょくたくから」で しょうかいした じょうほうです。じぎょうの ないようや ほかの くにの おべんとうは したの うえぶぺーじで みることが できます。

多文化共生推進事業「世界の食卓から」
the multicultural existence project, “From the dining tables of the world”
たぶんかきょうせいじぎょう「せかいの しょくたくから」

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