更新日: 2023年5月22日

広報いちかわ3月6日号 連載

新型コロナウイルス感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。
市の事業・イベントの中止(延期)情報は各担当課のWebページなどを確認してください。
市民の広場のイベントなどの開催については各団体まで問い合わせください。

前号の連載

目次

市民の広場

いちかわ文芸

ムラコシコラム

いつ起こるか分からない災害に備える

いつ起こるか分からない災害に備える

 3月11日で東日本大震災の発生から10年が経過しようとしています。多くのお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。また、復興に向けて日々ご尽力されてきた全てのみなさまに敬意を表します。
 先月、大きな余震があり、本市においても一部地域で停電が発生しました。揺れとともに10年前の記憶がよみがえり、私たちは、災害と隣り合わせの中、日々生活を送っていることを改めて認識し、災害に対する備えをしなければならないと実感しました。
 市では、災害が発生した際、やむを得ず避難所に避難された方が少しでも快適に過ごすことができるようプライベートテントの導入や災害に関するさまざまな情報を得るためのWi-Fiの設置、感染防止対策にも十分に配慮した避難所運営を行うよう体制を整えています。
 現在、日本のみならず世界が新型コロナウイルス感染症という困難に直面しています。今まで想定しなかったことが現実に起こる今、大切な人を守りたいという気持ちや行動が大切です。これまでも数々の苦境を乗り越えてきた我々には、それができると信じています。

市長 村越祐民

歴史と文化の散歩道[96]

雑木林は今 北部地域の林

ボランティアによる小塚山の管理作業風景
▲ボランティアによる小塚山の管理作業風景

 スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる植物(イチリンソウ、アマナ、ムラサキケマンなど)の群生が、かつて早春の雑木林で見られました。落葉樹の葉が開く前のわずかな期間に、小さく可憐(かれん)な花を咲かせたものです。しかし、今はほとんど見られなくなっています。
 市内の雑木林は1960年代ごろまで、農業や農家生活と密接な関係を持つ里山として長く維持されてきました。田畑の肥料とするための下草刈りや落葉かき、薪(たきぎ)や炭を得るための定期的な伐採などが繰り返され、落葉樹やマツを主とする明るい雑木林が維持されてきたものです。同時に、草や昆虫、鳥などの多様な生き物が暮らす豊かな環境となっていました。
 市が買い取って保全した1970年代の小塚山には里山の名残があり、コナラ、クヌギ、アカマツの林、ヤマハンノキの林、若いエゴノキの林など、管理してきた農家の数だけ林の表情が見られました。同じ頃、国府台には市街地内にあって奇跡的に残ったとも言われる大きな雑木林(現国府台緑地)がありました。イヌシデを主とする明るく起伏に富む林内の小道は、四季の自然を楽しめる散歩道でもありました。また、現柏井キャンプ場周辺は船橋市にまでまたがる広大な雑木林で、早春には落葉の絨毯(じゅうたん)と冬木立が延々と続いていました。
 しかし、便利な肥料や燃料の普及により里山の役割が失われ、雑木林が放置されるようになって半世紀以上がたちました。それでは、雑木林は今どうなっているのでしょうか。自然の流れとしては、低木から高木まで日陰に強い常緑広葉樹が勢力を伸ばし、暗い常緑広葉樹林に移行しつつあります。また一部には外来種のモウソウチクによる竹林化が進み、多様な生き物の暮らしが損なわれようとしています。
 こうした中、市が2006年から林の適正管理を行う市民ボランティアの育成事業を開始しました。その後(公財)市川市花と緑のまちづくり財団が引き継いで今も続けています。その結果、現在「いちかわ森の交流会」(9団体、220人)のボランティアの方々が各地の林で活動しています。下草刈りや間伐などの管理作業をはじめ、散策道や休憩所の整備、自然の調査研究、自然観察会や木工教室の開催などさまざまな活動に取り組んでいます。里山に代わる新たな市民と林の共存関係が築かれていくことが期待されます。

(広報広聴課)

第27回 いちかわスポット/ICHIKAWA SPOT

「音の環境芸術」による潤いと安らぎ
『Ruhe(ルーエ):夢見る貝』(及川 潤耶(おいかわ じゅんや))

 市川市の歴史や風土をコンセプトとした音が流れるベンチ型サウンド・アートは、国際的な芸術祭で高い評価を得ている音響空間作家・及川 潤耶氏によるものです。
 手続きなどの待ち時間、また市民活動や企業間交流を行う市民のみなさんに、第1庁舎の空間特性を活かした「音の環境芸術」による潤いと安らぎの豊かな空間を提供します。
 『Ruhe』とはドイツ語で静寂や休息、心の平穏を意味します。貝殻の上に手をかざし、空気をなでるように動かすと、ささやかな音が生まれます。動作の間合いで変化する音の響きと憩いの時間をお楽しみください。

「音の環境芸術」による潤いと安らぎ 『Ruhe(ルーエ):夢見る貝』(及川 潤耶(おいかわ じゅんや))

場所・会場
市川市八幡1-1-1
問い合わせ
TEL047-712-8557文化芸術課

市民の広場

本広場への掲載は、各施設にある「市民の広場掲載依頼書」により、‘記載の決まり’に従ってお申し込みください。
なお、市民のみなさんの依頼に基づき掲載しており内容についての責任は負いかねます。

広報広聴課へのお問い合わせ
TEL 047-712-8632 FAX 047-712-8764

たのしもう【イベント・公演会】

薔薇(ばら)色のスペイン・大島暁油彩展
3月16日(火)~21日(日)午前10時~午後4時30分(21日は午後2時まで)
木内ギャラリー
TEL090-6304-0043大島

やってみよう【仲間募集~趣味・交流】

語学・教育

17音の無限の世界をご一緒に
第3水曜日午後1時30分~4時30分
市川公民館
月500円
鴫俳句会 市川支部
TEL047-371-7570山﨑(昼間)
英国人とニュースを楽しむ会です
第1~4火曜日午後1時30分~3時
曽谷公民館
月4,000円
ESS SOYA
TEL090-6658-4647加藤
中国の文化に興味のある方は是非
第2・4水曜日午後2時~4時
西部公民館
月2,700円
西部ニーハオ
TEL047-371-6311桜田

スポーツ・健康

卓球をコーチ指導で学び楽しもう
第2・4土曜日(指導者参加あり)、第1・3土曜日(練習会 指導者参加なし)午前9時30分~11時30分
東部公民館
入会金2,000円、月1,000円、練習会1回300円(当日参加者の方)
はじめての卓球会
.070-5433-8152瀧島
ストレッチでしなやかな体作り
第1~3月曜日午後2時~4時
八幡地域ふれあい館
入会金100円、月1,500円
新日本婦人の会
TEL080-7999-4963森

書道・絵画

若干募集 師は文化庁長官表彰者
第1~3金曜日午後6時~8時
男女共同参画センター
月大人5,500円、学生4,500円(競書代、試験代、雑費含む)
書道サークル松嶋会
TEL090-2165-9687大塚
描き彫り刷りの世界が体験できる
第1土曜日午前10時~正午
行徳公民館
月1,000円
市川木版画クラブ
TEL047-396-2497小出

いちかわ文芸

短歌 … 清水 麻利子 選

  • 四歳の子と晴れ晴れとかくれんぼ娘(こ)のテレワーク二百日を超ゆ
    • 北方 横山 裕子
  • 旅用の小さき器のクリームを使うこと決めたっぷり指に
    • 八幡 服部 眞知子
  • 種なしの葡萄に種のまぎれ入る当たりましたと思えば楽し
    • 田尻 石川 ちよ
  • 吾(あ)が手より終(つい)の水飲む黒猫の微かに熱き舌のざらめき
    • 若宮 細谷 浩一
  • 九十歳夢みる未来はないけれど曾孫(ひまご)誕生まだまだ生きる
    • 新田 原 陽子

短歌選評

緊急事態宣言で出勤者7割減が推奨され、横山さんの娘さんもテレワークが長引く。仕事の合間に子と遊んでやれるが、その苦労を気遣う。コロナ禍に旅行へ行けぬと嘆く歌は多い。服部さんは旅用のクリームを普段使いにする具体的表現で思いを込める。心も潤った筈(はず)だ。「思えば楽し」は石川さんの名言。思い悩むより切り替えるも良し。命終わる微かな熱を詠む細谷さん。新しい命に夢の湧く原さん。別れと出会いの春である。

各部門の締め切り日と掲載号

締め切り日現在で、直近の掲載号への応募作品とします。はがきなどの用紙に、未発表のものを締め切りごとに1人3作品(要ふりがな)まで

締め切り日(消印有効)/掲載号

俳句
3月19日(金)/5月1日号
短歌
4月20日(火)/6月5日号
川柳
5月20日(木)/7月3日号
  • ※締め切り日にご注意ください
応募方法
応募部門・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記のうえ、各締め切り日までに、直接または郵送で第1庁舎広報広聴課(〒 272-8501※住所不要)
問い合わせ
TEL047-712-8632同課

I・TOPICS(アイ・トピックス)

市川市内の話題・出来事をお届けします。

【Twitter】高谷JCTをクリーンセンター煙突にのぼって撮影[2月26日]

ちなみに煙突は高さ90mで内部はすべて階段なので上ると結構疲れます。また、上っている途中、階段から下がはっきりと見えるので私に同行してくれた高所が苦手な先輩はつらそうでした。

【Facebook】葛飾八幡宮初卯祭の様子をお届け[2月12日]

湯花神事は鉄釜で沸かされた湯の中に熊笹(くまざさ)を入れ、参拝客に湯をふりかけて無病息災を祈願するもの。かけてもらえれば1年間、無病息災で過ごすことができると言われています。

【Twitter】桜をまとうメジロがかわいい[2月19日]

天気も良く、青い空に濃いピンクが映えていました。こちらは河津桜でソメイヨシノより早く咲きますが、木によっては八分咲きでした。春はすぐそこまで来ていますね。

【Instagram】雨上がりに大きな虹が出ていました[2月15日]

#レインボー #二重虹

【Facebook】市役所のお仕事紹介 Vol.24
震災を乗り越え、生活再建を果たすための力になる(岩手県大槌町環境整備課 片山彰)[2月26日]

東日本大震災の復興に携わりたいとの思いから被災地への派遣に応募し、平成31年から岩手県大槌町で勤務しています。
大槌町で配属となった環境整備課は、道路・河川・公園・住宅の維持管理及び工事に関する都市基盤の整備を行っています。私が主として行っている業務は、災害公営住宅に入居された被災者の方に住宅の譲渡を行うことです。さまざまな手続きを経て災害公営住宅の譲渡が完了し、念願の自宅を手に入れた入居者の笑顔を見たときはとてもうれしかったです。3月で震災からちょうど10年となります。地震はいつどこで発生するかわかりません。もしものときに備えて、自分に合った避難行動を事前に確認し「命を守る取り組み」をしていただきたいです。

市公式フェイスブック

詳しくは市川市公式SNSを見てください。

Twitter
@ichikawa_shi
Facebook
@city.ichikawa
Instagram
@ichikawa_city

(広報広聴課)

広報うちかわ / UCHIKAWA

この広報紙が発行されるときにはもう3月ですね。
私は学生時代、コルトンプラザ内の飲食店でアルバイトをしていました。
市役所に入庁する直前の3月にそのお店で送別会を開いてもらい、同じ時期に就職する仲間たちとの別れに胸がキューッとなったのを覚えています。それと同時に4月からの新しい社会人生活にわくわくドキドキしていました。春は別れと出会いの季節といいますが、この時期独特のあたたかさと春の匂いは、自称人見知りの私には緊張の季節です。
今はアルバイトをしていたお店はなくなってしまいましたが、SNSなどでも友達とつながっていられます。いい時代だな、と思いつつも、早くコロナが落ち着いて友人たちと直接会っておしゃべりしたいです。そう遠くない時期にそんな日が来ることを信じています。
改めまして、卒業生のみなさんおめでとうございます。

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情報の問い合わせ

市川市 市長公室 広報広聴課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

広報グループ
電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
広聴・Webグループ
電話 047-712-8633 FAX 047-712-8764
政策発信プロモーショングループ
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