更新日: 2023年5月22日

広報いちかわ7月3日号 連載

新型コロナウイルス感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。
市の事業・イベントの中止(延期)情報は各担当課のWebページなどを確認してください。
市民の広場のイベントなどの開催については各団体まで問い合わせください。

前号の連載

目次

市民の広場

いちかわ文芸

ムラコシコラム

水害に強いまちを目指して

本格的な雨の季節となりました。第1庁舎から外を眺め空模様を気にしていると、3月13日の豪雨が思い出されます。当日は、時間最大51ミリメートルもの雨が降り、排水能力が追い付かず市内各所で道路冠水が起きました。
 これまでも、台風などで集中して雨が降ると浸水被害が発生していました。浸水対策は生命と財産に関わるものであることから、市の最重要課題であるとの認識のもと、ポンプ場の設置など総合的な治水対策に、計画的に取り組んできました。しかし、近頃は、全国的に台風や集中豪雨などの災害が頻発、激甚化し、本市においても市民生活に多大な影響を及ぼしています。
 そこで改めて、一日も早く市民のみなさまの水に関する不安を取り除けるよう、既存の対策を改めて見直し、緊急に補正予算を組んで特に対策が必要な地域の浸水対策に早急に取り組むこととしました。この対応によりこれまでの本市の浸水対策計画を約半年から1年前倒して実施できるものと考えています。
住みやすいまちは、災害に強いまちです。市民のみなさまが、安心して生活できる水害に強いまちを目指してまいります。

市長 村越祐民

歴史と文化の散歩道[100]

来て、見て、学んで 堀之内貝塚を歩いてみよう

▲VRで復元された堀之内貝塚の集落跡

 堀之内2丁目にある国指定史跡の堀之内貝塚は、縄文時代後・晩期(約4000~2500年前)の集落跡として知られ、公園として一般に公開されています。本年3月から、4KやVRなどの映像技術を駆使して、堀之内貝塚を多言語(日本語・英語・中国語・韓国語)の文字や音声でわかりやすく紹介する事業がはじまりました。この事業は、文化庁の補助金を活用したもので、市民だけでなく訪日や在住の外国人にも市川市の文化財を知っていただき、本市に対する関心を高めることを目的としています。
 堀之内貝塚については、これまでの調査研究の成果をもとに、貝塚での暮らしや遺跡周辺の自然環境をVRで再現したオリジナルの映像を挿入しています。珍しいところでは、1954(昭和29)年に堀之内貝塚で実施された早稲田・慶応・明治の3大学の発掘の様子を記録したカラーの動画も公開しています。

2次元コードこれらを視聴するには堀之内貝塚に設置された説明板や事業を紹介したチラシなどにある二次元コード(右記2次元コード、または下記リンク参照))をスマートフォンで読み取り、専用のホームページにアクセスする必要があります。
 視聴後は、ぜひ、堀之内貝塚にお越しください。貝塚内の5地点(A・B・C・D・E)にも詳細な説明板が設置され、説明の下にある二次元コードを読み込むと、説明に関係した画像を見ることができます。貝塚の形と大きさが実感できる堀之内貝塚は、小・中学生の郷土史の学習からシニアの史跡見学に至るまで、幅広い世代におすすめです。散歩気分で貝塚を歩いた後は、隣接する考古博物館にお立ち寄りください。館内では、堀之内貝塚での暮らしを再現したジオラマをはじめ、縄文土器・土偶・貝輪などの出土品を見学することができ、関連の図書なども販売しています。

(考古博物館 領塚正浩)

国指定史跡堀之内貝塚

第31回 いちかわスポット/ICHIKAWA SPOT

市川ゆかりの文化に触れる
文学ミュージアム

 市川市文学ミュージアムでは、市川市ゆかりの文学者、映像作家、写真家など、幅広いジャンルの作家の資料を保存、展示、収集をしています。通常展示フロアでは、「映画」「演劇」「小説」「詩歌」「文芸」の5つのコーナーから、脚本家・水木洋子、劇作家・井上ひさし、小説家・永井荷風、詩人・宗左近、評論家・小島貞二らの資料を中心に、市川市の多彩な文芸について紹介しています。また、企画展示室では、年に2回、企画展を開催しており、7月17日(土)からの企画展は、「かこさとし展―こどもはみらいにいきるひと―」です。大人から子どもまで幅広い世代が楽しめる内容となっています。

かとさとし展
通常展示フロア

場所・内容=市川市鬼高1-1-4メディアパーク市川2階
開館時間 平日午前10時~午後7時30分(企画展示室の入室は午後7時まで)、土・日曜日、祝日午前10時~午後6時(企画展示室の入室は午後5時30分まで)
※資料室は午前10時~午後5時(図書の閲覧、複写申し込みは午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は、翌平日休館)、館内整理日(毎月最終平日※8月と12月は除く)、年末年始
問い合わせ=TEL047-320-3334同施設

 

市民の広場

本広場への掲載は、各施設にある「市民の広場掲載依頼書」により、‘記載の決まり’に従ってお申し込みください。
なお、市民のみなさんの依頼に基づき掲載しており内容についての責任は負いかねます。

広報広聴課へのお問い合わせ
TEL 047-712-8632 FAX 047-712-8764

たのしもう【イベント・公演会】

ゆかたで作る小物作り(学生可)
7月10日・24日いずれも土曜日午前9時30分~正午
市民活動支援センター
500円
要申し込み
着物リメイク研究会
TEL047-322-3466阿部(夜間)
市川原爆の絵展
7月17日(土)~18日(日)午前10時~午後6時(18日は午後5時まで)
全日警ホール
市川原爆の絵展実行委員会
TEL090-5403-5002円谷(つむらや)
コード音楽会バイオリンの世界
7月17日(土)午後2時~4時10分/木内ギャラリー/てこな音盤倶楽部/TEL047-325-3440日下部
まなざしを見つめるまなざし展
7月30日(金)~8月1日(日)午前10時~午後7時
全日警ホール
NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク
TEL047-369-7522同団体(昼間)

やってみよう【仲間募集~趣味・交流】

語学・教育

世界のニュース・文化を知ろう
第1・3木曜日午前10時~正午
大野公民館
年2,000円
時事英語サークル
TEL047-338-0615石井(夜間)

舞踊・ダンス

皆で一緒にフラダンス
第1~4土曜日午前11時30分~午後3時30分
菅野公民館
入会金3,500円、月3,500円(小学生1,500円)、年会費3,500円
KWUM HULA Jr.
TEL080-1036-8796日色(夜間)

音楽・芸能

気軽な手品知人孫良し、講師有
第1・3水曜日午前9時15分~11時15分
いきいきセンター大洲
月600円
やさしいマジック
TEL090-1427-3813寺田(昼間)

その他

親子で学ぶ浴衣の着付けとマナー
月2回、6~9月の土・日曜日全7回午前10時~正午
本八幡地域ふれあい館
市川市市川和装礼法伝承の会
TEL047-339-4134早川(夜間)


子供将棋(初心者向け教室です)
第1・3日曜日午前10時~正午
勤労福祉センター分館
入会金2,000円、月1,500円
本八幡子供将棋教室
TEL090-6508-3925内ヶ崎(昼間)
大人将棋(初心者向け教室です)
毎週火曜日午前10時~正午
勤労福祉センター分館
入会金2,000円、月3,000円
本八幡将棋教室
TEL090-6508-3925内ヶ崎(昼間)

市民の広場

いちかわ文芸

川柳 … 南澤 たかを 選

  • 恋わずらい俺の主治医は登山靴
    • 大野町 佐々木 顕
  • お出かけはマスクゴーグル日よけ傘
    • 中山  大崎 豊太郎
  • フレイルが心配ソーシャルディスタンス
    • 柏井町 白土 武夫
  • 回遊を控え暮らしは深海魚
    • 奉免町 小田中 準一
  • 丸い石きみも苦労をしたのだね
    • 中国分 山下 寛治

【川柳選評】

顕さんの句。こうまで言って慕われたら、山もさぞ本望でしょう。以下、コロナ関連の3句が続きます。豊太郎さんの句。これからは熱射病にも注意が欠かせませんね。武夫さんの句。人々との密な関係で成り立つ生活。それが断たれると、フレイル(加齢による心身の衰え)も加速されますね。準一さんの句。「回遊」と「深海魚」の比喩がうまく対比しています。寛治さんの句。角のないまろやかな石、それを見詰める作者のつぶやき。「きみも」の「も」が効いています。

各部門の締め切り日と掲載号

締め切り日現在で、直近の掲載号への応募作品とします。はがきなどの用紙に、未発表のものを締め切りごとに1人3作品(要ふりがな)まで

締め切り日(消印有効)/掲載号

俳句
7月20日(火)/9月4日号
短歌
8月20日(金)/10月2日号
川柳
9月17日(金)/11月6日号
  • ※締め切り日にご注意ください
応募方法
応募部門・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記のうえ、各締め切り日までに、直接または郵送で広報広聴課(第1庁舎)(〒 272-8501※住所不要)
問い合わせ
TEL047-712-8632同課

広報うちかわ / UCHIKAWA

関東も梅雨に入りました。梅雨は私にとって一番嫌いな時期です。
晴れの日でも空がどこかどんよりしていて、気持ちまでどんよりしてしまいます。朝晴れていたからと思って油断して傘を持たずに出勤すると帰りに雨に打たれることもしばしば……。でも、ふと考えると、夏にいつも以上に晴れやかな気持ちになれたり、おいしいみずみずしい梨を食べたりできるのは、この時期の憂うつさや雨のおかげかもしれません。
つらい時期があるからこそ、それを乗り越えたときによりいっそうの幸せを感じられる。今は「幸せの貯金」をしている時期なんだと思います。そう考えて、家に傘を忘れて雨に打たれているときも耐え忍びます。

このページに掲載されている
情報の問い合わせ

市川市 市長公室 広報広聴課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

広報グループ
電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
広聴・Webグループ
電話 047-712-8633 FAX 047-712-8764
政策発信プロモーショングループ
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