更新日: 2023年5月22日

広報いちかわ12月4日号 連載

新型コロナウイルス感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。
市の事業・イベントの中止(延期)情報は各担当課のWebページなどを確認してください。
市民の広場のイベントなどの開催については各団体まで問い合わせください。

前号の連載

目次

市民の広場

いちかわ文芸

歴史と文化の散歩道[105]

東山魁夷の魅力あふれる記念館

写真:東山魁夷記念館の外観
▲東山魁夷記念館

東山魁夷記念館では、「人間・東山魁夷」をコンセプトに、日本画作品のほか、愛用品や直筆の書状など貴重な資料を展示し、東山魁夷の人となりを紹介しています。現在は、特別展「川﨑家の系譜‐東山魁夷と川﨑家の画家たち‐」を令和4年3月13日(日)まで開催しています。
 文化勲章受章者で市川市の名誉市民でもある東山魁夷は、1940(昭和15)年、日本画家の川﨑小虎の長女・すみと結婚、1953(昭和28)年には、市川市中山に東京美術学校(現東京藝術大学)の同窓である吉村順三設計による居を構え、1999(平成11)年の逝去まで、その生涯の大半を市川市で過ごし、「私の戦後の代表作は、すべて市川の水で描かれています。」という言葉をのこしています。
 東山魁夷にとって岳父にあたる小虎は、土佐派の流れをくむ祖父・川﨑千虎のもとで、幼少期より大和絵を学び研鑽(けんさん)を積んだことから、大正画壇においては新しい解釈による清新な大和絵の発表を重ね、日本画家としての地歩を固めました。一方で、新興日本画の開拓にも力を尽くすなど、生涯をかけて日本画家として恬淡(てんたん)たる姿勢を貫いたことから、魁夷にも日本画家として計り知れない影響を与えました。
 もとより川﨑家は、大和絵の大家・川﨑千虎にはじまり、その孫として、若くして大和絵の熟達をみせた川﨑小虎、戦後の日本画壇において目覚ましい足跡をのこした川﨑春彦、96歳を迎えてなお現代日本画壇を代表する画家の一人として健筆をふるう川﨑鈴彦、そして、独自性を発揮しながらも日展を主たる活躍の場として堅実なあゆみをみせる川﨑麻児まで、日本画の名門として、代々、清廉な精神と高い志が受け継がれています。
 本特別展では、川﨑家とゆかり深いリベラ株式会社が誇る珠玉のコレクションを中心に、長い伝統に支えられた日本画家の輝かしい血統を受け継ぐ川﨑家代々の作品世界を、東山魁夷の貴重な作品群とともに紹介しています。東山魁夷の日本画家としてのあゆみを知るうえにも、尊い絆に結ばれた川﨑家の画家たちの日本画の精華をご堪能いただければ幸いです。
 東山魁夷記念館で日本画の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。 

(東山魁夷記念館 石田久美子)

第33回 いちかわスポット/ICHIKAWA SPOT

子どもが安心して楽しめる場所
中央こども館

こども館は乳幼児から高校生まで、18歳未満のこどもたちの遊び場です。1階プレイルームの対象は小学生以上で、ミニバスケや卓球などの軽スポーツが楽しめます。さらにボードゲームやマンガを楽しめるフレンドコーナー、中学生以上が使用できるフリールームがあります。2階乳幼児専用コーナーには、赤ちゃん広場やブロック、絵本やままごとコーナーがあり、幅広い年齢の子どもが遊べる施設です。また、こども館では、本人または保護者からこどもに関する相談を受けています。発育・育児・生活習慣など何でもお気軽にご相談ください。

写真:1階プレイルームでこどもたちが遊ぶ様子
1階プレイルーム
写真:2階乳幼児専用コーナーでこどもたちが遊ぶ様子
2階乳幼児専用コーナー

場所・会場=鬼高1-1-4
開館時間=平日午前10時~正午、午後1時30分~5時、土・日曜日、祝日午前10時~正午、午後1時30分~4時30分
休館日=毎週月曜日(月曜が祝日の場合は、翌平日休館)、年末年始(12月28日~1月4日)、館内整理日(毎週最終平日)
問い合わせ=TEL047-320-3337同施設

市民の広場

本広場への掲載は、各施設にある「市民の広場掲載依頼書」により、‘記載の決まり’に従ってお申し込みください。
なお、市民のみなさんの依頼に基づき掲載しており内容についての責任は負いかねます。

広報広聴課へのお問い合わせ
TEL 047-712-8632 FAX 047-712-8764

たのしもう【イベント・公演会】

お花の教室クリスマス中高年向け
12月12日(日)午前10時~正午
メディアパーク市川
1,500円
要申し込み
フラワーパレット
TEL090-9854-2041村越
イコール保護猫譲渡会vol12
12月18日(土)午後1時30分~4時20分
行徳文化ホールI&I
要申し込み
市川のネコを考える会
TEL090-1112-4496徳武
第29回彩の会絵画展
12月14日(火)~19日(日)午前10時~午後6時(14日は正午から、19日は午後3時まで)
全日警ホール
彩の会
TEL047-323-1816小林
市川市手工芸連盟秋の作品展
12月8日(水)~12日(日)午前10時~午後4時(8日は午後1時から、12日は午後3時まで)
全日警ホール
市川市手工芸連盟
TEL047-373-5293牛尼(うしあま)
祈り届ける、色、光、香の小品展
12月24日(金)午後1時~4時30分、25日(土)午前9時~午後3時30分
木内ギャラリー
preostluce×sanbienikki.
TEL080-3417-4322鵜飼(うかい)

やってみよう【仲間募集〜趣味・交流】

スポーツ・健康

生涯スポーツ・簡化24式太極拳
第1~4土曜日午後3時~5時
行徳公民館
月2,500円
武術太極拳千鳥会
TEL047-358-1018美添(よしぞえ)
のびのび週1 子ども達の新体操
毎週木曜日午後3時~6時30分(年齢ごとに開始時間別)
国府台スポーツセンター
入会金1,000円、月3,500円、運営費あり
こうのだいRG
TEL090-5326-9894松嶋
おためし太極拳(体験見学無料)
毎週土曜日午前10時~正午
行徳公民館
入会金1,000円、3カ月分4,000円
あうん健康会
TEL047-397-2701市来(昼間)
初心者も高齢者も楽しめます
第1~4金曜日午前10時~正午
東部公民館
入会金1,000円、月3,000円
ヨガサークル 萩の会
TEL047-337-3405高崎
ヨガで楽しく 体力アップ
第2・4水曜日午前9時30分~11時
いきいきセンター市川
月1,000円
ヨガひまわり
TEL047-325-3133山口(夜間)

音楽・芸能

いっしょに 歌いませんか
第2・4火曜日午後1時30分~3時30分
東部公民館
入会金1,000円、月3,000円
愛唱歌の会
TEL090-3084-4762辻井(夜間)
楽しくゴスペルを歌いましょう
第1・3火曜日午後2時~4時
行徳公民館
月2,500円
ゴスペルハーモニー
TEL090-2430-8516川崎

書道・絵画

水彩画・油絵・デッサン
第2・4土曜日午前9時~正午
信篤公民館
月2,500円
みずいろの会
TEL047-359-5359高田

その他

1枚の紙から鶴やコマを作ります
第2・4火曜日午後1時30分~4時30分
鬼高公民館
入会金100円、月1,200円
新婦人市川支部(鬼高)
TEL090-7263-5379古田

いちかわ文芸

短歌 … 安田 恭子 選

  • 従兄(いとこ)逝き香典返しにとどきたり ひたすら作りし最後の米が
    • 八幡 八幡 静子
  • 短歌会に行くと決めし朝米研ぐに 水の目盛がピタリと決まる
    • 原木 中村 照代
  • 心底(しんてい)にいつ死してもが芽生えをり 齢はときに安らぎとなる
    • 関ヶ島 寺岡 光二
  • 気晴らしの散歩に励む病み上がり 往き交(こ)う人の笑みもなつかし
    • 新田 神林 洋右
  • 里芋の葉から葉へと一尋の 巣をかけし蜘蛛日毎太れり
    • 宮久保 富永 加代子

【短歌選評】

人間関係がぎくしゃくしてきている現代において親類縁者のなからいを、さわやかに継続してきた八幡さん。香典返しが故人の労作の米とは、涙のにじむ思いなり。日常の所作の一つひとつが美しいであろうと思わしめる一首、具体がよい。中村さんの張りのある一日が、始まる。上句と下句があいまって、切実に胸にひびいてくる。この静寂に満ちた深き諦念。除外例なき死に正対する寺岡さんの、大いなる示唆に頭をたれる。米寿を生きる神林さんは、病後。なんという心のやわらかさ。生きとし生けるものが皆、輝いて見えることであろう。ことに笑顔は、心にしみる。富永さんの継続した観察眼は、いずこにも存在する弱肉強食の世界を、冷静に捉えている。万物命あるものは、生きねばならない。

各部門の締め切り日と掲載号

締め切り日現在で、直近の掲載号への応募作品とします。はがきなどの用紙に、未発表のものを締め切りごとに1人3作品(要ふりがな)まで

締め切り日(消印有効)/掲載号

俳句
12月20日(月)/2月5日号
短歌
1月20日(木)/3月5日号
川柳
2月18日(金)/4月2日号
  • ※締め切り日にご注意ください
応募方法
応募部門・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記のうえ、各締め切り日までに、直接または郵送で第1庁舎広報広聴課(〒272-8501※住所不要)
問い合わせ
TEL047-712-8632同課

I・TOPICS(アイ・トピックス)

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市川市内の話題・出来事をお届けします。

【Twitter】鷹の実演イベントなど動植物園への支援に関する協定を締結[10月27日]

第1庁舎1階ファンクションルームで(株)グリーンフィールドとの本市動植物園への支援に関する協定の締結報告が行われ、鷹匠(たかじょう)の方が鷹のフライト実演をしてくださいました。この子の名前は蓮(れん)ちゃん、女の子です。翼開長約1m、体重860gの体でとても迫力のある力強い飛翔(ひしょう)を見せてくれました。

写真:鳥の鷹

【Instagram】朱色と黄色のコラボレーション[11月19日]

葛飾八幡宮での1枚。市内の銀杏も色づいてきました。朱塗りの随神門に鮮やかな銀杏(いちょう)の葉のコントラストは、市川が誇る秋の風物詩です。#イチョウ #銀杏 #葛飾八幡宮 #紅葉

写真:葛飾八幡宮の外観と銀杏

【Twitter】フォトスポットはじまりました[11月19日]

中央こども館、毎年恒例の年賀状シリーズ。来年の干支(えと)はトラ。12月26日(日)までフォトスポットで撮影ができます。かわいいトラの帽子を用意してみなさんのお越しをお待ちしています。#こども館 #干支 #トラ #年賀状

写真:かわいいトラの帽子を被る大人と子供

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詳しくは市川市公式SNSを見てください。

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@ichikawa_shi
Facebook
@city.ichikawa
Instagram
@ichikawa_city

(広報広聴課)

広報うちかわ / UCHIKAWA

今号の特集で車いすラグビーの練習の取材に行きました。
車いすラグビーを生で見るのは初めての経験で、初めは「ガシャーン」と車いすと車いすが激しくぶつかる音に、見ているこちらが怖くなってしまうほどでした。しかし、次第に慣れてくると、選手の激しいプレーに触発され、撮影にのめりこんでしまい、ふと気が付くとカメラを構える手に力が入っていました。
オリンピックやパラリンピックの盛り上がりは連日テレビなどで放送されていましたが、実際にメディアや人を通じて得るのとその場に立って間近で見て得る刺激では臨場感や迫力などが加わり全然違うなと改めて感じます。練習でこれだけ盛り上がっていて実際に国際大会を見たらどんな気持ちになるのでしょうね。
百聞は一見にしかず。他から聞いて膨らました頭の中のイメージだけではなく、実際に目にしたり体験したりすることの大切さを日々感じます。人生、何歳になっても勉強ですね。

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〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

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