更新日: 2023年5月22日

広報いちかわ2月5日号 連載

新型コロナウイルス感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。
市の事業・イベントの中止(延期)情報は各担当課のWebページなどを確認してください。
市民の広場のイベントなどの開催については各団体まで問い合わせください。

前号の連載

目次

市民の広場

いちかわ文芸

ムラコシコラム

交流が学芸を育む

体験型アート作品「ジオメトリック・ピンポン」
▲体験型アート作品「ジオメトリック・ピンポン」

 本号でも紹介しているICHIKAWA ART CITY。なかでもNakayama AIRはワークショップなどを通じて、アーティストと交流することができるのを特徴としています。きっと、作品の意図や手法から、現代の文化や世相、世界観にまで、アーティストとの会話が進むことでしょう。
 幕末の忍藩(現在の埼玉県行田市)に尾崎石城(せきじょう)という貧しい下級武士がいました。得意の絵で謝金を得ると借金を返し、料亭に繰り出して、身分にかかわらず武士や町人と議論しました。この交流が石城の知的好奇心を強め、日本や中国の古典から和歌、俳諧、歌舞伎、国語の字引、武士道、庭や花づくりにまで興味の対象を広げました。その様子を記した絵日記から、当時の人たちの助け合いの心と議論を楽しむ様子が窺(うかが)えます。
 今日、美術館などで、展示されている作品を見ることはできます。しかし、出会いや交流の場になることは稀(まれ)です。ICHIKAWA ART CITYでの交流を機に、ご自身の好奇心を刺激してみてはいかがでしょうか。
 さて、市川駅北口の近くにオープンした「市本」(いちぼん)では、一般的な図書館とは違って、飲食しながら本を読むことができるようにしました。ここも、本を通して、人が出会い、交流する場にしたかったからです。
 コロナ禍の中、飲食店で夜遅くまで議論することが少なくなりました。この状況だからこそ、交流の場が大切なのです。十分に感染対策がされているこれらの場所で、市民のみなさまが多くの芸術作品や本、人と出会い、多様な文化や知識に触れていただき、生涯にわたって知的好奇心を抱き続けていただければ幸いです。そして、石城の絵日記の人たちのように、市民のみなさまが相互に助け合い、闊達(かったつ)に生活されることを祈っております。

市長 村越祐民

第35回 いちかわスポット/ICHIKAWA SPOT

無病息災を祈願する2月の奇祭
白幡天神社

 約800年前の治承4(1180)年、下総に入った源頼朝が当地に源氏の旗印である白旗を掲げたことから名づけられたとされる白幡天神社。菅野の住宅街に広がる約2000坪の境内には緑の木々が生い茂り、梅や桜、萩など四季折々の花々が楽しめます。その他にも境内には、この地で晩年を過ごした永井荷風や幸田露伴の文学碑があり、白幡天神社は永井荷風の「断腸亭日乗」や、露伴の娘幸田文の作品に登場しています。また、1月の天神祭や5月の菖蒲葺(しょうぶふ)きなど、季節を感じる多くの年中祭事が地域に根差しています。
 中でも今日では奇祭といわれているのが、毎年2月20日に行われる「湯の花祭り」です。大釜にぐらぐらと煮えたぎらせた熱湯を、束ねた熊笹(くまざさ)で参詣者に振りかけ、1年の無病息災を祈るもので、春を呼ぶ祭りとも呼ばれています。400年以上前の安土桃山時代から伝わるとされる大変珍しい伝統神事です。

菅野の住宅街に鎮座
菅野の住宅街に鎮座
400年以上続く伝統行事「湯の花祭り」
400年以上続く伝統行事「湯の花祭り」

場所・会場=市川市菅野1-15-2
問い合わせ=TEL047-373-6351歴史博物館

市民の広場

本広場への掲載は、各施設にある「市民の広場掲載依頼書」により、‘記載の決まり’に従ってお申し込みください。
なお、市民のみなさんの依頼に基づき掲載しており内容についての責任は負いかねます。

広報広聴課へのお問い合わせ
TEL 047-712-8632 FAX 047-712-8764

たのしもう【イベント・公演会】

市川交響吹奏楽団定期演奏会
2月12日(土)午後2時~4時
行徳文化ホールI&I
市川交響吹奏楽団
TEL070-2631-7037川井

やってみよう【仲間募集〜趣味・交流】

語学・教育

朗読で楽しく声出し元気になろう
第1・3土曜日午前9時30分~11時30分
いきいきセンター鬼越
月1,000円
鬼越朗読同好会
TEL047-326-0543前山(昼間)
英会話のための中学英語の総復習
第2・4日曜日午後1時30分~3時30分
本行徳公民館
講師の謝礼月3,000円、その他(部屋代、印刷代)500円
ゆっくり英会話
TEL047-328-7008利根川(昼間)

スポーツ・健康

健康麻雀で脳を若く 女性限定
第1~3月曜日午後1時~4時
西部公民館
1回500円
健康マージャンすずめ
TEL090-4543-4108新井(昼間)

舞踊・ダンス

体験フラレッスン毎月第3土曜日
毎週土曜日午前10時~正午
若宮公民館
入会金1,000円、月3,000円
アロハ マウロア
TEL090-1532-9893千賀

音楽・芸能

詩吟 60歳以上 見学を歓迎
第2・4火曜日午前9時15分~11時15分
いきいきセンター市川
月1,000円
市川詩吟同好会
TEL047-323-3737川澄(昼間)
混声合唱を楽しみませんか
毎週木曜日午後6時30分~9時
男女共同参画センター
入会金1,000円、月3,500円
市川混声合唱団
TEL090-5430-7320篠田
童謡・唱歌&ボイストレーニング
月1回水曜日午後1時30分~3時30分
鬼高公民館
月2,000円
歌声さざんか
TEL090-6536-4232岡本

書道・絵画

暮らしに役立つ実用毛筆・ペン字
第2・4木曜日午前10時~正午
若宮公民館
入会金1,000円、月3,500円
実用書道クラブ
TEL047-332-0503安斎(夜間)
もらってうれしい絵手紙ご一緒に
第1月曜日午前10時~正午
市川公民館
入会金100円、月900円
新婦人市川支部(さくら)
TEL047-326-8707新村(昼間)

その他

俳句は脳のビタミン剤。あなたも
第2・4金曜日午後1時~4時
男女共同参画センター
1回1,000円
俳句「河」
TEL090-2249-6469愛甲
老壮者の知識向上と会員の親睦
第2・4金曜日午後2時~4時
全日警ホール
半年4,000円
市川中央老壮塾2期生
TEL047-335-4336阿部(夜間)

市民の広場

いちかわ文芸

俳句 … 渡辺 輝子 選

  • 正月の花活けてあり無人駅
    • 新田 山口 輝雄
  • 行く秋や隣の墓は更地なり
    • 国分 髙橋 敏男
  • 干布団母に抱かれしごとく寝る
    • 下新宿 小松 富子
  • 落葉焚き煙の立たぬ歌うたう
    • 田尻 石川 ちよ
  • 音もなく散る山茶花の露地に老い
    • 新田 神林 洋右

【俳句選評】

山口さん。駅舎も駅員もおらず、乗り降りする僅(わず)かな人への心遣いがあたたかい。髙橋さん。あと取りが居ないのか、売らねばならない複雑な心境が切ない。時代の反映かも。小松さん。干布団のぬくもりで母子の情の通い合うひと時。石川さん。焚火(たきび)はだめでも歌なら許されよう。「煙の立たぬ」が風刺的。神林さん。永年住み馴(な)れた我が家。老いたおだやかな日常が偲(しの)ばれる。

各部門の締め切り日と掲載号

締め切り日現在で、直近の掲載号への応募作品とします。はがきなどの用紙に、未発表のものを締め切りごとに1人3作品(要ふりがな)まで

締め切り日(消印有効)/掲載号

川柳
2月18日(金)/4月2日号
俳句
3月18日(金)/5月7日号
短歌
4月20日(水)/6月4日号
  • ※締め切り日にご注意ください
応募方法
応募部門・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を明記のうえ、各締め切り日までに、直接または郵送で第1庁舎広報広聴課(〒272-8501※住所不要)
問い合わせ
TEL047-712-8632同課

広報うちかわ / UCHIKAWA

2022年も始まって早1カ月。この市役所で働き始めて1年が経ちました。
1年前と比べると、さまざまな変化がありましたが、1番の変化は、多くの人と出会えたことです。いつもよくしてくださる先輩、悩み相談に乗ってくれる同期など、大切な人がたくさんできました。日々のコミュニケーションでもっと頑張ろうと思うことができます。また、コロナ禍で会えなかった親友と約1年ぶりに会って、くだらない話を1日中することで、とても元気になれました。そういった友人との関わりがあまりできませんが、とても大切なんだと改めて実感しました。先輩方に比べるとまだまだ経験も少なく、仕事をしていても力不足を感じてばかりです。悔しくなるときもたくさんありますが、そのたびに励ましてくれる友人がいてくれることに感謝し、初心を忘れず、また1年後ここで思い出話ができるよう節分の豆を食べながら頑張りたいと思います。

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情報の問い合わせ

市川市 市長公室 広報広聴課

〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号

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