更新日: 2025年6月7日
広報いちかわ6月7日号 特集
特集1:市川の自然、生き物について知って・考えて・行動しよう
特集2:おいしく かしこく 野菜を食べよう
[特集]目次
【6月は環境月間】市川の自然、生き物について知って・考えて・行動しよう
都心近くにある本市ですが、豊かな自然が広がり、さまざまな種類の生き物が生息している環境があります。
6月の環境月間に合わせて、 市内の環境状況について知り、イベントなどに参加してみませんか。
問い合わせ=TEL047-712-5781総合環境課
自然共生サイト 国分川調節池緑地

ここには生き物がいっぱいいるよ

ツバメのおやこ

カワセミ

クビキリギス

カルガモ

アリアケスミレ

オオヨシキリ

ツチイナゴ
自然共生サイトってなあに

自然共生サイトとは、環境省が認定する「⾥地⾥⼭や都市の緑地など⺠間の取り組みなどによって、⽣物多様性の保全が図られている区域」のことです。
3月に「国分川調節池緑地自然ふれあいゾーン、散策・休息ゾーンの一部」が市内で初めて認定されました。3月時点で、全国では328カ所、県内では11カ所が認定されています。
評価されたPOINT
・希少な動植物種が生育している
・地域の中⾼⽣、市⺠団体と本市が協働調査体制を有している など
地域との連携
自然共生サイトに選ばれた要因として、地域との連携体制が高く評価されたことがあげられます。生物多様性を守るために連携して取り組んだ活動の一部を紹介します。
市内の中学・⾼等学校5校の⽣物系部活動などの⽣徒と市⺠団体、本市が行う協働モニタリング


中学・⾼校⽣らが講師となり、⼩学⽣に昆虫を教えるイベント

市川に数多くの生き物がいるのは、地域の方々が自然環境を大切に守っているおかげで、今後は私も担い手として継いでいきたいと、一緒に活動をして感じました。
また、小学生と行った生き物協働調査では、足元にいる小さな生き物を見つけるのが私たちよりも上手なことなど、新しい気付きがあって面白かったです。
みなさんも、自然が多く残っている公園や博物館を訪れたり、生活の中で気になった生き物を調べたりすると、地域の特徴が分かるなど、意外な発見や驚きがあるかもしれません。
「ネイチャーポジティブ」を知ろう
ネイチャーポジティブとは、「自然を守り、壊れた生態系を回復させることでプラスの状態にすること」です。
ネイチャーポジティブを達成するための目標として30 by
30(サーティ・バイ・サーティ)があり、「2030年までに陸と海の30パーセント以上を健全な生態系として効果的に保全する」ことを目指しています。自然共生サイトの認定は、30 by
30達成に向けて大きな貢献となります。
現代の豊かで快適な暮らし(毎日食べる食材、木材や医薬品など)は、生物多様性の恵みに支えられていることを改めて考えてみませんか。
生物多様性について考えて、イベントなどに参加してみよう
生物多様性ってなあに
地球上には多種多様な生物がいて、お互いに影響を及ぼし合うことで生態系がつくられています。この豊かな個性とつながりのことを「生物多様性」といいます。
私たちの暮らしは多くの部分で生物多様性によって支えられています。例えば呼吸に必要な酸素を作る森林や、レクリエーションを行う場としての自然環境など多くの恩恵を受けています。
その半面、生物多様性への理解や行動が十分浸透していないことが課題となっています。

アオサギ

アシハラガニ

(上)ウチワヤンマ、
(下)コフキトンボ

ハイタカ

(左)フジバカマ、
(右)アオスジアゲハ

メジロ
いちかわ生きものマップ

市で募集している「生物多様性モニタリング調査員」から寄せられた四季折々の生き物の情報を「いちかわ生きものマップ」として、市公式Webサイトに掲載しています。
調査員は誰でもなることができ、投稿のお礼として投稿した写真の缶バッジをもらえます。あなたも調査員になってみませんか。詳しくは下記2次元コードで確認してください。
問い合わせ=TEL047-712-6307自然環境課


※アオサギからメジロまでの写真は、調査員から投稿されたものです
参加できるイベント
本市が持つ魅力あふれる自然環境や生物多様性について知識を深めるチャンスです。
トビハゼをさがせ

館内のあちこちに隠されたトビハゼの写真を探して、トビハゼからのメッセージを解読するゲームを実施します。参加者には、トビハゼを作れるクラフトをプレゼント。
日時=6月13日(金曜)~15日(日曜)午前9時~午後4時30分
場所・会場=あいねすと(行徳野鳥観察舎)
申し込み・応募=当日同施設で受け付け
問い合わせ=TEL047-702-8045同施設
長田谷津散策会【月1回開催】

緑の谷津の風景を楽しみながら散策します。
日時=6月14日(土曜)午前10時~11時30分(荒天中止)
場所・会場=集合=動物園券売所前、散策=長田谷津(大町公園)
問い合わせ=TEL047-339-0477自然博物館

「いちベジ」のロゴマーク
【6月は食育月間】
おいしく かしこく 野菜を食べよう
みなさんは毎日の食事で野菜を食べていますか。
野菜には健康に欠かせないさまざまな栄養が含まれています。いろいろな野菜を取り入れて、元気に過ごしましょう。
問い合わせ=TEL047-316-1036健康支援課
今が旬 市川の枝豆を召し上がれ
地元ならではの新鮮さ うまみの濃さと風味の良さが魅力

私の畑では、品種を変えながら5月から9月中旬ごろまで枝豆を育てています。
枝豆は一般的に7月ごろが一番おいしいといわれていますが、私が育てる茶豆風味の「神風香(かみふうか)」という品種は、早生(わせ)でもうまみが強いのが特徴です。
おつまみのイメージが強い枝豆ですが、実はタンパク質やイソフラボン、ビタミン・ミネラルなど多くの栄養が含まれていて、子どものおやつや赤ちゃんの離乳食にもぴったり。少し硬めに塩ゆでして素材そのもののうまみを味わってもらいたいです。
枝豆は新鮮なほど甘みとうまみが強いので、購入後はすぐに茹(ゆ)でるとおいしさと栄養を保つことができ、冷凍用ポリ袋に入れて冷凍保存すれば、手軽に料理に栄養と彩りを添えてくれます。
【カンタン】枝豆のおいしい茹で方は下記2次元コード


市川産の枝豆を手に入れられる場所
- 道の駅いちかわ
- JAいちかわ行徳・妙典・浦安支店の農産物販売(毎週木曜日午前10時から) など
すごいぞ野菜の効能
野菜に含まれる主な栄養素は、ビタミン・ミネラルや食物繊維などで、体にうれしい効能が盛りだくさんです。
【ビタミン・ミネラル】栄養素の働きを助け、体調を整えます。
【食物繊維】便秘や生活習慣病を予防します。
特に多く含まれる【ビタミンA・C・E】
免疫力を高める働きや体の酸化予防、アンチエイジング効果があります。
ビタミンA(βカロテン)
ニンジン、春菊、ホウレンソウ、カボチャ、チンゲン菜、小松菜
【吸収率アップの豆知識】
油で調理する(炒める・揚げる)、ドレッシングをかける、脂質が多い食材と一緒に取る
ビタミンC
トマト、小松菜、ブロッコリー、赤ピーマン、ホウレンソウ
【吸収率アップの豆知識】
水に溶けやすく熱に弱い性質のため、スープなど汁ごと食べる料理や電子レンジでの短時間調理がおすすめ
ビタミンE
カボチャ、ホウレンソウ、モロヘイヤ、ブロッコリー、赤ピーマン
【吸収率アップの豆知識】
油で調理する(炒める・揚げる)、ドレッシングをかける、脂質が多い食材と一緒に取る(ごまやナッツなどの種実類と一緒に取ればさらにアップ)

350グラムの生野菜は両手で3杯分

加熱すると片手で3杯分
1日に必要な野菜の摂取量は350グラム以上
日本人の野菜摂取の平均値は256グラム(出典:令和5年国民栄養調査)で、摂取目標に100グラム程度足りない状況です。特に20代は摂取量が最も少なく、30代以降は年齢が上がるとともに摂取量が多くなっています。
毎日の食事で、小鉢1皿程度多く食べるよう心がけましょう。
【物価高騰の中でも賢くひと工夫】
野菜の上手な取り入れ方5つのポイント
すぐに実践できる効率的な野菜の使い方を紹介します。

[1]旬の野菜を活用
栄養価が高くうまみが強いので、おいしく食べられ、価格も抑えられます。
[2]旬のおいしさを長持ちさせる保存方法
食材 | 冷蔵保存 | 冷凍保存 |
---|---|---|
トマト | キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れ、ヘタ側を下にして野菜室で保存。 | そのまま冷凍用ポリ袋に入れて冷凍。使用時は、5分程室温に置くとそのまま切ることができ、水にさらすと皮がきれいにむける。 |
パプリカ | 縦半分に切ってワタとタネを除き、切り口の水分をキッチンペーパーでしっかりとふき取ってから、切り口を下にして野菜室で保存。 | 食べやすく切ってから冷凍用ポリ袋に入れて冷凍。凍ったまま炒め物やマリネに使え、水気を絞るとおひたしでも食べられる。 |
オクラ | キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存。 | そのまま冷凍用ポリ袋に入れて冷凍。冷凍すると産毛が取れるので、生でそのまま食べることができる。 |
【冷凍のポイント】
- 食材の水分はしっかり取る
- 平たくする
- 加熱後はあら熱を取る
- アルミバットに並べて冷凍する
[3]無駄にしない野菜の切り方
タマネギ

上部を少し切り、皮をむく。
残った茶色い皮のみ
包丁で切り取る。
キャベツ

芯は切り取り、捨てずに薄切りやみじん切りにして使う。
ナス

ヘタの先を包丁で切り、残ったヘタを取る。
ピーマン

タテに半分に切る。
ヘタの部分だけ外側から内側にもぎ取る。
[4]1年を通して比較的価格が安定している食材を活用
もやしや豆苗(とうみょう)、乾物、冷凍野菜、缶詰を活用すると経済的です。
[5]カット野菜などを使う
少量使いたい時など、無駄なく食べられます。
学校給食に学ぶ 食育のヒント
市立学校では、栄養バランスがよく安全でおいしい給食を届けるとともに、子どもたちが食に関心を持ち、「大人になった時に食事の栄養バランスを自分で考えられるように」食育を推進しています。
稲荷木小学校での取り組みを紹介
-
食品を色分けし、それぞれの効能を職業に見立てることで、低学年にもわかりやすい、バランスのよい食事の取り方を日々の給食で繰り返し伝えています。
黄色(炭水化物、脂質など)=体を動かすスポーツ選手
赤(タンパク質、カルシウムなど)=体をつくる大工さん
緑(ビタミン、ミネラルなど)=体の機能を調節するお医者さん - 毎日、干支(えと)の生き物で型抜きした野菜6個程度を給食に入れ、当たった児童に干支のシールをプレゼントしています。当たる確率は1/100程度。給食の時間がより楽しく、また苦手な野菜を少しでも食べられるように取り組んでいます


野菜をたくさん取れる 栄養士おススメの献立

- カレーライス・肉じゃが=比較的味付けの濃い献立や子どもが好きな具材と一緒なら、たくさん野菜を食べられます。
- ひじきのマリネ=ひじき煮と野菜をドレッシングであえたもので、子どもたちから大人気。
- きんぴらサラダ=きんぴらごぼうと野菜をドレッシングであえたもので、食べやすさ抜群。


食育の講座やイベントを紹介
詳細は改めてお知らせします。
市内鮮魚店でのスズキ販売
市川の漁師が水揚げしたスズキを市内鮮魚店で販売します。
詳細はインフォメーションページ参照。
日時=6月13日(金曜)
「市川のなし」フェア

知名度や歴史、品質と味の良さが定評の「市川のなし」を販売します。
日時=8月予定
食育講演会

料理研究家を招き、災害時の食生活についての講演会を開催します。
日時=9月27日(土曜)予定
いちかわ三番瀬まつり

市川漁港にて、市川の水産業に関するさまざまな企画を実施します。
日時=10月予定
農水産まつり

市川産の農水産物の販売や野菜レシピの配布などを行います。
日時=12月13日(土曜)予定
市内鮮魚店及び行徳支所での生ノリ販売

市川産の生ノリを市内鮮魚店及び行徳支所で販売します。
日時=1月予定
このページに掲載されている
情報の問い合わせ
市川市 市長公室 広報広聴課
〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号
- 広報グループ
- 電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
- 広聴・Webグループ
- 電話 047-712-8633 FAX 047-712-8764
- 政策プロモーショングループ
- 電話 047-712-6994 FAX 047-712-8764