更新日: 2023年5月16日
新型コロナウイルスの感染防止のため、記載された催しなどが中止または延期となる場合があります。 開催状況については各主催者にお問い合わせください。 |
特集:性の多様性を理解しよう「自分らしさ」は人それぞれ
【申し込み事項記入例】
|
[特集]目次
性の多様性を理解しよう「自分らしさ」は人それぞれ
日本にどれくらいのLGBTQの方々がいると思いますか。株式会社LGBT総合研究所の調査では約10.0%(10人に1人)となっており、LGBTQの当事者は身近にいます。誰もがそれぞれ違いを認め合い自分らしく生きていくためには、正しく理解することが重要です。
問い合わせ=TEL047-322-6700多様性社会推進課
世の中は男と女。本当にそうですか。
◎L(Lesbian):同性を好きになる女性
◎G(Gay):同性を好きになる男性
◎B(Bisexual):同性も異性も好きになる人
◎T(Transgender):心と体の性が一致しない人
◎Q(Questioning):性が明確でない人、意図的に決めていない人
※この他にもさまざまなセクシャリティがあります
インタビュー
▽同性を好きになる女性(レズビアン)
【不安に思うこと】
やはり住まいが一番不安です。現状は賃貸で、同居人として契約しているので、もし契約者である私に何かがあったら、パートナーは家を出ざるをえないのか。また今後新たに住まいを探すにあたり、女二人、友人という条件では年齢を重ねるごとに入居が難しくならないのか、ということです。
次に病気などの時です。最近は同性パートナー向けの保険もでてきていますが、それを選ばない限り、片方が死亡しても遺産が相続できないことです。急に病気になったときも、市や病院によって対応は違うかと思いますが、法的な家族でない場合は緊急の際に立ち会えないこともあります。それを考えると恐ろしいです。
【大変な思いをした経験】
一番はうそをつき続けることです。
カミングアウトしていない職場ではパートナーの性別を「男性」ということにして話を合わせている現状です。
10年付き合っているなどと話すと「なぜ結婚しないの?」と必ず聞かれます。
「法律で認められていないから」 と言えればそれで終わりですが、職場での立場や人間関係の悪化をおそれ、うそをつき続けます。
本当は結婚したいのに、「婚姻という形にはこだわってない」などと言い逃れることしかできません。セクシャルマイノリティの多くの人は、そうすることが当たり前のようになってしまっているかもしれません。
【世間に伝えたいこと】
目の前にいるこの人はもしかして同性パートナーがいるのかもしれない、恋愛対象が同性なのかもしれない、と少しでも考える余地をもってもらいたいです。理解してほしいとまでは言いませんが、存在していることを知ってほしいです。
実際に私もカミングアウトするときは人を選びます。
こちらも偏見で選ぶのは申し訳ないですが、差別しそうな人には決して本当のことは怖くて言えません。
▽トランス男性(以下T)(人に説明する場合「オンナノヒトからオトコノヒトになった人」と話しているそうです)×バイセクシャル女性(以下B)
【不安に思うこと】
同性婚ができないということは、婚姻関係にある人や事実婚の人たちが得られる制度や権利が受けられないという問題があります。(B)
また、同性パートナー同士で子どもを持つ選択をしたとき、周囲からの偏見、子どもへの風当たり、自分たちにセクシュアリティ(特にトランスである場合)をいつ、どのように伝えるかの問題はとても悩みます。(B/T)
【大変な思いをした経験】
病院の受診などで問診票の性別記載欄に悩みます。(T)
待合室にて本名で呼ばれると周囲から注目を浴びたり、入院の際戸籍上の性別の部屋に割り当てられることが多く、怖がられたり自分が怖い思いをしたりします。(B/T)
また、仕事を探すときにセクシュアリティをオープンにするか迷い、面接のどの時点で配慮事項を伝えるか悩んでしまいます。過去に内定をいただいてから、セクシャリティを伝えたところ、内定が取り消されたという事例が全国であります。(B/T)
【世間に伝えたいこと】
性別や性的指向を、他人事ではなく自分事として一緒に考えていただけたらうれしいです。(B/T)
「アライ」を広げよう
アライ(Ally)とは「支援者」「味方」を意味します。
LGBTQについて理解を深めたり、寄り添って悩みを聞いたり、自分のできる範囲からはじめ、アライの輪を広げていきましょう。
◎学ぼう
◎想像しよう
◎行動しよう
アライの方のインタビュー
▽みんな同じ/訪問看護ステーションなのは 高島梓さん
私は女性として女子トイレや女子更衣室を当たり前に使い、男性を好きになり結婚し子どもがいます。これは私にとっては普通のことですが、他の人にとっても「普通」でしょうか。さまざまな方と接する中で、それぞれの価値観があるように、性の形も色々あるのは当然です。私はアライという立場ではなく、人と人として皆さんと接しています。
男らしさ、女らしさってなんでしょう。誰もが持ち合わせている私らしさ、あなたらしさでよいのではないでしょうか。ただ目の前にいる人と時間を過ごし、思いを共有し、仲良くなる。抱えている生きづらさ、困り事、何が不安で、何が好き、とお互いを知りゆく中でお互いを理解をする。共に考え、悩み、支え合いながら一生懸命この街で一緒に生きていく。それだけです。
LGBTQ相談窓口
◎多様性社会推進課問い合わせフォーム
https://faq.city.ichikawa.lg.jp/faq/faq/web/form101.html?section=08070000
◎千葉県弁護士会 専門相談
TEL043-306-9873(相談予約)
https://www.chiba-ben.or.jp/soudan/consultation/lgbts.html
12月4日~10日は人権週間です
国際連合は、昭和23年12月10日に行われた国連の総会で「世界人権宣言」を採択しました。日本では同日を最終日とする1週間を「人権週間」と定めています。
人権は、人が人として生きるために当然な、誰もが生まれながらに持っている権利です。自分自身を大切にするように、相手の立場に立ち、人に対して思いやりの気持ちを持つだけでよいのです。この機会に、人権問題を自分自身の問題と受け止め、お互いの人権を考えてみませんか。
人権に関する相談は人権擁護委員が受けており、市では18人の委員が活動しています。また、LGBTQなどに関する相談も受け付けています。
問い合わせ=TEL0570-003-110みんなの人権110番(法務省)
11月30日(月)~12月4日(金)アイ・リンクタウン展望施設にて人権週間に関する展示を行います。
このページに掲載されている
情報の問い合わせ
市川市 市長公室 広報広聴課
〒272-8501
千葉県市川市八幡1丁目1番1号
- 広報グループ
- 電話 047-712-8632 FAX 047-712-8764
- 広聴・Webグループ
- 電話 047-712-8633 FAX 047-712-8764
- 政策プロモーショングループ
- 電話 047-712-6994 FAX 047-712-8764