更新日: 2025年3月12日
適正な服薬に努めましょう
年齢を重ねると、複数の病気を持つ人が増え、受診する医療機関や服薬する薬の数も多くなる傾向にありますが、複数の医療機関から処方された同じ効能の薬を重複して服薬したり(重複服薬)、多くの種類の薬を服薬することで(多剤服薬)、副作用が起きる場合があります。
重複服薬とは
複数の医療機関を受診している場合に、同じ効能の薬が重複して処方され、それを服薬することです。
多剤服薬とは
必要以上に多くの種類の薬が処方され、服薬することです。
重複・多剤服薬の問題点
1 体の負担が大きくなる
薬を重複して服薬すると、薬本来の効果が発揮されないばかりか、薬の効き目が強くなりすぎたり、他の薬同士の飲み合わせ(相性)が悪く、逆に体の不調を招いたり、副作用を起こす可能性が高まります。
2 医療費の負担が大きくなる
同じ効能の薬を複数処方されると、ご本人様が、その分医療費を多く支払うことになります。服薬を見直すことで医療費の節約に繋がる可能性があります。
重複・多剤服薬を防止するために
1 かかりつけ医やかかりつけ薬局をもつ
あなたの日頃の健康状態をよく知っていて、身近で頼りになる「かかりつけ医」を持ちましょう。
あなたの服薬歴や、副作用・アレルギーの有無などを把握したうえで薬を調剤してもらえるよう、また、複数の医療機関にかかっている場合は薬の飲み合わせを確認してもらえるよう「かかりつけ薬局」を持ちましょう。
2 お薬手帳の活用
「お薬手帳」を用いて医師や薬剤師に薬の重複や飲み合わせを確認してもらいましょう。また、お薬手帳は1冊にまとめて自分の病気と薬をすべて把握してもらいましょう。
重複受診・重複服薬対策
本市では、診療報酬明細書(レセプト)をもとに、重複受診・多剤服薬の可能性のある国民健康保険に加入している被保険者の方を対象に、健康の保持増進や医療費の適正化を目的とした保健事業に取り組んでおります。
対象となった方には、適正服薬の情報通知をお送りし、その後お電話等にて服薬状況についてお伺いする場合があります。
通知が届いた場合は、かかりつけ医や、かかりつけ薬局に持参し、相談にご活用ください。
このページに掲載されている
情報の問い合わせ
市川市 保健部 保健センター 健康支援課
〒272-0023
千葉県市川市南八幡4丁目18番8号
- 予防接種グループ
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FAX 047-376-8831